定期点検などでは、、、
点検項目にエアークリーナーエレメントの、、、
点検があり、、、
自分達メカニックは、、、
もちろんフタを外して、、、内部にあるエレメントの汚れ具合を目視点検いたします。。。
で、、、汚れていれば、、、もちろん清掃や交換をいたします。。。
エレメントのタイプによっては清掃不可の物もありますので、、、汚れていれば交換になります。。。(ビスカスタイプは圧縮空気による清掃は不可となっています。)
ある程度は走行距離でも汚れ具合に予測がつきますので、、、取扱説明書やサービスマニュアルの指定交換走行距離に近い様であれば、、、迷わずに交換するのが、、、お勧めです。。。
エアークリーナー、、、
役目は、、、エンジンが吸入する空気の、、、ゴミ、ホコリを取り除き、、、エンジンの機能、性能に支障が出ないようにする、、、大事な部品になります。。。
ゴミ、ホコリがエンジンに入れば、、、傷つき、、、壊れてしまいますから。。。
当然の事なのですが、、、
バイクが走れば、、、徐々に、、、ほんの少しづつ、、、エークリーナーエレメントに汚れが溜まっていきます。。。
エアークリーナーエレメントが汚れてしまうと、、、
バイクはどうなってしまうのでしょうか???
当然ではありますが、、、呼吸困難に!!! 必要な空気量が吸えなくなり、、、
空燃比、、、空気とガソリンの比率が、、、過濃となります。。。
空気中の、、、酸素とガソリンが燃焼室で爆発、燃焼するのですが、、、
その燃焼状態が、、、不完全燃焼、、、くすぶってしまうと、、、
パワーも出ないし、、、エンジン内にスス、、、カーボンも溜まってしまいます。。。
という燃焼状態のバイクが カーボン噛み を発生させる事もあります。。。
お正月が明けて、、、すぐに入庫した1台のバイクの故障が、、、カーボン噛みでした。。。
↑ 走行距離が20000km、、、これだけエアークリーナーエレメントに汚れが溜まっていました。。。
スクーターの場合、、、後輪が巻き上げる汚れた空気をエアークリーナーが吸い込み易いので、、、汚れ易いのかもしれませんね。。。
で、、、このバイクのカーボン噛みですが、、、
エアークリーナーエレメントの汚れが、、、すべての原因かは不明ですが、、、
(例えば、、、暖機運転をする事でカーボン噛みを防げたかも、、、とか。。。)
原因のひとつではあります、、、エアークリーナーの汚れ。。。
点検と早めの交換、、、お勧めです。。。
このバイク、、、年末の、、、もうお休み直前にエンジンがかからず持ち込まれ、、、プラグの交換だけをして、、、その時は復活してお帰りになりましたが、、、その後にまた再発しました。。。(年末なので、それ以上の処置がその時はできませんでした)
で、、、お正月明けに再入庫して、、、各部の点検をし、、、圧縮圧力が低いのを発見、、、
そしてカーボン噛みの疑いが。。。
カーボン噛み、、、
吸気、排気バルブのフェイスにカーボンの欠片が噛み込んでしまい、、、圧縮圧力が上がらない症状になります。。。
本来はエンジン上部の分解掃除をして、、、修理をするのですが、、、今回は外部からの薬剤処理で、、、なんとか?復活いたしました。。。邪道な方法なのですが。。。
オーナー様は、、、今回の故障でお正月のバイクライフは、、、まったく無くなり、、、不便なお正月だったようです。。。
普段の点検&整備が要らぬ故障を防いでくれます。。。
エンジンオイル、スパークプラグ、エアークリーナーエレメント、、、エンジン関係の最低限の整備項目です。。。
バイクに乗っているすべてのオーナー様へ、、、点検&整備は必要です、、、お願いしますね。。。
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