学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

中身の無い長文

2006-12-04 21:16:49 | Weblog
今日は休日でしたが、目覚まし時計の音で
目が覚めました。
東京に所要があり、いくらか早く起きねばならなかった
ためです。休日なのに目覚ましをかけるとはせわしない。

ゆで卵を2つ食して、家を出る。
電車の中は、平日のせいかあまり乗客がいません。
車内ではレッシングの「ミンナ・フォン・バルンヘルム」を
読んでいました。ドイツには珍しい喜劇です。
ペットボトルのお茶をゆっくりと飲みながら、久し振りに
読書に夢中になりました。

東京に着くと、まずは、とあるギャラリーへ。
気になる作家が個展を開いていて、その案内ハガキをいただいたのです。
自分の喜怒哀楽を表現したという10点ほどが展示されていました。
作品は群青を多用しているせいか、全体的に多少暗めの印象。
作家は何を考えてこの絵を制作したのか。
本人に聞けば手っ取り早いのですが、あいにくいらっしゃらなかったので、
自分でしばらく考えながら絵を見ていました。
考えること40分。
その答えは・・・まあいいでしょう(笑)

次は東京都美術館で開催されている現代童画展を見に行きました。
私の知り合いが出品しているのです。
作家さんが今回出品したのは2点。
2点とも小さな女の子と猫が遠く空を見つめている絵です。
彼女と猫は後ろ向きになっていて、その表情は見る側の想像に
ゆだねられます。
私は「空を見つめている」と書きましたが、空のかなたにある
何かもっと遠くのものを見ているようにも感じます。
とても温かい絵、知り合いの作家さんも気持ちの優しい人ですので、
それが絵にも乗り移ったかな。
でも少し憂いのある調子にも見えましたが・・・。
私の気のせいかな。

今日は天気もよく、外出するには絶好の日和でした。
明日からの仕事は、もう一度中学生の職場体験担当です。
きっと今頃、生徒さんはとても緊張しているでしょうね。

それでは、また明日。


コメント
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