国連中心主義の愚かさ
自衛隊:国内法に手足を縛られて
大川
民主党は、国連中心主義で、日本が守れると思っているのでしょうか。
田母神
民主党の国連中心主義は、国連が決めてくれたことは、何でもやりますということ。これは本当におかしなことです。5大国が拒否権を持っていて、中国が入っている。国連の言う通りにするということになります。これでは日本の国は守れません。世界は、国連を利用しているだけです。国連の善意に期待することはできないと思います。
大川
中国が北を支援して、中国から陸路を通って、北朝鮮にミサイルや核関連の部品が行っていると思います。ですから、国連をあてにするなんて、ばかばかしいですよ。
田母神
本当にそうですね。やはり憲法が悪いです。あれを素直に読むと何と書いてあるか。「世界の国はみんないい国だ。世界の国民はみんな素晴らしい人たちだ。日本国民だけが性悪だ。だから、日本が悪さをしなければ、世界の平和は永遠に続く」と、前文に書いてあるのです。日本人って、本当に善人ですよ。しかし世界は「腹黒い」ですよ。
大川
前文は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」ってありますよね。じゃあ、北朝鮮の、中国のどこが平和を愛しているか。
田母神
愛しているわけないですよね。
大川
そんな国に囲まれていて、もう前提が崩れているのに、この憲法を守り続けなきゃいけないというのはおかしい。
田母神
憲法改正には3分の2を必要とするから、学者の中には廃止すればいいじゃないかという人もいます。廃止なら過半数でできるわけですから。
大川
なるほど。
田母神
本来は、占領国が被占領国に恒久法を適用してはいけないことになっています。あれは形の上では、日本が一応決めたみたいになっているけれども、ものすごい強制力が行使されているわけです。
大川
はい。占領下でつくられたのですね。
田母神
占領中に決まったことというのは、全部無視しても国際法上なんら違法じゃないのです。日本は全部ご破産ですと行ってもよかったのです、実は。おそらく戦後、枢要なポストにヘソが左を向いた人がいっぱい入ってきてできなかったのでしょう。
大川
幸福実現党は、憲法改正、9条見直しを訴えています。北朝鮮の問題は差し迫っているので、衆議院だけでやれる、自衛隊法改正も考えているのですが。
田母神
この国を守ることについて、いろいろな縛りを1つずつ解いていく必要があると思いますね。例えば、非核3原則、武器輸出3原則、更に攻撃的兵器を持たないとか。別に世界が何か言っているわけじゃないのです。自分たちで手足を縛っている。
大川
どうして自衛隊は外国に行くたびに新しい法律をつくらなければならないのか、非常に不思議なのです。
田母神
これも国内法の縛りで、「自衛隊は軍隊ではない」と言っているからです。禁止されていないことは何でもやるというのが、普通の国の軍隊です。いわば禁止規定、ネガティブリストで動く。これに対して、日本は、自衛隊法に任務を書き込まないと、その任務ができないという根拠規定、ポジティブリストの軍隊なのです。イラクで日本の外交官2名が殺害された時も、「自衛隊法に大使館警備という任務が書いてないから派遣できない」という人たちがいて、結局、できなかった。
大川
作戦とか装備とか、極秘に準備しなければ負けちゃうのに、なぜ国会でオープンにしなきゃいあけないのか。
田母神
国会でまじめに議論すればするほど、国益を損なっているおkとに、政治家は気づいていない。
大川
最後は憲法の問題ですね。
田母神
憲法の問題です。政府が自衛隊を軍だと言い切れば、ソマリア沖に自衛隊を派遣するための特措法などは、みんないらなくなるのです。
(続く)
自衛隊:国内法に手足を縛られて
大川
民主党は、国連中心主義で、日本が守れると思っているのでしょうか。
田母神
民主党の国連中心主義は、国連が決めてくれたことは、何でもやりますということ。これは本当におかしなことです。5大国が拒否権を持っていて、中国が入っている。国連の言う通りにするということになります。これでは日本の国は守れません。世界は、国連を利用しているだけです。国連の善意に期待することはできないと思います。
大川
中国が北を支援して、中国から陸路を通って、北朝鮮にミサイルや核関連の部品が行っていると思います。ですから、国連をあてにするなんて、ばかばかしいですよ。
田母神
本当にそうですね。やはり憲法が悪いです。あれを素直に読むと何と書いてあるか。「世界の国はみんないい国だ。世界の国民はみんな素晴らしい人たちだ。日本国民だけが性悪だ。だから、日本が悪さをしなければ、世界の平和は永遠に続く」と、前文に書いてあるのです。日本人って、本当に善人ですよ。しかし世界は「腹黒い」ですよ。
大川
前文は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」ってありますよね。じゃあ、北朝鮮の、中国のどこが平和を愛しているか。
田母神
愛しているわけないですよね。
大川
そんな国に囲まれていて、もう前提が崩れているのに、この憲法を守り続けなきゃいけないというのはおかしい。
田母神
憲法改正には3分の2を必要とするから、学者の中には廃止すればいいじゃないかという人もいます。廃止なら過半数でできるわけですから。
大川
なるほど。
田母神
本来は、占領国が被占領国に恒久法を適用してはいけないことになっています。あれは形の上では、日本が一応決めたみたいになっているけれども、ものすごい強制力が行使されているわけです。
大川
はい。占領下でつくられたのですね。
田母神
占領中に決まったことというのは、全部無視しても国際法上なんら違法じゃないのです。日本は全部ご破産ですと行ってもよかったのです、実は。おそらく戦後、枢要なポストにヘソが左を向いた人がいっぱい入ってきてできなかったのでしょう。
大川
幸福実現党は、憲法改正、9条見直しを訴えています。北朝鮮の問題は差し迫っているので、衆議院だけでやれる、自衛隊法改正も考えているのですが。
田母神
この国を守ることについて、いろいろな縛りを1つずつ解いていく必要があると思いますね。例えば、非核3原則、武器輸出3原則、更に攻撃的兵器を持たないとか。別に世界が何か言っているわけじゃないのです。自分たちで手足を縛っている。
大川
どうして自衛隊は外国に行くたびに新しい法律をつくらなければならないのか、非常に不思議なのです。
田母神
これも国内法の縛りで、「自衛隊は軍隊ではない」と言っているからです。禁止されていないことは何でもやるというのが、普通の国の軍隊です。いわば禁止規定、ネガティブリストで動く。これに対して、日本は、自衛隊法に任務を書き込まないと、その任務ができないという根拠規定、ポジティブリストの軍隊なのです。イラクで日本の外交官2名が殺害された時も、「自衛隊法に大使館警備という任務が書いてないから派遣できない」という人たちがいて、結局、できなかった。
大川
作戦とか装備とか、極秘に準備しなければ負けちゃうのに、なぜ国会でオープンにしなきゃいあけないのか。
田母神
国会でまじめに議論すればするほど、国益を損なっているおkとに、政治家は気づいていない。
大川
最後は憲法の問題ですね。
田母神
憲法の問題です。政府が自衛隊を軍だと言い切れば、ソマリア沖に自衛隊を派遣するための特措法などは、みんないらなくなるのです。
(続く)
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今日、初めて、ご訪問させていただきました。
素晴らしいブログですね!
もし差し支えなければ、今後、私の方のブログの参考にさせていただきたいと思います。
私のブログからもご紹介させていただきたいと思います。
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最初から、たいへんあつかましいお願いで恐縮ですが、田母神氏と大川きょう子氏の対談記事を一部コピーして、紹介しても差し支えないでしょうか?
こちらこそいつも拝見しています。
リンク、転載は自由にどうぞ。
ご検討を祈ります!
これからもご指導をよろしくお願いいたします。