・作「ヴァージニア・ハートマン」
(スミソニアン博物館に勤める鳥類画家のロニは
認知症を患う母の介護のため、故郷のフロリダに
帰って来た。母の荷物を片づけていると、
「ポイドに死についてあなたに話しておかなくては
いけないことがあります」という謎めいたメモを発見。
父・ポイドは25年前に沼で不審な溺死を遂げ、その名は
家では禁句になっていた。
かつて観察眼に優れたロニをアオサギに宿ったすべてを
見渡す沼の女王にたとえた父。
当時のことを探り始めたロニに思わぬ危険が迫っていた。
・認知症の母を見守りながらも仕事に打ち込み、父親の知人を
訪ね歩き、真相を探るロニの行動力と父親愛が絡みあい
フロリダの湿地の風景が目の前に広がります。
・カヌーを借りるうち、その青年との会話も初々しく、
先も自然に読めることができました。
・年末~年始・・・フロリダ湿原をさまよいました。
※ 博物館で「鳥類画家」に会いたいですネ!