一国の国産拠点 一国オート からのお知らせです。

横浜のバイクショップ 一国オート からのお知らせを発信しますので、お見逃し無くよろしくお願いします。

駆動系オーバーホール。つづきです

2016年10月10日 | 修理

 

 

 

駆動系のオーバーホール、、、つづきです。

 

 

  

 

 

下準備で組み上げた前後プーリーをエンジンのケースに組み込みます。

 

 

 

 

ですが、、、ケース内が汚れていて、、、このままでは組み込みが出来ません。

 

 

 

 

ですので、、、お掃除をいたします。

 

 

ブラシでこすって、、、掃除機で吸い取って、、、

 

 

 

 

そして、パーツクリーナーで洗浄して、、、キレイになったでしょ。。。

 

 

 

 

 

この機種は、、、ベルトケースカバーを外さないと、、、ファイナルギアオイルが交換が出来ませんので、、、

 

 

 

 

オイルを交換いたします。

 

 

入っている量は少ないので、、、

 

 

 

 

このような入れ方で。。。

 

 

 

 

 

当店では駆動系のオーバーホール時には、、、ファイナルギアオイルの交換をいたします。

 

 

メーカーによって交換サイクルがまちまちになっていますが、、、オイルはキレイな方が宜しいかと思いますので、、、駆動系のオーバーホール時には必ず交換をするようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルトケースエレメントですが、、、

 

 

 

 

汚れがひどくなると、、、内部の冷却が出来なくなり、、、耐久性が落ちますので、、、エレメントは新品に。

 

 

 

 

はい!完成です。

 

 

この後は、、、試乗して、、、加速、減速時のスムーズな変速を確認して、、、納車になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のこの車両の駆動系オーバーホールですが、、、

 

 

 

使える部分が、、、ほんとに、、、無かった。。。

 

 

ほとんどの部品が摩耗していて、、、

 

 

 

 

ウエイトローラーやスライドピースは交換必須ですが、、、

 

 

 

 

フロントプーリーのボス部にサビが発生していて、、、もちろん摩耗があり、ガタが出ています。

 

 

クラッチは、、、

 

 

 

 

摩耗とグリス飛散による汚れが。。。

 

 

グリス飛散は、、、セカンダリームーバブルシーブのオイルシール不良にが原因です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セカンダリーフィクスドシーブのボス部も偏磨耗が、、、

 

 

 

 

そして、、、トルクカムのローラー&ピンが入る穴もガタガタに磨耗が、、、

 

 

 

 

セカンダリームーバブルシーブのトルクカムの溝も摩耗、、、

 

 

グリスの汚れ、劣化もMAXですね。

 

 

 

 

 

 

 

この車両は、、、今回修理時の距離は60000kmオーバーで、、、30000km時にベルトの交換はした、、、との事ですが、、、

 

 

当店のお勧めオーバーホール距離でいうと、、、60000kmですので、、、3回目のオーバーホールに当たりますが、、、

 

 

30000kmの距離は、、、やっぱり危険な距離なんですかね。。。ベルト切れの。。。

 

 

距離は、、、20000kmで定期オーバーホールがお勧めです。

 

 

ベルトの交換、、、ではなくて、、、オーバーホールです。

 

 

 

 

 

駆動系のオーバーホールのお仕事でした。。。

 

 

 

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

すべての部品を分解して、、、点検、、、不良部品は新品に交換して、、、もちろんシール類も新品交換して、、、グリスの詰め替えをして、、、組み付け、、、というオーバーホールスタイルは、、、崩したくなく、、、

 

でもお客様の都合で、、、ベルトが切れたのだから、、、ベルトの交換のみの作業を言われる事もありますが、、、

今回のオーバーホール時の各部の写真を見ていただければわかる通りで、、、

不具合のある部品を再使用する事は、、、お勧めできません。

スムーズな走行をする事も出来なかったり、、、早い段階でベルト切れを起こす原因であったり、、、します。

  

コメント
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