スイカの皮のぬか漬け・・・♡

よそでこの漬物を食べたことはナイ
なつかしい里の味。
少し酸っぱくって　・・・白瓜とは全然違う。

井戸で冷たくしたスイカを
新聞紙の上で切って・・・みんなで食べてイタ・・・
歯がでている父は（つまりは出っ歯）　異常に食べるのが早く・・・容赦ナイ。
種を出さない母は当然早くって、（盲腸になる、って言われながらも）・・・塩を　指でつけて。
私は指で　種を全部とって・・・食べ始めるのでココで勝負あり、だった
種とりに没頭して・・・兄のことは全然覚えてナイ。

その騒々しいそばで　祖母は　まず一かけ食べてから　・・・自分と家族の食べた後のスイカの皮を包丁で剥きだして・・・糠床に漬ける準備をしていた。
ひじを　新聞について・・・くるくる。
顔は笑って。



あのころスイカはそんなに高級なものでナク・・・・
西新の街のあちこちで売っていたもんだ
それも　玉のまま・・・。
それを買ってきて　井戸で冷やすのが私と兄の仕事だった。
井戸の中に落して割ったことも・・・
自転車で運んで来る途中、割ったことも。


味の素少し・・お醤油かけて・・・生姜の千切りと古漬け風に食べてもイイ。
これ　紛れもなく、私のなつかしい夏の味覚。

そのころ　食べるのが遅い子供の私は　端っこばかり食べていて・・・・
真ん中のまっすぐなスイカは初めの１個だけだった。
それは悔しかった訳ではなかったが・・・記憶に刻まれてイタ。

その後、子育て時代・・・
８分の１サイズのスイカを買ってくるようになって　やはりまだ端っこしか自分にはマワッテこないことに気がついた。
それで　編み出した・・・スイカのカット方法・・・以前テレビの”伊藤家の食卓”って番組に投稿したことがあったなぁ。
在職時代、若いスタッフにスイカをふるまう時・・・・このカット法で出すと　かなりな反響だっだんだけどぉ。

何故か…不採用。

今度　スイカあるとき・・・お披露目！！

しかし　世間でよく言う、”食い物の恨み”って・・・ナント根深い　
アハハ