衣・考

松本衣デザイン専門学校校長・太田が、衣服とその周辺、デザイン他について感ずること考えることを書きます。

上野、青山、アントワープ、パリ

2006-11-30 12:25:07 | 衣・考
正確には、安曇野ー上野ー青山ー上野ーアントワープーパリの順でまわって、もどってきました。
最後が゛コレット゛でしたが、さすがに月曜日の昼なのに大混雑!日本に昔よくあった「洋服展示会」状態の店作り。店員さんも、まあイケメンをそろえたのでしょう、と言う程度。接客術は、プロっぽくはない。それがおしゃれかもしれませんが。私がジルサンダーのJKを試着して、いつもどおりに大変なたすき皺が出ているのに、何が悪いのか、不満なのか理解できないなどと言う。むりやり売ろうとしたのか、日本人をバカにしているのか。価格は、ジルサンダーが一番安いぐらいのもので、全部がカジュアルなのに、高額品ばかり。カジュアルなのに「工芸品」みたいな服が多い。レース、オーガンジー、リボン使用など。客は、世界中からの観光客が大半、パリジェンヌは、たぶんFモデル。英国ツイードのJKを試着していたけれど、「生パリコレ」そのもの。なにを着てもさまになるのに、美しいし、ぴったり合ってしまうのに、この場合は、何をご本人は、問題にしているのだろう。
思い出すにうつくしかった。とくに後ろ姿が格別!後ろのぺプラムだけに、分量のあるフレアがはいっていて、前は、当たり前のブレザーJK。C‘est parfee!
ひきかえ、‘マリールイザ゛のほうは、客はひとり、品揃えにも魅力無し。ターゲットは、パリのマダム層かな?
アントワープでは、ウィンドーもおしゃれな道行く人も、圧倒的に「黒」がトレンドでしたが、パリでは、茶系、グレー、オリーブと、いつも変わらないパリの色という感じ。明日は、街、建物・・・M