ネットで評判のよかった「きらきら光る」を見終わりました。
まだ私がKNTVをひいていない頃の放映だったので、後にリクエストしてミユキちゃんから送ってもらったDVDです。
(みーちゃん、コマウォ)
既にBSでも放映してたみたいだねー。
よその方のレビューを新たに読むと、共感できるところがたくさんあります。
このドラマの主人公はハン・ジョンウォン(キム・ヒョンジュ扮)。
たくさんのドラマに出ている女優さんだけど私は初見~と思ったら、『花より男子』で観ていた人でした。
主人公ク・ジュンピョのお姉さん役だった人なんだね。
あのドラマの時「この人、凛としててかっこいいなー」と思ったけど、今回はあのお姉さん役よりもおキャンで可愛い役どころです。
ライバルはファン・グムラン(イ・ユリ扮)。
はいはい、いつも誰かの妹役…みたいな子だ。
優しい娘さん役でしか私は見たことないけど、今回は悪女に挑戦!
前半3分の1はこの2人の確執で物語が進みます。
この2人が病院で取り違えられ、それぞれの家庭で育つわけ。
それが28歳になったところで発覚し、元の家庭に戻るわけだけど…
「また取り違え…ありがち~」と思ったのもつかの間、2人の両親の苦悩も混ざってどんどん引き込まれていきました。
こちら、ジョンウォンが育ったお金持ちの家…平倉洞(ピョンチャンドン)のパパとママ。
ハナ肇…じゃなかったパパ(チャン・ヨン先生)。
と、SS501マンネに顔がそっくりのママ。
出版社社長のハナ肇の家は、大きなおうち。憧れちゃう
他方こちら、グムランが育った町の食堂…新林洞(シルリムドン)のお父さんとお母さん。
博打で借金取りに追われるお父さん。むかつくくらいのダメなお父さん。
コ・ドゥシムさんは食堂を切り盛りしてきたたくましいお母さん。(あまりに有名な女優さんですが、私は作品では初めましてです)
新林洞のおうちは超超貧しくて、結婚して実家を出ている姉、金食い虫の妹の間に挟まって、本屋さんで働くグムランが生活を支えているような家なの。
大黒柱。
お母さんの信頼も厚く健気なグムランなんだけど、ずっと尽くして支えてきた恋人が司法試験に受かったとたんに手の平を返したようにグムランを見下げるようになるわけ。
「俺はもっといい条件の結婚ができる男なんだ」とね。
マスカラをボロボロにしてグムランがすがるホテルのティールームで、見るに見かねたジョンウォンが男にオレンジジュースをかけるんだ。(あれ?違うかな?)
正義感いっぱいのジョンウォン。
これが2人の最初の出会い。
自分のどん底を見られたグムランは、いい洋服とブランドに身を包んだジョンウォンを見て、「私だってあの子のようにきらきら光りたいのに!」と嫉妬の対象になるんだね。
(憧れの対象になるんじゃないのが、これまでのグムランの苦労を物語ります)
そして、実はお互いの家庭が逆だったと知り、キラリン!となるグムラン。
大好きだったお母さんを捨てても、あの平倉洞へ行きたくなるの。
あそこの家には今までできなかったすべての可能性があるんだもの。
コ・ドゥシムお母さんがどんなに泣いて「今までどおり一緒にいよう」と言っても、もう気持ちが平倉洞へ向かっている。
平倉洞ママも、自分にはジョンウォンという可愛い娘がいるのに、自分で生んだ本当の娘グムランを見たら、彼女のことも欲しくなってしまう。
高価なを買い与え、を買い、「一緒に暮らしましょう」と言うの。
(グムランも思い切り猫をかぶってます)
では新林洞の方はどうかと言うと、貧しさがゆえに親であることを言い出せない母親。
あんなお嬢様が実はうちの子だったなんて、平倉洞の母親のように堂々と「一緒に暮らそう」なんて言えやしない…と泣くのよ。
もう、気の毒で気の毒でこちらも涙だった
ジョンウォンも自分の身に起きた事実が受け止められず、家を出たくはないのだけど、既に家に越してきたグムランの嫌がらせがすごいんだ。
表の顔と裏の顔…とはこのことです。
グムランが「過去はともかく、未来は私にこの家をちょうだい」と言うのは理解できなくもない。
だって、本来彼女が育つべきだった何不自由ないお金持ちなんだもの。
「人間お金じゃないよ、育ててくれた恩があるでしょ」と言うのは簡単だけど、実際にこんな状況になったら人間はどうなるんだろう…と私の自問自答も続きます。
けれど、「あんた(ジョンウォン)が私の家庭を盗んだ!」は違うよ、グムラン。
好きで取り違えられたわけじゃない。
もっと穏やかに新家庭と距離を詰めていけばいいのに、グムランはジョンウォンに「早く新林洞へ行け!」とばかりに追い出しにかかるんだ。
今度お金の苦労をするのはあなたの方よ!とね。
今までのドラマはお金持ちの方がたいてい性格が悪いのが常だけど、このドラマではお金持ちのお嬢様だったジョンウォンは明るくて苦労知らずの天真爛漫で頑張り屋なの。
貧乏育ちのグムランは、思いがけないチャンス到来で人間が変わってしまったんだね。
新林洞お母さんが「お前はどうしちゃったんだい?」と言うほど、悪い子になっちゃうの。
(イ・ユリの熱演っぷり。よくがんばったと思うなー)
そこにジョンウォンも勤める父・ハナ肇の会社の編集長が恋に絡んできます
出たー、キム・ソックン。
顔はよく知ってる。名前も知ってた。でもこの方も初めまして。
(眉毛がソン・スンホン、目がチャン・ドンゴン、鼻が…のシーンも笑ったなぁ)
この人が恋人役かぁ~、弱くないかなーと思ったのもつかの間、ちょうどいい(笑)。
こんな堅物な編集長、普通にいるわね。ちょうどいい。
ジョンウォンと編集長は、確実に愛を育んでいくの。ゆるぎない。
でもグムランは必死に横槍を入れてきます。
ジョンウォンのものならもはや何でも奪いたいグムラン。
でも、そんなだから人が来ないんだよね。
天真爛漫なジョンウォンは、自然と人が集まってくる人なんだ。
最初3分の1が家の取替えっこのゴタゴタだったとしたら、残り3分の2は、ハナ肇の会社をめぐる持ち株の戦いと、編集長のお姑さんとジョンウォンの戦い。
このおばさん、編集長のお母さん。
いろんなドラマで脇役を務めるハルモニだねー。
このお母さんが実は「鍾路(チョンロ)の白熊」と呼ばれるヤミ金の高利貸しだって言うんだから笑っちゃう。
自宅の奥の間で、お金に困った人から担保を預かり、お金を貸したりけんもほろろにつき返したり。
大の男が泣きついて膝まづき、絶望で自殺しちゃうような怖~い女なの。
このお母さんに会社が乗っとられそうになったり結婚を反対されたりと、3分の2でこのお母さんが大暴れするんだ。
(こんなハルモニ、簡単に殺れそうだぞ)
私はもっとジョンウォンが実家の食堂を切り盛りして貧乏からの脱却に大活躍をするのかと思ったのに、貧乏実家のことは置いといて「鍾路(チョンロ)の白熊」との戦いが長かったのにはちょっと疲れました。
「鍾路(チョンロ)の白熊」は本当にひどい人で、グムランは身体に傷を受けます。(自業自得とはいえ)
普通に考えたらみんなが許さないような人なのに、新林洞の家族は「あんな身の上の編集長が可愛そうだ、お前がそばにいて支えてやらないでどうする」とジョンウォンとの結婚を後押しするの。
いくらジョンウォンの愛がゆるぎないとはいっても、お姑さんがあんな白熊だったら、縁を切りたくなるのが普通ではないかしら?
いくら資産が豊富でも、汚れたお金、ヤミ金の金貸しでは近づかないほうが得策だわ。
でも、ジョンウォンは「旅人にコートを脱がせるのは太陽」を地でいく愛情で白熊のコートを脱がせようと頑張るんですねー。
(金融業も辞めさせようと頑張るの)
果たして、ジョンウォンと編集長の愛の行方は…?
新林洞の家族の幸福は?
会社の再建は?
グムランの改心はいつ?
といった感じでドラマは終わりに近づくのです…
興味深かったのは、人間の欲は終わりがないなぁということ。
平倉洞のママは自分が育てたジョンウォンにつらく当たってまでグムランを得るのに(ママが第2の悪役)、ジョンウォンが新林洞のお母さんを「オンマ(ママ)」と呼ぶのを見てやきもちを焼くんだ。
グムランはいつまでも「オモニ(お母様)」としか呼んでくれない…そこが、お金で釣った愛情と、人間愛でつながった家族愛の違いのようで面白かった。
欲しかった実の娘を得てもなお、手放した娘も夫の資産も何もかも欲しがるママにはあきれもしたけど、それも人間くさかったなぁ。
そして、実際貧乏家の娘になる!と腹を決めてからのジョンウォンの『懐に飛び込む』感じは本当に可愛かった
(オンマ~と新しいお母さんにも自然とハグできちゃう感じが可愛い)
博打好きのお父さんも、ジョンウォンの愛のある荒療治で真人間になりました。
誰にでも真剣勝負のジョンウォンこそ、本当に「きらきら光る」人間だった。
また、この《きらきら光る》を編集長の別れのセリフで
「つらい生い立ちの僕だったけど、彼女との時間は《まばゆい春の日》だった」
と訳していたのも心に染みた。
編集長にとってもジョンウォンとの出会いがかけがえのない
《きらきら光る=まばゆい春の日》だったんだね。
ジョンウォン役のキム・ヒョンジュさん。
大好きな女優さんになったなぁ。
劇中に何度も出てくる音痴な歌(わざと?)もすごくいいエッセンスになっていた
今度「インスンはきれいだ」も「愛の贈り物」も観なくっちゃ。
あ、それから、この人も出てきたよ。
カン・ドンホ。
「棚ぼたのあなた」以来2度目ですわ。
時々ジソブに似てる。
今回はジョンウォンを支える片想いの友達役。
それから、ユチョンの弟、ユファン君。
私、この子の舌の長さ?カツゼツの悪さ?だめだワー。
お兄さんもダメだけど弟も合わせて「パク兄弟」苦手かも~
そして、こんなに視聴ドラマの少ない私が、何度も何度も観ているこの人。
キム・ヒョンボム。
この人がまともな役をやっているのを一度も観ていません。
ぜーーーんぶダメな男の役ばっかり。
もしこの方の「まともな役」をお知りの方がいましたら教えてください
そろそろ観たいと思います(笑)
(あ。時代劇以外でお願いよー)
このドラマ…後味も良くて、前向きな太陽は私のコートも脱がせてくれました。
ハッピーエンドですっきり!
私は2月から観終わるまで3ヶ月かかったけど(笑)中だるみもなく、バッチリお勧めできまーす。
きらきら光る : 全54話
まだ私がKNTVをひいていない頃の放映だったので、後にリクエストしてミユキちゃんから送ってもらったDVDです。
(みーちゃん、コマウォ)
既にBSでも放映してたみたいだねー。
よその方のレビューを新たに読むと、共感できるところがたくさんあります。
このドラマの主人公はハン・ジョンウォン(キム・ヒョンジュ扮)。
たくさんのドラマに出ている女優さんだけど私は初見~と思ったら、『花より男子』で観ていた人でした。
主人公ク・ジュンピョのお姉さん役だった人なんだね。
あのドラマの時「この人、凛としててかっこいいなー」と思ったけど、今回はあのお姉さん役よりもおキャンで可愛い役どころです。
ライバルはファン・グムラン(イ・ユリ扮)。
はいはい、いつも誰かの妹役…みたいな子だ。
優しい娘さん役でしか私は見たことないけど、今回は悪女に挑戦!
前半3分の1はこの2人の確執で物語が進みます。
この2人が病院で取り違えられ、それぞれの家庭で育つわけ。
それが28歳になったところで発覚し、元の家庭に戻るわけだけど…
「また取り違え…ありがち~」と思ったのもつかの間、2人の両親の苦悩も混ざってどんどん引き込まれていきました。
こちら、ジョンウォンが育ったお金持ちの家…平倉洞(ピョンチャンドン)のパパとママ。
ハナ肇…じゃなかったパパ(チャン・ヨン先生)。
と、SS501マンネに顔がそっくりのママ。
出版社社長のハナ肇の家は、大きなおうち。憧れちゃう
他方こちら、グムランが育った町の食堂…新林洞(シルリムドン)のお父さんとお母さん。
博打で借金取りに追われるお父さん。むかつくくらいのダメなお父さん。
コ・ドゥシムさんは食堂を切り盛りしてきたたくましいお母さん。(あまりに有名な女優さんですが、私は作品では初めましてです)
新林洞のおうちは超超貧しくて、結婚して実家を出ている姉、金食い虫の妹の間に挟まって、本屋さんで働くグムランが生活を支えているような家なの。
大黒柱。
お母さんの信頼も厚く健気なグムランなんだけど、ずっと尽くして支えてきた恋人が司法試験に受かったとたんに手の平を返したようにグムランを見下げるようになるわけ。
「俺はもっといい条件の結婚ができる男なんだ」とね。
マスカラをボロボロにしてグムランがすがるホテルのティールームで、見るに見かねたジョンウォンが男にオレンジジュースをかけるんだ。(あれ?違うかな?)
正義感いっぱいのジョンウォン。
これが2人の最初の出会い。
自分のどん底を見られたグムランは、いい洋服とブランドに身を包んだジョンウォンを見て、「私だってあの子のようにきらきら光りたいのに!」と嫉妬の対象になるんだね。
(憧れの対象になるんじゃないのが、これまでのグムランの苦労を物語ります)
そして、実はお互いの家庭が逆だったと知り、キラリン!となるグムラン。
大好きだったお母さんを捨てても、あの平倉洞へ行きたくなるの。
あそこの家には今までできなかったすべての可能性があるんだもの。
コ・ドゥシムお母さんがどんなに泣いて「今までどおり一緒にいよう」と言っても、もう気持ちが平倉洞へ向かっている。
平倉洞ママも、自分にはジョンウォンという可愛い娘がいるのに、自分で生んだ本当の娘グムランを見たら、彼女のことも欲しくなってしまう。
高価なを買い与え、を買い、「一緒に暮らしましょう」と言うの。
(グムランも思い切り猫をかぶってます)
では新林洞の方はどうかと言うと、貧しさがゆえに親であることを言い出せない母親。
あんなお嬢様が実はうちの子だったなんて、平倉洞の母親のように堂々と「一緒に暮らそう」なんて言えやしない…と泣くのよ。
もう、気の毒で気の毒でこちらも涙だった
ジョンウォンも自分の身に起きた事実が受け止められず、家を出たくはないのだけど、既に家に越してきたグムランの嫌がらせがすごいんだ。
表の顔と裏の顔…とはこのことです。
グムランが「過去はともかく、未来は私にこの家をちょうだい」と言うのは理解できなくもない。
だって、本来彼女が育つべきだった何不自由ないお金持ちなんだもの。
「人間お金じゃないよ、育ててくれた恩があるでしょ」と言うのは簡単だけど、実際にこんな状況になったら人間はどうなるんだろう…と私の自問自答も続きます。
けれど、「あんた(ジョンウォン)が私の家庭を盗んだ!」は違うよ、グムラン。
好きで取り違えられたわけじゃない。
もっと穏やかに新家庭と距離を詰めていけばいいのに、グムランはジョンウォンに「早く新林洞へ行け!」とばかりに追い出しにかかるんだ。
今度お金の苦労をするのはあなたの方よ!とね。
今までのドラマはお金持ちの方がたいてい性格が悪いのが常だけど、このドラマではお金持ちのお嬢様だったジョンウォンは明るくて苦労知らずの天真爛漫で頑張り屋なの。
貧乏育ちのグムランは、思いがけないチャンス到来で人間が変わってしまったんだね。
新林洞お母さんが「お前はどうしちゃったんだい?」と言うほど、悪い子になっちゃうの。
(イ・ユリの熱演っぷり。よくがんばったと思うなー)
そこにジョンウォンも勤める父・ハナ肇の会社の編集長が恋に絡んできます
出たー、キム・ソックン。
顔はよく知ってる。名前も知ってた。でもこの方も初めまして。
(眉毛がソン・スンホン、目がチャン・ドンゴン、鼻が…のシーンも笑ったなぁ)
この人が恋人役かぁ~、弱くないかなーと思ったのもつかの間、ちょうどいい(笑)。
こんな堅物な編集長、普通にいるわね。ちょうどいい。
ジョンウォンと編集長は、確実に愛を育んでいくの。ゆるぎない。
でもグムランは必死に横槍を入れてきます。
ジョンウォンのものならもはや何でも奪いたいグムラン。
でも、そんなだから人が来ないんだよね。
天真爛漫なジョンウォンは、自然と人が集まってくる人なんだ。
最初3分の1が家の取替えっこのゴタゴタだったとしたら、残り3分の2は、ハナ肇の会社をめぐる持ち株の戦いと、編集長のお姑さんとジョンウォンの戦い。
このおばさん、編集長のお母さん。
いろんなドラマで脇役を務めるハルモニだねー。
このお母さんが実は「鍾路(チョンロ)の白熊」と呼ばれるヤミ金の高利貸しだって言うんだから笑っちゃう。
自宅の奥の間で、お金に困った人から担保を預かり、お金を貸したりけんもほろろにつき返したり。
大の男が泣きついて膝まづき、絶望で自殺しちゃうような怖~い女なの。
このお母さんに会社が乗っとられそうになったり結婚を反対されたりと、3分の2でこのお母さんが大暴れするんだ。
(こんなハルモニ、簡単に殺れそうだぞ)
私はもっとジョンウォンが実家の食堂を切り盛りして貧乏からの脱却に大活躍をするのかと思ったのに、貧乏実家のことは置いといて「鍾路(チョンロ)の白熊」との戦いが長かったのにはちょっと疲れました。
「鍾路(チョンロ)の白熊」は本当にひどい人で、グムランは身体に傷を受けます。(自業自得とはいえ)
普通に考えたらみんなが許さないような人なのに、新林洞の家族は「あんな身の上の編集長が可愛そうだ、お前がそばにいて支えてやらないでどうする」とジョンウォンとの結婚を後押しするの。
いくらジョンウォンの愛がゆるぎないとはいっても、お姑さんがあんな白熊だったら、縁を切りたくなるのが普通ではないかしら?
いくら資産が豊富でも、汚れたお金、ヤミ金の金貸しでは近づかないほうが得策だわ。
でも、ジョンウォンは「旅人にコートを脱がせるのは太陽」を地でいく愛情で白熊のコートを脱がせようと頑張るんですねー。
(金融業も辞めさせようと頑張るの)
果たして、ジョンウォンと編集長の愛の行方は…?
新林洞の家族の幸福は?
会社の再建は?
グムランの改心はいつ?
といった感じでドラマは終わりに近づくのです…
興味深かったのは、人間の欲は終わりがないなぁということ。
平倉洞のママは自分が育てたジョンウォンにつらく当たってまでグムランを得るのに(ママが第2の悪役)、ジョンウォンが新林洞のお母さんを「オンマ(ママ)」と呼ぶのを見てやきもちを焼くんだ。
グムランはいつまでも「オモニ(お母様)」としか呼んでくれない…そこが、お金で釣った愛情と、人間愛でつながった家族愛の違いのようで面白かった。
欲しかった実の娘を得てもなお、手放した娘も夫の資産も何もかも欲しがるママにはあきれもしたけど、それも人間くさかったなぁ。
そして、実際貧乏家の娘になる!と腹を決めてからのジョンウォンの『懐に飛び込む』感じは本当に可愛かった
(オンマ~と新しいお母さんにも自然とハグできちゃう感じが可愛い)
博打好きのお父さんも、ジョンウォンの愛のある荒療治で真人間になりました。
誰にでも真剣勝負のジョンウォンこそ、本当に「きらきら光る」人間だった。
また、この《きらきら光る》を編集長の別れのセリフで
「つらい生い立ちの僕だったけど、彼女との時間は《まばゆい春の日》だった」
と訳していたのも心に染みた。
編集長にとってもジョンウォンとの出会いがかけがえのない
《きらきら光る=まばゆい春の日》だったんだね。
ジョンウォン役のキム・ヒョンジュさん。
大好きな女優さんになったなぁ。
劇中に何度も出てくる音痴な歌(わざと?)もすごくいいエッセンスになっていた
今度「インスンはきれいだ」も「愛の贈り物」も観なくっちゃ。
あ、それから、この人も出てきたよ。
カン・ドンホ。
「棚ぼたのあなた」以来2度目ですわ。
時々ジソブに似てる。
今回はジョンウォンを支える片想いの友達役。
それから、ユチョンの弟、ユファン君。
私、この子の舌の長さ?カツゼツの悪さ?だめだワー。
お兄さんもダメだけど弟も合わせて「パク兄弟」苦手かも~
そして、こんなに視聴ドラマの少ない私が、何度も何度も観ているこの人。
キム・ヒョンボム。
この人がまともな役をやっているのを一度も観ていません。
ぜーーーんぶダメな男の役ばっかり。
もしこの方の「まともな役」をお知りの方がいましたら教えてください
そろそろ観たいと思います(笑)
(あ。時代劇以外でお願いよー)
このドラマ…後味も良くて、前向きな太陽は私のコートも脱がせてくれました。
ハッピーエンドですっきり!
私は2月から観終わるまで3ヶ月かかったけど(笑)中だるみもなく、バッチリお勧めできまーす。
きらきら光る : 全54話