学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

小説を読みたい

2019-02-04 20:49:09 | その他
今日も春のような暖かな1日。ドライブ中に窓を開けると、肌に触れるつめたい風が心地よく、気持ちがとてもすっきりして洗われていくようです。また明日から2月らしい寒さに戻るようですが、今日は最高のリフレッシュ日和となりました。

先日から齋藤孝さんの『三色ボールペンで読む日本語』(角川書店)を読んでいます。本自体は2002(平成14)年に出版されたもので、私も出版された当時読んだ記憶がありますが、今回改めて読み直しています。この本を要約すると、本を読む時には三色のボールペンで重要度別に線を引いていくと内容の理解度が上がるというもので、その例として様々な本を取り上げながら線を引くポイントを解説していきます。とてもシンプルなことですが、線を引くという積極的な読書は、確かに本の理解度が高くなる気がしますし、なにより知的欲求が満たされていくのを感じます。

私の場合、そのときの気分によって本への接し方が変わります。本にカバーをかけて大事に読む場合もあれば、本に線やメモを書き込む場合もあるし、あまりないけれど重たい文庫本や新書を持ち運ぶときは本を破って読むときもあります(さすがにこれは心苦しいのですが)。それと仕事で読む美術書に関しては、基本的には線を引いたりメモを書き込みます。なぜなら、まず知識が付きますし、読み返したときにポイントがわかり便利だからです。ただ、すでに絶版となっている古本の美術書は例外で、これは別のノートにメモをつけていく方法で読みます。

いま、『三色ボールペンで読む日本語』を久しぶりに読みだしたのは、これからまた色々な小説を読みたいと思っているから。自由に線を引いたり、メモを書いたりして、楽しみながら小説の世界を楽しみたいのです。ここしばらく小説を読んでいなかったため、というのはなかなか時間が取れなかったり、是が非でも読みたいと思う本となかなか出合えなかったりと理由はあったのですが、最近書店に行くと『源氏物語』や『ミドルマーチ』などが新たに刊行されていて、読書欲がまたそそられてきた次第なのです。これからの小説との出会いが楽しみです。

明日からまた新しい1週間の始まり。今週は様々な仕事の予定が入っており、大忙しの1週間となりそう。1日1日、心を込めて仕事をして、しっかりと乗り切っていきたいと思います。

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