いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

あけび

2017-10-31 | 季節のハナシ&植物
仕事先で「あけび」を3個いただいた。

「Marchさんのご両親は地方の出だったわよね?あけびは知ってる?」
「あけび!子供の頃にはよく食べたけれど、もう30年以上食べてないかも!」
「じゃあこれ、あげる懐かしいでしょ?」



懐かしい

昔はよく手に入ったのに、今はどこで売っている?
父はあのあけびをどこで入手していたのだろう?

「昔は甘いものもあんまりなくて、こういうのを普通に八百屋さんで売っていたのよね」
ワタシにあけびを手渡しながら彼女はそう言っていた。

たぶん町からあけびの木も減ったよね。


ワタシには懐かしい甘い果実、あけび。
ところがオットには未体験の果実だったとは。

食卓にそのまま出し、お箸でカットしながら中身をいただいてみた。



優しい甘さ~
美味しいー

「へー、あけびってこういうんだ?うん、食えるね」
小さな黒い種をプププと吐き出しながらオットが言った。




つい最近、あけびの皮をピーマンに見立て、中に肉詰めして揚げたお料理がスマホに届いたばかり。
「茄子と思えばいいのよねー」と子供の頃の記憶をたどり、その記事を読んだけど、
まさかあけびが手に入る秋になるとは思いもしなかった。

茄子と思って甘く煮つけようっと!
せっかくの機会、皮ももちろん調理してみたいもの

おそらく・・・こういうものは『アク』があるんだろうなー。
アクがあると思っておけば間違いない。



水にさらし、その後、里芋や鶏肉と煮てみたところ・・・


まだまだあけびが渋かった
煮物全体が少し苦くなっちゃった・・・

でもシブに強いオットは「うん!大丈夫!へー、皮も食べられるんだ」と前向きで。



強い胃袋、ありがたし。

そして楽しい経験をありがとう。

たぶん、この飽食の時代、わざわざ買ってまでは食べないでしょう?
だからこそおすそ分けの懐かしさがとてもうれしかった。

ジュヒョク、信じられないよ

2017-10-31 | 韓国ドラマ
ゆうべ、悲しいニュースがスマホに届きました。

幸せにお夕飯を済ませ、お茶を飲んでいたところにお友達からのLINE。
「Marchちゃん大変!ジュヒョクが死んじゃった!」

・・・ジュヒョクって、誰?
ジュヒョク・・・ジュヒョク・・・

「それって私の好きな?」
「そうだよ!」

この年齢になると、若い頃のように感性が敏感でなく、心臓がドキドキするってめったにないこと。
でも、久しぶりにドキドキと血流が波打つのがわかった。


『韓国俳優キム・ジュヒョクさんが交通事故で死去』



死んじゃうの?
そんなに簡単に?

あわててYouTubeに行き、事故現場の画像を観た。
車が横転しているその図は凄惨だったけれど、でも死ななくたっていいでしょう?

ホントに死んでしまったの?



もういないなんてことが信じられない。

信じられない。


どの作品で出会ったのが最初だったかは、今となっては思い出せないのだけど、
(たぶん『シングルズ』というオムニバス映画だった気が)
「この人、好きだ」とすごく思った。
強く思ったのを覚えている。

たたずまい、はにかんだような笑顔、もちろんそれはその作品の中のキャラクターだったかもしれないけれど、その後深く知るジュヒョクさんも(表向きは)そんな感じのすごく好きなタイプの人だった。
強いインパクトを残すような過剰な演技をするでもないのに、じわ~っと心に残る羽毛のような温かさ。
彼は息の長い役者さんになるだろうなぁとそう思っていた。



ここまで潔いか~というほどの重い一重。
私の中の(偏見だったらごめんなさい)一番『韓国人顔』の人。
そしてそのカテゴリーの中の一番のハンサムさん

このまぶたと、頬骨と、茶色い瞳と・・・
にらめっこをしたら、私、息苦しくて絶対に目をそらしてしまうわ。
(スンホンにその感じはない)

夜遅く、別の友達からもLINEが届いた。
「あなたの好きなジュヒョクが亡くなったよ」と。


「選ばれた人でも、死んでしまうんだね。」
これが私の強く感じること。
スクリーンの中に立てる選ばれし人なのに、普通に死んでしまうんだ。


もういない、などとは考えずに、またどこかで作品を作っているのね、と思い込みたい。
無理に事実を認めなくてもいいでしょう?

これまでいくつもの映画を選んで観てきたけれど、まだいつでも観られると思って観ていないものもある。
もう少し落ち着いたら『青燕』のDVDを観よう。
そうすればジュヒョクさんは生きている。
映像の中に。


どの画像を載せようか・・・
ネットで選んでいたら心臓がドキドキと苦しい。
Wikipediaでは『45才没』と書きこみが更新されていて・・・

ダメだー。
まだしばらく苦しもう。
この感情と付き合おう。

会ったこともないのに。
一生会うこともないのに。

もういないことが信じられないんだ。