京都北山細野の神主

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

野生動物が人間を恐れなくなってきた・奈良の鹿状態

2020年10月03日 | 狩猟

じっと眺めて逃げない鹿

特に最近、鹿と出会ってもじっとこちらを向いて何となく観察しているのか?こちらが大声を出さない限り逃げない鹿が多くなってきました。

京都北山山中の我が家の近所では10年ほど前まではまだ銃による犬を掛けてのハンティングが行われていましたが最近では銃を所持する猟師が少なくなり。

今このあたりに住む鹿共は犬に追われた経験もなく、鉄砲で狙われた経験もない、まさに奈良公園の鹿様同様になってしまいました。

鹿の繁殖を抑えるために年中害獣駆除が行われていますが殆どが檻と罠による捕獲です。銃は止差しに使われるだけで我が町の銃砲所持者は10人を割りました。

害獣駆除中は銃猟では単独では出猟できない規則になっています。夜明け頃に単独で歩くと時々鹿に出会い頭で撃つことを楽しみにしていた時期もあったのです。

2〜3日前も夜7時頃(最近は日の落ちるのが早くなっています)国道から我が家までの道で10頭ぐらいの鹿の群れに出会いました。これまでは3〜4頭が最大の群れでした。

イノシシも害獣駆除の対象になっていますが最近は見かけなくなっています。警戒心が強いのか?ウリ坊以外は檻には入ってくれません。

その上、豚コレラがこの辺りまで蔓延してきたのか? このあたりではくくり罠にはイノシシも掛かっているようです。

私は今は罠猟はやめています。駆除対象獣以外が掛かったときに放してやることが難しいからです。昔、我が愛犬が他人の罠に掛かって放すのに苦労しました。

京都府では熊は数十年前、私が狩猟免許をとった頃から全面的に捕獲禁止になっていました。だからもう何代にもわたって人間に対してはお友達感覚です。

ただ、あちら側の都合で襲ってきますから厄介です。鹿のようには行きません。この辺りでも熊の目撃例や檻に入ったという情報は増えてきています。

そろそろ京都府でも熊の狩猟を解禁にして間引くことと狩猟圧をかけることをしなければ危険な状態になってくるのではないでしょうか?

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿