いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

ソチの切符を大ちゃんに!

2013-12-23 | 季節のハナシ&植物
《全日本フィギュアスケート選手権2013》

男子FSが終わりました。

1.羽生結弦
2.町田樹
3.小塚崇彦
4.織田信成
5.高橋大輔 という結果です。

直前の右足スネの怪我が原因で、GPファイナルを辞退した高橋選手には
この全日本が一発勝負の日となりました。
きっと、一生懸命治してきたのだろうけれど、少し間に合わなかったそうですね。

前日のSPでは、4回転で着氷が乱れました。
トリプルアクセルでは着氷後に転びました・・・
SP4位の出遅れをどこまで挽回できるか、
表彰台に上がって文句なしのソチを手にするのが彼の戦いです。



演技前の表情。
イントロが流れる中、いつもの気迫というより
清清しい表情に見えたのは私だけでしょうか?
ある種の覚悟・・・なんだか、少し物哀しくも見え・・・

4回転トゥーループでは転倒しました。
2回目の4回転は両足着氷の3回転になり、
その後のジャンプも3回転が2回転になったりと、高橋選手は苦闘しました。

ミスが重なるたびに苦笑いが増え、途中からは観客への感謝の滑走になったのを私は感じました。
けれどその表現力は素晴らしく、高橋選手にしかできない円熟の時間だったと思います。



笑顔に見えるのは、もはや「泣き笑い」だったよね。

今回の曲、『ビートルズメドレー』は耳なじみがよく曲の意味もわかる私には
他のクラシックの曲よりもストーリーがよく伝わります。
編曲のローリー・ニコルは高橋選手にどうしても踊ってほしい曲だと言ったそうです。

2曲目の「come together」の曲の入りなんて、高橋選手にしかできない世界だと思うし、ラス前の「my life」もいいなー。

途中で右手から出血しましたね。


録画を繰り返し見て、
高橋選手が自分の血に気づいた瞬間を私はわかりました。
「なんでこんな時に・・・」
足の痛みに加えて手まで切るなんて、ふっ、オレのスケート人生ってなんなんだ・・・と思っている横顔でした。

最後に四方に挨拶する時も彼はこれで最後になるかもという表情でした。

「ありがとうございました」とその口は言いました。
心はきっと泣いていたと思います。

でも!
私はどうしても高橋選手のスケートをソチで見たい!
いつの間にかパトリック選手の最大のライバルは羽生選手に取って代わってしまったようだけど、私は大ちゃんのソチでの姿を最後にしたい。

これまでの功労とか牽引とかじゃなくて、
世界の舞台に匹敵する演技を、今までの日本人にはなかった色気を
表せるのは今でも高橋選手だけだと思うから。

正直、大ちゃん以外の選手だけではオリンピックもそんなに楽しみじゃないです。

全ては今夜で決まるそうです。
3枠目を大ちゃんが取れるのか。
団体戦があろうがリーダーシップがあろうがなかろうが、そんなことではなくて、
私は高橋大輔のソチをずっと楽しみにしてきたし、
『ビートルズメドレー』の集大成をソチで見たいと思っています。

どうか、大ちゃんのソチが決まりますように。

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