いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

レイメイキング講習会

2015-08-10 | Hula
ワタシのお姉ちゃん。
実のお姉ちゃん(次女)ネ。

あ、ワタシは三姉妹の三女になります

地元でフラのサークルに入っているの。

かつては水泳選手、その後エアロビクスの先生と、激しい運動系とリズム感にたけた三姉妹の『運動担当』は、
フラはワタシとモアイ君のを観るだけだったのが、ひょんなおつきあいで地元のフラサークルに入ったんだって。

たまに会うと今習っている曲を歌いながら踊って見せてくれるんだけどね、
耳から覚えたその歌詞がテキトーで(笑)、「何の手」を表現しているんだかモアイ君とよく悩むの。

「何の(テーマの)曲を踊ってるのか、わかってんの?」って聞くと「よくわかんないわよー」。
まるでクイズ形式のようなフラが面白くてよく踊らせては(失礼ながら)大笑いしているんだ。

そんな楽しいフラを今後も見たいから、あえて何も直さない・指摘しない(笑)
子供が間違えて歌う歌が可愛いのと同じ心理ね。
当のお姉ちゃんも「だってぇー、こんな風な動きだったもん~」と言いながらゲラゲラ笑っているの。

「いいの。うちは”なんちゃって”だから。それでいいんだよー」

サークルの先生は、どこかのサークル(?)でフラを習っているご年配の方で、1番を教わってくると即それを教えてくれるらしい。
先週と今週でステップが違うことは日常茶飯事で、歌詞カードもなければ歌の意味の説明もなし(笑)
会費もとらず、寄り合うことが楽しくて集まっている仲間たちなんだね。


カウアイ島のHanaleiの月を歌った「ハナレイ・ムーン」も姉にかかると「ハナレ・ムーン」になっちゃうの。
確かに耳には「ハナレー♪ハナレムーン♪」と聞こえるかもだけど

「ハナレって何?」とワタシが聞くと、「わからん。先生がそう言うから。離れてくのかな?ゲラゲラ」とこのレベルなの。


カウボーイの曲で元気な「ウルラクア」を教わった時には、
「○子(姉)はとにかくウルラクアの沈み込みを頑張る!」というが届きます。

沈み込み?
沈み込みって何?と聞くと「しゃがんだところから山を作るの!」と。

ワタシのハラウで言うところの「i lalo」(膝を曲げて少し低くなってステップ)。
これが姉には「沈み込み」。
「他の人よりうんと沈み込めるように頑張る!」とそこはかつての運動先生、頑張りどころみたい(笑)

ま、一事が万事こんな感じでも、楽しそうにやってるからそれはそれでいいんだと思うわ。


  


そんななんちゃってフラチームは、聞けばワタシの数倍も忙しくフラをご披露しているの。

地元の老人ホーム、デイケア、公民館まつり?
この夏もスケジュール帳には予定がいっぱい。

なのに、胸に飾るレイも髪につけるお花も、みんなバラバラの自由なんだって。
(かろうじて衣装は揃えている模様)

「Marchちゃん、ワタシに髪飾り作って~
「いいよ、何個?」
「え?1個でいいよ」
「そんなのダメじゃん。みんなの分は?」
「いいんだよ、みんなは適当に買ったりしてるから」



「ネックレスもさー、百均の安っぽいお花のしかないんだよねぇ…」
(姉はレイのことをネックレスと言いました


どうやら、「本気フラ」になればなるほどお金も時間もかかるので、そこには踏み込まないように自分で加減をしてるのかな?
本来は深く突きつめる性格(のはず)のお姉ちゃん。
かと言ってハラウに移るほどリキを入れたくない(し、暇もない)。
ほど良きスタンスで、友好こそがメイン目的のフラチーム。


  


そんなフラチームに先日レイメイキングの講師として行ってきたよ。

「自分で作れば安く作れる。一度教われば何度も作れる。」

せっかくならみんな揃っている方がいいのはチームの皆さんとて同じ気持ち。
ならば、一度ワークショップをしましょう!

朝の10時からの楽しい工作タイム。
お昼を持参してみんなが集まりました。




そもそも姉のチームに「モキハナ」と名前がついているのを知らなかったわ 

ドアを開けながらお姉ちゃん、
「Marchちゃん、モキハナってなに?」

ソレクライ ケンサク シロ。


ワタシが材料を人数分持参し、2テーブルに分かれて2種類のレイを作ります。

レイAはワタシが先生。
レイBは夏季休暇をとったモアイ君が先生。

モアイ君は我が家のネックレ…じゃなかった、レイメーカーだよ。





多少の得手不得手や速度の違いはあっても、必ず自分で作れるきれいなレイ。
自分で作れば愛着もわくね。

男性の先生と触れ合うのは皆さんも嬉しそう(笑)
何より、お姉ちゃんが一番うれしいんだよね、モアイ君がサプライズで来てくれたから。


赤いのは小1時間で完成し、黄色いのは自宅に帰って続きを作らねばならない宿題に。
でも、ちゃんと説明もしたし、図解書も作った。

「こういうことに没頭するのは楽しいわねー」とはどなたかの言葉です。




せっかく部屋をとれたのだから、9月の本番に向けて新曲のレッスンもやりましょう。
(この中にお姉ちゃんもいます)

ワタシとモアイ君は横目でレッスンの様子を見ながら、本日欠席の方の赤いレイを作りましたよ。

「足はこうでー、手はこんな感じ。次はぐっと沈んでからこんな感じ。」

ステップの名前も出ず、手の意味も説明はなし。
そもそも曲のタイトルは言ったかな

歌詞を聞き取り手の意味を理解します(私たちは)。
声はクアナのようだけど、私たちにはお初の曲だね。

あっという間に1番が終わったわ
はやっ!
すごい速さで教え教わり、あとは繰り返し踊るのみ。




横目で見ていただけで、モアイ君も覚えちゃった。
こんなレッスンもあるんだーとある意味すごく新鮮
楽しそうなのがせめてもです。


最後に私たち夫婦が2曲ほどフラをご披露し、前回習った曲をみんなでおさらいして(私たちは後ろでマネをし)おしまい。

姉1人のフラを見てるといつも笑っちゃうのだけど、こうやって大勢で踊るのを見ると、ちゃんとフラになっているの。
(ま、意味を突きつめてないからフラじゃない、とかはさておき)


皆さんと触れ合えて、ハワイに関する時間を共有できるのはとても楽しく、いい気分。
モアイ君も楽しそうだったね。
いい休暇になりました。
お招きくださりありがと~


特訓中?

2015-06-11 | Hula
レッスンより1時間早出をして、
モアイ君だけフラの特訓中です。

いつも女の中に男が1人…だから
たまには1人の曲を習わなくちゃ可哀想だよね。

先生と2回一緒に踊ったら、
次は1人で踊ります。

あ~ とか うわ~ とか
間違えながらも楽しそう♪

私は股関節のストレッチをしながら
眺めてるだけー。

がんばれー。

クム来日でWork Shop

2015-04-07 | Hula
先週は6日間のクム来日weekでした。

せっかくなら日本の桜をぜひ見せてあげたいとこの時期に実施されたワークショップ。
ちょうどいい時期の桜を見せるのって、予測できないだけになかなか難しいんだよね。
つぼみでもない葉桜でもないちょうどいい時期の桜。
今回はうまくいきましたねぇ


初日、木曜日はオットは午前中会社からワーク会場へ、ワタシは家から会場へだったのだけど、
小田急線、人身事故がありましてぇ・・・
ワタシはシンユリで足止めを食らいました。
「この電車は1時間ほど止まります」

ガーーーン
最寄り駅でランチにしようねと、1時間早く出てきたのに遅刻決定じゃん。
新しく習う曲は積年の!あの曲。
クムのママが恋人(のちにご主人)から送られたという大切なあの曲。
「まだ時期じゃない」と言われ続けた曲をとうとう習うっていうこの日に、遅刻とは・・・


アナウンスに、
小田急多摩線で「小田急永山」から「京王永山」、そこから京王線で新宿へ。
お急ぎの方はどうぞ と言われ移動を開始。
えーえー、急ぎますとも!

普段小田急永山駅を使ってるらしき学生さんが「永山始まって以来の大混雑じゃん」と笑うほどの大混雑で、ワタシも人波にもまれながら頑張りました。

それでも20分の遅刻

クム一行はたくさんのプルメリアを持ってきてくれていて、最初に爪楊枝でいつもの髪飾りを作ったそうです。
(遅刻のワタシの分はオットが代わりに作ってくれてた)

それを髪に差し、全員がプルメリアン・ガールになりましたよ

(写真は木曜に作ったプルメリアを日曜日にもしたもので、周囲が茶色くなってますが)

それと、ハラウTシャツを作ってきてくれました。


「今回ハ、桜ノ時期ニ日本ニ来ルノガトテモ楽シミデネ、桜色ノT shirtニシタノヨ」
てなことをニコニコとお話されて・・・

ワタシと目があったら、「Hi!N○○○。」と突然名指しをされて焦った

「s、s、s、Sorry to being la・・・」
「It's OK. ソレデネ、桜ガァ・・・」
みたいな自由奔放なマイペースさ(笑)


普段はハラウ名が入る胸元も今回は「Halau SAKURA」になっちゃった!
(ハワイアンの人って”SAKURA”の響きが好きだよね)

プルメリアン・ガールになれないオットにはプルメリアのレイを作ってきてくれたのね。ありがとう。

クムの生徒でもあるDebiさんは、自費での来日。
ハワイ研修でも帯同してくれた私達の胃袋担当なの。
少し前までオアフでレストランを経営していた彼女は、とてもおいしいお料理をパッパと作ってくれるんだ。

デビさんはassorted好きでもあり、今回も全員にお土産の詰め合わせを作ってきてくれました。

Bath & Body worksのハンドジェルとお菓子を袋に・・・

それとクムの「Candy break」の声にあわせて、オアフで作ってきてくれたすっごい美味しいケーキを出してくれたの。
洋酒がとっても効いたナッツとバナナと・・・なんか色んな味のする甘いケーキ。
疲れた脳にありがたい思いやりです。
(このケーキがマジで美味しかった)


レッスンは木曜日と日曜日にじっくりと行われ(初級クラスは土曜日に別の曲を)、どうにかあの曲も習得しました。

歌詞も背景も理解した。
振りも難しくない。
けれど、そのマインドの表現が・・・難しい。
難しくないだけに難しい・・・
これは練習と踊りこみに尽きますね。
少しでもクムの思いに近づけるように。

日曜日の午後には、目の前にあるホテルに場所を移してパーティーが行われました。


この2年間ワタシのハラウでは、ハワイ語辞書を作った功績のあるMary Kawena Pukuiさんの作品を重点的に学んできたのね。
(例えば阿久悠の曲を重点的に学ぶようなもん)
いつも何らかのテーマを持って学ぶのはワタシのハラウでは普通のスタイルです。
(言い換えれば、かっこいい新曲には無縁なんだよね)
その総集編が今回の曲ってこと。
プクイさんの作る曲はとても有名な曲が多く、知らないでは済まされない曲ばかり。
時々は退屈でも学ぶ意義はあるってもんです。
その作品たちをクラスごとに、クムの前でご披露しました。


オットはソロの曲を2曲。
クムの孫のNalei(2歳)がオットが出てくると負けずに出てきちゃうの。
「アンクル、今度ハナニ踊ルノ?」みたいに(笑)


そして、後ろで一緒にポーズをするもんだから、視線は全てそっちに持っていかれちゃうんですよねー

孫(姉)のAloもすっかりお姉さんになり、プルメリアをツインテールに差して登場。
いつも身近にお花があり、フラがある生活。
日本の子供にゲームが身近なように、クムの子(孫)にはフラの生活があるのね。
お花を日常的に飾るという贅沢がうらやましいなぁ。
(日本ではお花を摘むのは罪悪感だもんね)

今回はipoちゃんはイクスピアリ営業で欠席。
そこから怒涛のメリーモナークweekに入る多忙さだそうです
クムんちのお嫁さんのMarleneも来日して、今回はオット(男性)の振りを丁寧にサポートしてくれました。

ワタシも少し疲れたけれど、これは心地よい疲れです。

今週の寒さを知らずに、日本はいい季節・・・と思ったままハワイに帰れてよかったわ。
おつかれさまでした、クム

LOVE U

祭りのあと

2015-02-28 | Hula
老人ホームのボランティアのあとはお洗濯物がいっぱい

夫婦2人分のカラフルな衣装は、ご近所が見たら何の干し物と思うのかしら?
今日は貴重な晴れ間だから、カラリと乾いてもらいましょう。

1時間以上かけてアイロン掛けをしても、着るのはたった3分。
乾いたら、次回の出番までこのしわくちゃのまま、しまいます。

  

前回、水戸黄門公演でお邪魔した老人ホームから、フラでの訪問を依頼されました。
45分間12曲のフラショー。

自分たちで曲順を決め、自分たちでフォーメーションを考え、華やかにたくさんの衣装をお見せすることで、目も楽しませて差し上げたい。
手作りの温かいショーができたと思います。

最後に握手をしてお声掛けをしながら退場する時に
「また来てねー。お顔を覚えておかなくちゃ」とおばあちゃまに言われました。

「覚えておいてね。まん丸の顔なのよ~


オットがワタシに「アンコールって言ってるよ!」

え?アンコール?
その声はスタッフさんからあがったものだけど、何の用意もしてないよ。
一度踊った曲の中から新入りあっちゃんも踊れる「パパリナ ラヒラヒ」を全員でもう一度踊らせていただきましょ。

「アンコールだってぇ。踊ってもいいですかぁ?」と聞いたら、
皆さん拍手をしてくださいました。

最後は「マネをしながらご一緒に踊ってくださーい!」とお誘いしたら、
おじいちゃんもおばあちゃんも椅子に座ったまま手をヒラヒラ、マネしてくださいました。

もう一度握手をたくさんして、今度は本当のおしまい。

「孫が同じのをやってるわー」とおっしゃるおばあちゃんもいたらしいし、
オットは「足がきれいなのねー。足ばかり見ちゃったわ」と言われたんだって。

わざわざ遠くにお出かけしなくても、手品ショーも来ればエアロビクスもできる。
ピアノの講演会もあれば、カルチャーのように折り紙教室もやってくる。

老人ホームは、こういった地域の人のご協力で成り立っているの。
いかに入居者様が毎日楽しく過ごせるかをスタッフさんも大命題とされているんだよね。

施設長さんと何度かメールをやり取りし、その意義を再確認しました。

今回はフラダンス。
お楽しみいただけたなら幸せです。

オトナのマジおもちゃ:UKULELE

2015-02-24 | Hula
金曜日の夜 唐突に「アリオ橋本に行きたい」とオット。
それはうちの方にある大型ショッピングセンターね。

アリオなら、ワタシも携帯ショップに行きたかったのでちょうどいいよ。
では日曜日に行きましょう

何も予定のない日曜の恒例の朝お散歩は、アリオに車を停めてあっちの方を歩こうか。
(近所の景色はもう飽きているくらいだもんね)

ってことで、市長選挙の投票を済ませ、朝食を食べてからアリオへ行きました。



これから歩くのだから、上着は車に置いときましょ。
スニーカーをはいて、イトーヨーカ堂を突っ切って、あっちの側をお散歩しますよ。
少なくとも1時間は歩きたいわね。





「日影は寒いなぁ」と高層マンションを見上げたり、新しい工場の敷地の美しさに見とれたり…
おしゃべりしながら少しだけ早足でね。

(お気づきですか?とうとう迷彩パンツはきましたよ)

「この工場の外周は長いねぇー」
「日向の側を歩こうかね」



中学校の校庭では野球部が練習試合をしていました。

変声期を終えた野太い声をひっきりなしに出す中学球児。
軟式だけど、見ていると楽しいなぁ。

打った!
回れ!回れ!

私は野球が大好き
ついつい父兄の目線で、応援に力が入っちゃう。

…と、小汗をかいたインナーのTシャツが冷えて急に寒くなっちゃった。
「おトイレ行きたい!」



今度はS.C.目指して小走りモード。
結局、朝のお散歩は45分で終わりましたとさ

  

アリオに何をしに来たかったのか、オットには全然聞いていなかったのだけど、なーんと「ウクレレが欲しい」と言うではないか。

「え?今?なんで、また?」

うちにはウクレレが1台あるにはあるの。
それはハワイで100ドルくらいで買った物。
アロハタワーマーケットプレイスのお店でむかーしに買ったのね。
安くてもちゃんと音も出るし(笑)ケースにも入っているよ。

「あるじゃん。」

一応言ってはみたけれど、それはワタシが言われたら一番困る言葉。
「バッグ、あんなにあるじゃん。」
「あるけど欲しいの!青いのは持ってないもん!」的な言い訳をこれまで100万回してきたのはワタシじゃないか
ワタシは何色のバッグが揃えば満足するのだろう…

「ふーん。じゃ、買えば」
ツマは、そう言いました。

そうして楽器店へ。
あー前来た時もここでウクレレを見たっけね。
オットの心にはそれからずっとこのお店があったのかも。
ずいぶん長いこと温めてきたんだね。
即断即決、すぐに買って、また次の欲しいものができるワタシとは大違いだ。
なんだか健気だなぁ
そう思ったら「今日は文句は言わないようにしよう」と心が決まりました(笑)



お姉さん、積極的にウクレレを取ってくれるけど、右に行けば行くほど高いんだよ
基本、右上の物しか取ってくれません(笑)
(もちろんお願いすれば取ってくれるけど、お姉さんの意思では右上の物をお勧めしてくるわぁ)

ポロンポロン…
音色を確かめると、値段の順にいい音がする。
それは顕著に!

一番高いのはMartinの物。
ギターでも有名なマーティンのウクレレは確かにいい音だけど、お値段もすごい…

「何もこれじゃなくてもいいんじゃなーい?」
やっぱり黙っていられずに口をはさんじゃう。

「やるの?ホントに続くの?私は爪があるから弾かないよ。やるの?」
出たー。問い詰め系(笑)

「いるの?そのバッグいるの?この前買ったのも持ってるの見たことないよ」
これとどこが違うというのでしょう
自分が言われてイヤなことは言っちゃイケマセン。



ワタシもいろいろ弾いてみて、音色が気に入ったのはオットと同じもの。
コードをひとつも知らないワタシが「ソ・ド・ミ・ラ」のチューニングのままジャンジャカジャーンと弾いただけで、上手に聞こえるのはこれが一番だね。
深みもあって響きもすごい。
マーティンより4万円安くてこの音なら、実質こっちが一番だよ。

けど…高いねぇ。
どうするのかなぁ?

もんもんと葛藤をしているオット。
果たして僕は続くのだろうか?こんな高いものを買ってもいいのだろうか?
たぶん、心中はこんなとこ。

一番気に入ったものに「先約済み」と札をかけてもらい、ランチの間の小1時間悩むことにしました。
悩んだってもう買うに決まってるじゃん。
ワタシだったら「買い」だよ。
この後「やっぱりやめます」なんてワタシだったらもうできない。
欲しいものがあったなら。
それが私にはウクレレじゃないだけで。

けど彼にはこの1時間、冷静に考える時間が必要なんだ。
一家を背負っているアルジというのはこういうもんなんだねぇ
エライゾ。

「どう思う?」
「そうだねぇ、中途半端に3-4万円のやつを買って、またいつかもっといいものが欲しくなるなら、もうこれが一生モノと思って買ったらいいんじゃない?だって、これより上はもうマーティンしかないんだよ(このお店には)。けど、マーティンよりあれの方が響きも良かったじゃん。それに、あのピンクのところ、ワタシ可愛かったなぁ他のよりあれがいいよ」

どうです?
買うための言い訳ならいくらでも、立て板に水がごとく言葉が出てくるよ。
だってオットはどうせ背中を押してほしいんだもんね。
ここの持ち手が今までのバッグと違うの。ほら、ここのステッチ、チョーかわいいでしょ。うわ!中にはこんなポケットもついてるわ。やっぱりこのバッグ可愛いなぁ。

そうして決めたの。




コアロハウクレレ、11万円。

ワタシが言った『ピンクのとこ』とは、チューニングで弦を巻いているここのこと。



コアロハ社のは、ここがピンクの珊瑚(風)で可愛いの
カマカもマーティンもここがそんなに可愛くない(笑)

そしてなにより音色
なんとも例えようがないほど素敵なもんなんだねー、良いものは。
これと比較したらうちの100ドルの子はおもちゃだよ、オモチャ。

帰宅してさっそく、YouTubeを見ながらコード練習をしているオット。
聞いた限りは結構弾けてるじゃん。
パッパとコードが出てくるかどうかは知らないけれど、ちゃんと弾けてるように見えるけど?

「もう、何年もこの彼に教わってる(笑)」と自虐的に笑いながら、「今度は絶対続けよう!そのためにいいやつを買ったんだ!」と叫んでいるわ。

  




去年の12月、高2の甥っ子からメールが来たの。

ウクレレー
Rスケが?
なんでまた?

どう答えようか迷って、一応姉(甥の母)に聞いてみたの。
そしたら
「試験勉強から逃避してるのよ。急にウクレレがやりたいだなんて、ここ数日言ってるから」

わかるわー。
期末試験の時期になると急に部屋の掃除始めちゃう子だったなぁ、ワタシも。

そっか…
うーん、そんな動機じゃきっと続かないよね。
じゃぁやっぱりこう答えよう。



お金を出すお姉ちゃんも高いのを欲しがられたら困るだろうし、まずきっと続かないはず。
そもそも試験さえ終わってしまえば、きっとウクレレのことも忘却の彼方なんじゃないかな?

叔父ちゃん。
叔父ちゃんはオトナの本気ウクレレを買ったんだから、今度は続くといいね。

上達したらワタシが踊るからね。
歌とウクレレ、任せたよー


アクシデントは育つチャンス

2015-02-01 | Hula
花小金井の老人ホームへ、お芝居を引っさげてボランティアに行きました。
ロビーには≪1月31日に劇団来る!≫と告知のポスターも作られています。

入口を入るとすぐスタッフさんが「全員マスク着用でご移動願います」と、新品のマスクをみんなに手渡ししてくださいました。
フルーの大流行の季節、この念の入れ方が大事よね。
私は大賛成!



前回と同じ系列のホームなので、こちらも空間的ゆとりが十分なんだねー。



ゆったりとした余白の多い室内。
自由に歩くご老人たち。

車椅子の方も多いけど、ご自分の足で歩ける健常な方もたくさんいて、ここを終の棲家と決めて入っていらしたのね
お値段を調べたら、私たち夫婦には絶対に入れないお値段でしたが

最初にいただくのはこちらの昼食。
壁に貼られたWeekly Menuをさっき見たので、今日がシーフードカレーだってことはわかってたよ~ん



ちなみに来週の土曜日は「しっぽくうどん」と「エビのあんかけナンチャラ」。
朝食は和・洋チョイスもできる。
なーんて美味しそうなお食事が毎日供されるんでしょう
そりゃ、同じ老後なら羨ましいですがな。

でも何度も言うけど(笑)、持ち家を処分しても我が家には入れないお値段なんだよ
宝くじが当たらない限り…

シーフードカレーは魚介ダシが濃く、スープはさっぱり。
サラダのきゅうりは軽~くもんであってお口に優しいの。
フルーツヨーグルトははっきりと甘くて、フルーツがごろり
ここでは若者に属す私にも、理想的なお味でした。



今日の女性控室は大浴場になりました。
脱衣所を黄門様ご一行にお渡しし、フラチームは浴室内に。



大きな浴槽もあり、



銘々の鏡もついています。
ここは、自力で入浴できる方のためのお風呂なんだね。

床がカラリ床で、濡れているところがないほど乾いているのも素晴らしい。
床暖房も効いて暖かく、



着替えに時間のかからない私たちは、車座になってお話もできました。

その頃脱衣所では



黄門様(今回は女性です)、パソドのお姉さまたち、歌謡ショーのケイコさん、皆さんお着替えが進んでいましたよ。

そしてこんなコントコーナーも。



さっきから「ダメよーダメダメ」を練習しているのはハルミちゃん。
(馴れ馴れしく呼んでいるけど、初対面です

白い紙に小さくプリントされた未亡人朱美ちゃんの写真を元に、なんとなく似せてメイクをしていたのだけど、
「なんか…なんか違いますねー。なんか足りない気がしますよー」とフラチームが気づき、
「朱美ちゃんってほくろがあったっけ?」
(そのプリントは小さすぎて細部が見えてなかった)

「はい!あっちゃん画像検索!

一番若いあっちゃんがマッハの速さで朱美ちゃんの画像を割り出し、右目の下のほくろも無事私が描いてあげ、前髪ももっと短くしましょうとヅラをずらしてもあげられました



脱衣所にあったこのシンク、排水までのラインがすごく滑らかで、とっても素敵ー
こんなきれいな洗面が欲しいなぁ。



春日局さまのかぶるカツラ(15,000円って書いてあった)



助さんの持つつづら?

小道具が本格的で中身はコメディ、フラも小平市の磯貝さんも出てくる不思議な演目、喜んでもらえるといいなぁ。

…とここで私の携帯のバッテリーがDeadになってしまい、ここから先のお写真がありません。
悪代官も撮りたかったよー

  

お芝居は順調に進み、もうそろそろフラの出番だ。
舞台袖に待機し、トモコさんの長セリフが終わったら私たちだねと思ったら、なんと、座長さんがページを1ページ分飛ばし、「じゃー『腰ミノの舞』から行ってみよー!」とやっちゃった。

『腰ミノの舞』とは私たちのこと。

あらら?トモコさん、あんなに長セリフを覚えたのに、ご披露できずに終わっちゃうの?
でも呼ばれた以上行くしかない。
トモコさんを袖で追い抜きながら「トモコさん飛ばされたね!」と私は言ったの。
トモコさんも「飛ばされたーっ!」と言ってる

舞台には何でもない振りをして笑顔で出て、イントロの流れるのを待ちました。

今日の私は1曲目が前列右。(全部で6人)
2曲目が前後入れ替わっての後列右。

ダララララーンと流れたイントロは前回踊った『Blue Hawaii』。
顔は前を向き、歯を見せたまま私が「違う!」と言ったの。
曲が違うよ~
それを聞いて後列中央のクミちゃんが後ろにいる音響さんに「違います!」と言いました。

後ろでは「ない!ない!」と焦っている音響さんの声。
ダンサーはこういう時、たとえイントロまでしばらく待とうがしっかりと笑顔を前に向けて、「え?」なんてふり向いたりしちゃいけないんだ。
けど、いつまでたっても「ない!ない!」と聞こえてくる。

私の後ろにいたヨーコちゃんに、顔は前を向いたまま「ヨーコちゃん行って来て!」と頼み、ヨーコちゃんが音響さんのパソコンのところまで舞台を抜けたの。

今回踊る曲のタイトルを何度も言うヨーコちゃんの声。
ない!ない!の音響さんの声。

そこに、機転を利かせた浪人役の男優さんが出てきて、「えー、いろいろもめているようですが、実はこの前…」と時節柄のお話を始めて、観客のおじいちゃんおばあちゃんの気をそっちにそらしてくれたのね。

今しかない!とワタシも列を抜け、音響さんの元へ。
結局、おととい取り込んだはずの2曲はみつからず、踊るなら前回と同じ2曲しかない。

そうこうしている間に、さっき飛ばされたトモコさんの長セリフが始まり、フラチームは何もなかったようにいったん袖に引っ込んだの。

トモコさんが終わったら即行かなきゃならない。
踊るのは『Blue Hawaii』ともう1曲。

顔が固まるメンバーたち。
この顔を見てしまったら、もうこの時点で私が前列中央を務めなくてはならないも同然。
レイちゃんに「レイちゃん、左できる?」
レイちゃんは「…がんばる!」と答えました。

ヨーコちゃんに「ヨーコちゃん、右前できる?」
「できない」と答えるヨーコちゃんに「やるしかないんだよ」と私、すごい喝を入れました。

ヨーコちゃんは腹を決め、「頑張る!けど、半歩だけ下がってもいい?」と聞くの(笑)
それは、半歩下がったその眼のハシで、なんとなく私を感じながら踊りたいということなんだよね。

仕方ない。
私だってチョーやばいけど、ヤバイそぶりを見せるのは悔しいし、集中すれば思い出せるはず。
この前一度踊っているんだもの。
「いいよ、半歩後ろでいいから頑張って!」

もう私は絶対に間違えられない。
私こけたらみなこけたで、ボロボロになるわけにはいかないぞ。
結局、私はとても平常心の、さらにいつにない集中っぷりで、笑顔もしっかり出しながら踊ることができました。
いや、「う~次は右手?左手?」と迷いながら、イチかバチかで出した手がことごとく当たったといった方が正しいかな。

フラは1番を2回・2番を2回といった繰り返しがあることも多く、例えば1番の1回目でどこかを間違っても、2回目にとりかえせる…みたいな感じがあるのね。

レイちゃんがブルーハワイの1回目をみんなと左右逆の手でやってしまったのにも気づいた。
だから2回目のその箇所が近づいた時、口角を上げたその口元は変わらないようにしたまま「レイちゃん、左からだよー」と教えてあげることもできた。
レイちゃんも口角を上げたまま「アラッソヨー」と答えていたっけ(笑)

あぁ
なんと楽しいアクシデント。

せっかく用意した衣装と曲が全然合わず、せっかく練習した軽快な曲がご披露できなかったのは残念だったけど、このハプニングこそが非日常よねぇ。
ゾクゾクしちゃうわ。

その昔、ハワイでハラウのショーが毎週行われていて、観光客が足を止める中、屋外ステージで踊る時、
それこそ直前の舞台袖で、クムに「この曲は踊れる?」「I can't」「じゃこれは?」「I can't」と何曲もNGを出し
「じゃー何なら踊れるのよ何を習ってきたのよ」とすごく怒られたことがありました。
だから、ステージなんて出たくねえんだよぅ…曲は前の晩に言ってくれよぅ…と心の中では思いつつ、そうも言えず、ガチガチになったことが。

それからしばらくハワイに行くのが怖くなり、行ってもできるならクムにみつかりたくないと逃げ回りたい心境だったの。

どうやら、あのクムのバチコーーーンの怒りで、心臓に毛が生えました。
もう、どんなに怪しくても「I can't」とは言っちゃいけない。
それがソロなら自分で振りを適当に作ったとしても(笑)踊らなくちゃいけないと腹が決まったんだなぁ。

今回は不幸中の幸いにもこの前踊っている曲だし、集中したら思い出すことができました。
そして、後列の3人はともかく、ヨーコちゃんの心臓に産毛ぐらいは植え込むことができたんじゃないでしょうか(笑)

ターンのタイミングがみんなより遅れたの、一人だけ違う手をしちゃったのとみんな反省していたけど、大丈夫大丈夫。
おばあちゃんたち、きっと見逃してくださるわ(笑)

そして、そんなアクシデントの後のセリフでも3人とも堂々と言えて、やっぱり本番の持つパワーってスゴイって思ったよ。

  

舞台も無事終わり、居酒屋さんでの打ち上げの時(劇団員さんたちはこれが楽しいみたい)、1人ずつ立ってご挨拶する時間があったのだけど、
音響さんがフラチームに平謝りしてくださって…。
フラチーム代表で私の番になった時
「今日は思いがけないアクシデントで驚きましたが、こういう時に臨機応変に対応できるように普段の練習が必要なんだと、気づくことができました。
もっと瞬発力を養いたいなと感じましたし、とても貴重な勉強をさせていただけたと思います。ありがとうございました」
とお礼が言えました。

ゾクゾクしたわーとは言わなかったけど(笑)



真ん中のちいちゃいおばあちゃん、わかる?
この方は、このホームに入居されてるおばあちゃんなの。
(たぶんかなりのお歳です)

これまで劇団では、可能ならばスタッフさんにチョイ役でお芝居に出てもらっていたんだって。
やっぱり知っている顔が劇中にいると、入居者様が喜ぶのよね。

それを今回初の試みで、入居者の中から1人『春日局』の役で出てもらったの。
(たぶんスタッフさんが明るいおばあちゃんを他薦したのかな)

このおばあちゃん、京都からこちらに入所したらしく、楽屋ではちゃきちゃきの関西弁で自分でノリツッコミをされちゃうくらい面白いの。
「緊張するわぁ」「何言うてまんねんて、言うたろかいな?」なんて、誰ともなくおしゃべりしているんだよ。
ケラケラ笑いながら。

それがいざ出番になったら、顔がこわばり、お付き役の男性と一緒にカチカチで舞台に出ていった。

舞台でもセリフはなく、お局様として座っていてくれればいいの。
お付きの人が「ではお局様、民に見つかる前に帰りましょう」と言ったら、手を引かれて退場するだけ。
ところが、最後に「さらばじゃ」と客席に向かって言ったんだよ。

客席のおばあちゃんたちは手をたたいて大笑い。

すごいなぁ

知らない人同士が同居するこんなコミュニティーの中で、陽気な性格を発揮できるなんて、本当にうらやましい。
そして、閉幕後に少女のように高揚されていたのもうれしかった。


あー、長くなりました

現実に戻ればたまった仕事が恐ろしいけど、今日は一日有意義!
最後に握手したお年寄りたちは、リアクションこそ薄かったのに「面白かったわ」「楽しかったよ~」と言ってくださる。
ホントウに?
きっと、本当なんでしょう。
明日には忘れちゃうようなことでも、こういうイベントを積み重ねることがスタッフさんの命題らしいから、
その一翼を担えたんだとしたら、それは有意義なことなのです。



今日は台詞つき

2015-01-31 | Hula
朝の駅です。

仕事が忙しくなるかわからない頃に引き受けてしまったボランティアで、会社を休みました。
今日休むことがどれだけ月曜日の自分の首をしめるか、容易に想像つくけど仕方ない…

荷物もあるので、ロマンスカーを待っています。
お着物のおばさま達も素敵なショールを羽織ってお待ちです。

今日は「水戸黄門パート2」



先日、通し稽古がありました。




今回は前回の「ありがとうございました」から台詞が大幅に増えました。
でも、話す内容が難しい時代劇の言い回しでなくフラの歴史についてなので、これは大丈夫。
頭に入っている、いつも話しているようなことだもんね。

最初に短い台詞を言うMちゃんが監督さんから
「もっとゆっくり!もっと滑舌よく!」
と直され、次のKちゃんは
「声が小さい!もう台本見ない!」
と言われています…

うー…
キンチョーするー

一番長い台詞のワタシは、大きな声で、ゆっくりと笑顔で、身ぶり手振りを加えながら台詞を言いました。
おじいちゃんおばあちゃんにお話しするように(事実そうだし)。



拍手(笑)
おじさま達から拍手が起こりました(笑)

「声が聞きやすい」
「よく通る声だ」
おじさま達が口々に(国会のヤジとおんなじ)言ってます。

昔はもっと通る声だったけど(それは自覚ある)今じゃしゃがれた低い声が悩みなのに、まだそう言われるのか…
それなら良かった。

けど、
「さすが、体格と一緒だな」

はい、それはセクハラー
おっちゃん、それはセクハラ議員でっせ

まぁ、慢心はミステイクを産むので、これから何度もぶつぶつ言って本番を乗りきりたいと思います。

フラの後に台詞ってーのがイヤなんだよなぁ~。
先に台詞を片付けちゃいたいワタシです。

行ってきます。

暮れのご挨拶

2014-12-29 | Hula


この季節、フラのチームさんから美味しいお歳暮をいただいたりするでしょ。

Banyanさんにはお返しに衣装の残り切れを使って、今年はポーチを作りました。



流れ作業で6個。
裏地もつけて、大きさもちょうど使いやすいのは実証済みなの。

Manoaさんの方は人数が多く、それもままならないので、
恒例の




体で返すパターン(笑)
ペアももちろん、今年は主にオットに頑張ってもらいました




お花はいつも温かいSさんからのプレゼント。
そしてお手紙とお菓子はKちゃんからのご挨拶です。

しばらくお休みして入院をするKちゃん。

ある晩、追いかけてきて告白してくれた時、泣いちゃったね。
明るい笑顔の奥に、そんな悩みがあったなんて気づかなかったし、みんなつらいのを頑張って生きてるんだなーと思いました。
私はHUGするしかできなかった。

今年最後のManoaの後も、かたく抱き合い「絶対戻って来ようね!」と約束しました。
耳元で、「大好きですー」だなんて、涙出ちゃうよ。
こっちのが大好きだってーの!

まやかしかもしれないけど、パワーストーンを調べて作ったブレスレットを渡しました。
お守りになればいいなぁ と。
八重歯の笑顔が可愛い彼女。
Manoaで一番ニコニコしている彼女。

どうか、手術が成功しますように。
仲間みんなで祈ります。

2014 Halau Christmas Party

2014-12-25 | Hula
6年ぶりに幹事当番が回ってきたハラウのクリスマスパーティーを恵比寿の『Tommy Garden』さんで行いました。



外はあいにくの雨
そして、寒ーい!

会場を提案してくれたのはNちゃん。
お仕事の関係で時々利用していた披露宴会場の一つです。
交通アクセスも良く、私たちじゃ見つけられない場所を、ご主人と一緒に廉価でお話をつけてくれました。

早々にフライヤーを作ったワタシは先行逃げ切りで当日の担当はなく、当日はさしずめ盛り上げ隊みたいなもん
気楽気楽



受付のクジを作ってくれたのがKちゃん。
このバラは折り紙でできていて、裏に座席番号が書いてあります
今日の人数はお客さまも含めて49人様。



この番号と、お皿の下に置いたワタシが作ったTime Tableの番号を合わせ…
そこがあなたのお席になります ってこと。



会場は、真ん中に小さなプールがあり、季節が季節ならオープンエアでいい雰囲気になりそうな感じです



この日は雨、そして冬なのでこのプールはガラス越しに見るに限られてしまいましたけど…



クラスのみんなでテーブルセッティングをし、高砂にあたる位置にはWelcome Videoのメリーモナークも流しました。
(早々に来てお待ちいただくお客様には好評でした)



司会は、任せて安心のHちゃん。
立て板に水が如く、透き通る声で頑張ってくれました。



ここは結婚式会場なので、例年のレストラン会場よりもスタッフさんの気配りがスマートで、BGM・照明等を絶妙のタイミングでやってくださり、Hちゃんの司会もさらにグーッと引き立ちます。
特に、ハワイアンしか用意していない私たちに、「ここはクリスマスのこのBGM,ここはこんな曲がよろしいかと」とアドバイスしてくださったのは助かりました。




毎年、衣装も工夫する私たちのクラスは、去年は白シャツにデニムでエプロンをしてキッチンツールを持って「I ali'i no 'oe」を踊ったの。
それはご主人様に仕えるメイドさんの曲

あのヤンヤの大喝采が忘れられず、今年も任務を全うしようとワタシが衣装を考えました。

今年のクラス曲は古典が題材の「No'eno'e maika'i ke aloha」。
今年は正統派で行こうと決め、ヒナヒナを模したレイを作りました。

ホイケの時に縫った白ワンピースは、ピンスポットで使うだけだったので、どうせ足元は見えないと裾が切りっぱなしのままだったの。
この機会にいつでも着られる一着にしようと、カムエラ並みの7mの裾ギャザーを施しましたよ

そして、スタッフとして働く時やお食事の時に間違って何かをこぼさないようにと、去年のエプロンをお揃いで着て働こうと決めたのだけど…

チューブデザインの白ワンピースにエプロンをしたら≪裸エプロン≫のようですごく卑猥になっちゃった



「こりゃいかーん!全員カーディガン着用ー!」とRちゃんから号令がかかりました

  

オットの「Tewe tewe」もエッチなフラで大盛り上がり



選抜ウクレレ隊も結成され、他クラスのメンバーも楽しそうで良かった。
お客様もenjoyしてくださいました。

そして私たちのクラス曲は、フォーメーションに「He inoa noー」のカヘア、オットモアイ君のわかりやすい曲解説も上出来で、ストーリーに基づいたかっこいい衣装でバシッと決まりました。(つもり)



それぞれが持ち場を全うし、適材適所ができた今回の幹事。
今まで、システム関係はわからないなりにワタシの担当だったけど、新入りのAちゃんがそっち方面に精通しているのもわかったわ。
クラス力が試されるこんな日に一丸となって幹事ができたのは良かったねぇ。
メンバーをますます好きになる瞬間だよね。

フライヤーとギャザーつけ指導や、国会図書館での曲の背景調べと、ワタシの負担もかなり大きく疲れたけど、いつものことで過ぎてしまえば忘れちゃうの。

パーティー後に任務からの解放感で、クラスメンバーだけで恵比寿で二次会を開きました
大笑いしながらの心地よい酔い。

ワタシのスケジュール帳もだいぶ消化され、良い年末が迎えられそうです

お疲れさまでした。

メリークリスマス


旅一座の役者さんになった

2014-12-23 | Hula
まだ3週間前の記事を書いています
思えば最近では一番忙しい頃でしたねー。

この日は神奈川県大和にある有料老人ホームでの『水戸黄門』の公演に参加しました。

ひょんなご縁でNPO団体の劇団さんからお声が掛かり、そこにフラを組み込んでいただく話となったのです。

お昼すぎに到着したら、まずはお食事をどうぞと言われ食堂へ案内されました。
公演やフラは基本ボランティアで行いますが、このようなお食事や軽食をお礼代わりにいただくことはまれにあります。
そんなときはご好意を遠慮なくいただきますっ
この食堂はとってもきれい
空間がゆったりしていて気持ちがいいなぁ。



あえて写しませんでしたが、入居のご老人たちも仲良し同士テーブルを囲み、お食事をしています。



この日のメニューは天ぷらそば。
この後おいなりさんも出されました。

スタッフさんのお話ではこの日はイベントが2つ重なっていて、午前中が『手打ちそばイベント』、午後から『劇団』だったんだって。
板前さんの格好の方がいらしたのはそういうことだったのね。

私たちがいただいたのも手打ちそば。
肌寒い小雨の日だったので、到着するなりこんなごちそうがいただけて幸せでした


私たちフラチームには控室としてリハビリ・トレーニング室があてがわれました。


衣装は歩行バーに掛けて、ベッドは椅子として使いましょ。

「ありがとうございます」ペコリ(私)
「ありがとうございます」ペコリ(みんな)
踊り終わったら言わなくちゃなりません

控室でみんなに付き合ってもらい、何度も練習しました。



今日の私たちの衣装。
なにせ出番は5分間ですから、着替える必要もなく2曲続けて踊るだけです。


こちらは≪パソドブレ≫で出演なさるお姉さまたち。

軽くリハーサルでも…と期待していたのに、椅子を並べたそばからお客様(入居者様)が座ってしまい、公開リハーサルのようになってしまうので急きょリハーサルはナシになりました。
出ハケの場当たりと音出しの確認だけして、いよいよ本番です。



ガマの油売りのおじさんが「1枚が2枚!2枚が4枚!4枚が8枚!・・・」と紙切りを見せ、長い口上を語ります。
やっぱり本番はいちばんテンションが高く、この前の台本読みの時とは全然違うなぁ!



出番を待つ悪代官たち。
みなさん、社会的地位の高いお仕事をリタイヤされて、この活動で生き生きと悪代官役を楽しんでいらっしゃいます(笑)



うっかり八兵衛もいい味だなぁ。

そして舞台は幻想的な音に変わり、まるで天女が舞うかのようないでたちでパソドのお姉さんたちが出ていきました。



続いて私たちのフラ。
今回は耳なじみの良いプレスリーの「ブルーハワイ」と、2分と短い「ロイヤルハワイアンホテル」をご披露しました。

『おー、たいしたもんよのぉ。そちたちも近う寄れ』的にご老公からのご褒美を(助さんから)いただくわけです。



1人1両ずついただいてーの…

「ありがとうございます

普通にしゃべるような「ちーっす」ではダメ。
ちゃんと舞台がかった大げさな「ありがとうございます」が落ち着いて言えました(笑)

フィナーレに演者全員整列でご挨拶をした後、控室に戻る時には、おじいちゃまやおばあちゃまと握手しながら戻ります。
「ありがとう」
「こちらこそ、見ていただきありがとうございます」
「あなた可愛かったわー」
「なーに、おばあちゃまの方が可愛いわぁ
などと、お話をしながら。

ボランティア初参加のあっちゃんは、思わず涙ぐんじゃったんだよね。
「いつまでもお元気でいてくださいね」と言いながら。

うんうん。
私も最初はそうだった(遠い目)
最近はめったなことでは泣かなくなったけど、こんな風に触れ合うのも今生の何かのご縁なんだよなぁーと感慨深くなるよ、毎回。


公演を終え普通の洋服に着替えた頃、コーヒーサロンにいたおばあちゃんたちに呼び止められました。

「フラダンスよかったわ。また来てね、きっとよ。私たちが生きてるうちにきっと来てね」と、そんな恐ろしいことを笑いながらさらっと言うのよ


場所を駅前の居酒屋に移して打ち上げ会がありました。
これも含めて、劇団員さんには楽しいイベントみたい。

1人ずつ立ち上がってご挨拶、自己紹介をした時、ワタシが勇気を出して(けれど冗談めかして)
「フラのお時間を6分いただけると、もっとご披露できる曲のバリエーションが増えますっ!正直5分ではなんにもできませーん!」
と言ってみました。
そしたら会長さんが、
「お!6分でも7分でもやるぞ。その代わり、今度はセリフがもっと増えるからねー(笑)」
と。

えぇ~、もうセリフはコリゴリ
セリフが気になってフラが踊れないよー。

でも、他の誰かが言ってもいいのだから、セリフがついても6分の方が欲しいな

こんな風にして初の劇団フラが終わりました。
次は1月。
今度は何を踊ろうかな?
明るい曲を準備することにしよう。