学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

子供たちの見学

2008-10-25 06:55:56 | 仕事
昨日はたくさんの子供たちが美術館を見学に来てくれました。当館では、子供たちが校外学習に来た場合、まず1階の広いフロアに集まってもらい、学芸員が館の概要について説明します。説明といっても、難しい言葉は使わず、なるべくジェスチャーを交え、館のパンフレットに掲載されている絵を使いながら、視覚に訴えるようなかたちで話をします。

話の後は自由見学。常に学芸員がそばに付いて、子供たちの質問にすぐ答えられるようにしています。子供たちの質問は面白いものばかり。「美術館ではどのくらいの作品を持っているのですか?」とか「展示してある絵で一番すごいのはなんですか?」などのもっともな質問から、「この作家の血液型はなんですか?」、「美術館に秘密の部屋はありますか?」(収蔵庫のことなのかな?ハリーポッターの影響もある?)など…ユニークですよね。

校外学習を終えた後、「今度はお家の人と来てね」と声をかけると、「は~い!」と元気な返事。子どもは、なんとも、かわいいものですね。