推理小説「検察官の遺言」満足度８５％

　　　　　　・紫　金陳作（中国）

　　　　　　　（地下鉄の駅で爆弾騒ぎを起こした男のスーツケースから

　　　　　　　　元検察官の遺体が発見された。男は著名な弁護士で

　　　　　　　　自分の教え子だった江陽の殺害を自供する。

　　　　　　　　だが初公判で、突然自供を覆し、捜査は振り出しに。

　　　　　　　　警察は再捜査を進める中で死んだ江陽が１２年前の

　　　　　　　　溺死事件を追っていたことを知る。

　　　　　　　　それは社会を覆う巨悪と、信念を貫く検察官の

　　　　　　　　壮絶な戦いの記録だった。）

　　　　　　・偽装された証拠、証人の殺害、少女の誘拐と犯罪

　　　　　　　現代の諸悪をつぶさに見通した社会はミステリー。

　　　　　　・ラスト、中国共産党の中央政治局の男に捜査が及び

　　　　　　　数人の失脚で幕が下りる。

　　　　　　　※　手の汗、心に汗、頭で納得！