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グリスを必要量、必要部分に塗布

2022年02月21日 | メンテナンス

 

 

さて最近の老メカですが、、、

 

何をしているのかというと、、、

 

ここのところ車検整備や定期点検などのお仕事が続いていて、、、(その他にもいろんな事していますけどね。。。)

 

 

 

こちらは定期点検のひとコマになるのですけど、、、

 

24か月定期点検ですので、、、

 

 

ホイールを外してハブのオイルシールも外しベアリングを見ているところです。。。

 

 

 

あれッ、、、

 

 

液体を発見しました。。。

 

液体の正体は、、、キレイなH2O、、、水です。。。

 

ここに水がなぜ入ってしまったのかというと、、、

 

 

この外したオイルシールの経年劣化やリップ部のグリス切れが主な原因になります。。。

 

オイルシールはゴム部品ですので、、、年数が経つとひび割れたり、、、張りが無くなり延びたりもいたします。。。

 

すると、、、役目を果たさなくなり外部から内部に入れたくない物が入っちゃうのです。。。

 

今回ですが初の24か月定期点検ですので、、、(このバイクの場合は新車時からもうちょっと年数が経っています。。。)オイルシールは新品に交換し、、、

 

 

グリスを必要量、必要部分に塗布して、、、

 

 

組み直しました。。。

 

ちょうど水が入り始めたばかり???まだベアリングには水は回っていないかな?という判断をし、、、組みましたが、、、経過観察という事で。。。

 

 

 

老メカの グリスを必要量、必要部分に塗布 ですが、、、

 

まず先に水はどこから入ってしまったのか? ですが、、、

 

 

答えはこの3か所以外にはありません。。。

 

1がオイルシールのリップ部、、、カラーとの接触部分です。。。

 

オイルシールが劣化するとここから入る事が一番多いですね。。。

 

3はホイールにオイルシールが固くはめ込まれていますので、、、ほぼ、、、ここからの侵入はありません。。。

 

2ですが、、、アクスルシャフトとカラーの隙間です。。。

 

実はこの僅かな隙間から水が浸入する事があるんです。。。

 

この隙間はほんの少しの隙間ですが 0 ではありません。。。0ではカラーにシャフトを通す事が困難になってしまいますので。。。

 

で、、、隙間があるって事は、、、水が入ってしまう事もあるし、、、その後は腐食する事もあります。。。

 

腐食、、、サビですね。。。

 

サビるとどうなってしまうのかは、、、分解が困難になったりもしますので、、、

 

老メカは組立時には、、、あらかじめ、、、

 

 

シャフトにグリスを塗り、、、カラーの内面をグリスアップします。。。

 

 

こうする事で水の侵入をブロックし、、、のちのちの再分解時にアクスルシャフトがサビで固着! なんて事が無いように備えています。。。

 

当然ですがオイルシールのリップ部分もグリスを必要量塗布し、、、

 

 

 

おっと、、、ここもグリスを通しておきます。。。

 

 

フォーク下部のシャフトの嵌る部分です。。。

 

メカ歴が長いと、、、

 

凄いサビ! アクスルシャフトが抜けない! 

 

って体験を何度も食らっています。。。

 

 

たぶん、、、いつの日か、、、また、、、

 

自分が分解する事が、、、

 

たぶん 有る。。。

 

 

 

老メカのグリスを必要量、必要部分に塗布 でした。。。

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

老メカですが、、、

 

以前にはこんな遊びをしていた事がありますので、、、

 

 

この時のメンテナンスの経験から、、、

 

ゴム部品の重要性やグリスって大事。。。

 

ってひしひしと感じました。。。

 


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