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踏み切る事がキック始動のキモです。

2016年09月06日 | メンテナンス

 

 

 

4サイクルエンジン、、、って

 

 

(ネットの画像よりいただきましだ)

 

 

上の画像の4行程で1回のお仕事が終わるのが 4サイクルエンジン になります。

 

 

1  吸入行程

2  圧縮行程

3  燃焼・膨張行程

4  排気行程

 

 

それぞれの行程がきちんとお仕事が出来ませんと、、、エンジンの馬力は出ないし、かからない!止まってしまう!事もあります。

 

 

1行程が180度ですので、、、4行程で720度です。

 

 

クランクシャフトを720度回転すると、、、

 

 

720度とは、、、2回転でやっと1回の燃焼が終わり、エンジンの馬力が得られます。

 

 

 

 

 

 

昨日の記事のつづきになりますが、ビッグシングルエンジンのキック始動ですが、、、

 

 

現在このタイプのエンジンのバイクは、、、Y社のSR400、、、くらいしか思い当たらないので、、、SRでお話しを進めますが、、、

 

 

SR400、、、キックペダルをチカラ強くキック!してエンジンをかける!んですが、、、

 

 

キックペダルを踏みおろすと、、、ギアを介してクランクシャフトを正回転させます。

 

 

ではキックペダルを上から下まで踏みおろすと、、、クランクシャフトはどれだけ?正回転させる事が出来るでしょうか?

 

 

 

 

10回転???20回転???   何回転???

 

 

 

 

 

 

答えは、、、

 

 

下のクランク位置から(マジックで線を書いた位置から)1回転して、、、

 

 

 

 

 

下の写真の位置まで、、、です。

 

 

 

 

1回転半、、が正解です。

 

 

2回転で1回の爆発・燃焼をして、エンジンがかかる! のに、1回転半しかクランクを回せないんです。

 

 

実際には、、、チカラ強くキック!しますので、惰性で1回転半以上の回転を与えますので、、、チカラ強いキック!が必須になります。

 

 

 

 

(SRのキックシーンを撮り忘れてしまいましたので、違うバイクのキックシーンです)

 

 

 

 

 

 

ではクランク2回転のどの行程からキックをすると、、、エンジンが容易にかけられるのでしょうか???

 

 

 

 

答えは、、

 

 

 

 

キックインジケーターが銀色になっている時です。

 

 

キックインジケーターが銀色になった時のクランクの位置とは、、、↓ の写真の位置です。

 

 

 

 

↓ の写真が圧縮上死点で、、、圧縮上死点から約90度進んだ位置が、、、

 

 

 

 

↓ の写真です。

 

 

 

 

ここからチカラ強くキックをするのが、、、かかり易いんです。

 

 

圧縮上死点後90度から強力なキックで約2回転すると(次の圧縮上死点を越える)、、、エンジンはかかります。

 

 

弱いキックだと1回転半しかクランクを回す事が出来ないの、次の圧縮上死点を越えられないのでかからない。

 

 

強いキックで最後までキックを踏み切る事が出来るか!が、キック始動のキモになります。

 

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

 

 

難しい説明なんか覚えなくてもいいので、、、キックインジケーターが銀色の位置がかかり易い! これが基本ですので位置出しを実行しましょう。

 

次は、、、銀色の位置をどうやると?簡単に出せるのか?です。

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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