京都北山細野の神主

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

愛犬カヒちゃんが死にました。

2020年02月05日 | 家族

昨年秋頃から後ろ半身(下半身?)が急に衰えてもうダメか?と思っていました。

今までの犬小屋では出入りがしにくくなっていたので大きな部屋を作り暖房もしてやり寒い冬を越せるようにしてきました。

新しい部屋(昨年秋の写真)

もう年齢も15歳にはなっていたので犬の寿命に近いので楽に死ぬ事が出来ればと思っていましたが今年の冬が暖かかったせいか半年近く生きながらえる事ができました。

今朝4時ごろ妻が「カヒちゃんが死んだ」との声がかかり、急いで行くと息絶えていました。

昨年秋、弱り出した頃

カヒちゃんは15年ほど前に美山の猟友が「子犬を貰ってくれないか?」と言われました。その頃ハナちゃんという小型の猟犬を飼っていましたが「他の子犬は貰ってもらえたが、1匹だけこの犬だけが残ったので今日中に貰い手がなかったら明日保健所にだす」と言うので貰って帰りました。

やはり、妻には叱られました。「犬より先にあんたが死んだらどうするの?」て、私も15年前はもう65歳を過ぎていましたから。と言いながら世話は妻がやってくれていました。

今朝もカヒちゃんが泣くのでトイレに行かせて小屋に戻ったら四時に逝ってしまったらしい。その後私を起こしたのです。

紀州犬と甲斐犬の雑種ですが鹿猟には能力が有って、離しても帰ってこないので探しに行ったら噛み殺した獲物(鹿)の側で私の来るのを待っていたことがありました。

その後はこの辺りの狩猟仲間が減って銃猟の機会が少なくなりもっぱら我が家の番犬の役目を担ってくれていました。

雌犬でしたがやはり猟犬だけあって凄みがあって番犬には最適で家族の一員としての役目は死ぬまで務めていました。

これまで京都北山山中に引っ越して40年、犬9匹、猫1匹を見送りましたが私は死際に立ち会った事がありません。

全て妻が看取ってくれています。決して私が避けている訳ではありません。きっと運命のようなものがあるのでしょうね。

今朝オリに入っていました。

朝オリの見回りに行ったら小ぶりな鹿が入っていました。流石の私も今日は殺生はしたくありませんので入口を開けて逃してやりました。カヒちゃんの供養のためにも。(近所の農家には内緒ですが)

私にとって飼い犬や猫はペットではありません。家庭での役割を分担する家族の一員です。

追伸

これまでの飼い犬は穴を掘って全て埋葬していましたがもうこの歳で石混じりの固い山を掘って大きなカヒちゃんを埋葬する体力はないので「死獣受付センター」にお願いしました。今日午後五時までに引き取って火葬にしてもらえます。

引取りと火葬代金で4730円と言う事でした。それまでガレージに安置して水と餌を供えて線香を立てて引取りを待っています。


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