石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

NTT労組データ本部のユースコースで講演してきました

2010-03-06 22:38:55 | 活動レポート
今日は午前中に、広島・呉のグリーンピアで開催されていた、NTT労組・データ本部の中国・四国・九州分会合同「2009ユースコース」に参加して、「身近な課題と政治の役割」というテーマで約1時間ほど講演をしてきました。

参加者は、事務局の皆さんを含めておよそ60人。二日間の研修を通じて、主に労働組合の役割や諸活動について学習するという内容です。私のセッションは、私たちが安心して働いて暮らして行く上で、いかに政治の役割が大切か、という点についての話しでした。

講演では、まず最初に、政治が社会の形を変える事例として、フィリピンの例とイタリア(&ヨーロッパ)の例を紹介。特に、労働者が労働組合を通じて、賃金や労働条件の決定プロセス、さらには国の社会・経済制度に積極的に関与できるか否かで、貧困や格差や社会的なささえあいの制度に大きな差が生まれることを強調しました。

そして、今の日本社会は「つながっていない」社会になってしまっていて、それによって多くの労働者や生活者が将来に不安を感じていること、そういう社会にしたのは政治の責任だということを説明。最後に、これから私たちが政治活動を通じて、どのような社会をめざしていくべきかについてお話しして、講演を締めくくりました。

その後の質疑応答では、「共産主義とどう違うのか?」「政府の借金は大丈夫なのか?」などの質問が出ました。政府の借金については、「借金ばかりが強調されるが、今はまだ資産の方が多い」「借金を返すには、デフレを止めて、名目成長率を上げると同時に、税収を回復することが必要」「デフレを止めるには、受給ギャップを埋めなければならず、そのためには公的支出を積極的かつ効果的に行うことを考える必要がある」という考えを示しました。

データ本部の若手は、とてもストレートに質問・疑問を投げかけてくれるので、議論のし甲斐があります。いい加減な答えじゃ納得してくれないし(笑)。今回も、短時間の交流ではありましたが、いろいろと参考になる意見や質問をもらいました。

ところで、今日は当初、呉での活動終了後に、明日の活動場所である名古屋に直接入る計画を立てていました。ところが、講演が順調に終了して時間に余裕が出来たので、いったん東京に帰ることにして、午後、広島経由で東京に戻ってきました。

ということで、明日、日曜日の朝、東京から名古屋に移動します。名古屋では、情報労連の決起集会に参加です!