学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

読書の秋

2009-10-04 20:38:45 | 読書感想
とても気持ちの良い夜です。空には満月がぼんやり浮かび、これで薄があれば、そして日本酒があれば言うことがない(笑)さて、秋といえば「食欲の秋」について、このブログで書きました。今日は「読書の秋」を書きましょう。

「読書の秋」、暑くもなく寒くもない秋は、読書には絶好の日和ですね。近頃の私は美術関係の本ばかり(これは学芸員として当然のことですけれども)読んでいて、小説を読む時間がなかなか取れません。自分のなかで読書ブームがやや沈静化していることもありましょうが、少し余裕が出てきたら…のために読みたい本だけはメモで残しています。

近頃、読書の仕方をテーマとした書籍や雑誌が良く出ていますね。何を読むべきか、あるいはどう読めば頭の中に染み渡るのか、日々の仕事や生活の中でどう本の知識を生かすのか、様々なアドバイスがなされています。

私の場合、興味の赴くままに、楽しんで読書をすることがモットーです。そうして面白いと思ったら、なぜ面白いと思ったのか感想を箇条書きにしてみたり、あるいはこのブログで紹介したりします。ですから、これはちょっと自分とは合わないな…というのは、途中で読むのをやめます。あくまで楽しむことが私のルール。

日々の生活のなかで、それがどう生きるか。私もよくわかりません。よくわかりませんが、こないだ福井県丸岡へ行ったときに、私は丸岡駅から丸岡城まで歩いて行ったんですね。駅からは相当遠い。でも高い天守だけはしっかりと見える。歩けども歩けども着かない。目標が見えているのに!まさに、これはカフカの『城』だな、なんて思うのです(笑)ぜんぜん日々の生活じゃないですね(笑)

「読書の秋」、本を読んで心が楽しくなる、それに勝ることはないでしょう。この秋、何かお気に入りの本と出合えたら、一生忘れられない出会いになるかもしれませんね!