京都北山細野の神主

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

銃砲所持免許・年に一度の検査日

2017年05月11日 | 狩猟
今日は午後1時50分から京北交番(元々は京北警察署・京都市に編入されて右京警察署の交番になってしまった)で銃所持者にとって一番嫌な出頭の日なのです。
1年間の銃の使用状況を調べられる日なのです。
市街地に住んで射撃や狩猟が趣味で楽しんでいる人たちにとっては年間の銃の使用状況や弾の数を記録して残すことはあまり苦痛でないかもしれません。
しかし、山間部で銃を所持して年中害獣駆除で出猟する環境になると毎回正確に記録しておくということは思ったよりも大変なことなのです。
子供の頃、夏休みの宿題に日記を書かされるようなものです。
射撃場での射撃や出猟で獲物に発射した弾の数(当たっても当たらなくても)、発射した場所(射撃場の場合はスコアカードなど)、弾丸を購入した領収書、など山中で生活し、生活の一部として狩猟がある環境ではその都度記録を残すことは思ったより苦痛が多いものなのです。
それも銃が一丁だけなら良いのですが状況によって使い分けるので複数持つ場合はどの銃を使ったか?説明しなければなりません。
その上、用途も狩猟・標的射撃・有害鳥獣駆除と銃ごとの用途も所持許可書に記入されています。
用途は所持者の申請で書かれるのですがこれも検査の時は厄介なのです。
例えば、狩猟に使う一丁の銃でも日頃射撃練習をしておくようにと射撃場で使うと用途は標的射撃なのです。有害鳥獣獣駆除のために使うときもあります。
だから正式には狩猟。有害鳥獣駆除。標的射撃全てを申告して所持許可証に記入済みです。
検査では各銃について狩猟で何回、有害鳥獣駆除で何回、標的射撃で何回と聴かれます。
鉄砲を所持して射撃だけを楽しむのなら楽なのです。射撃場で撃つだけの弾を買って撃ってしまえばスコアカードに記録され、買った弾の領収書は残りますからそれを検査日に申請すれば良いのです。
狩猟の場合は獲物が出れば撃てますが、目の前に獲物が出なければ何回出猟しても弾は使いません。
狩猟期間だけでなくてこの頃年中害獣駆除がありますから何時も幾らかの弾は手元に持っていなければなりません。(弾の管理もまた厄介なのです)
狩猟を始めた頃は楽しかった。朝暗いうちから四輪駆動の軽トラに銃と弁当と保温水筒にアッタカイお茶を入れて出かけたものです。
日本ではもはやハンテイング(狩猟)は無くなりました。残ったのは害獣駆除だけになりそうです。
我が集落では銃猟免許を持っているのは私だけになってしまいました。
「田んぼや畑の柵の中に鹿が入って走り回っている」と農家の人が呼びにきます。なかなか自分だけで狩猟を楽しむことはできません。
狩猟制度については愚痴ばかりになりますのでやめますが、今回も3丁あった銃の内、自動銃(ベレッタ)を廃棄しました。
3丁で10キロ以上になります。検査のたびに重さだけでもメゲるのに記録をまとめたり、説明したり、年をとるの面倒になり鉄砲を返上する年寄りが増えています。
若い人たちはワナ檻猟の免許を取っています。日本では鉄砲を持つことの面倒くさい決まりについて行けないのです。
これまでに空気銃、ライフル銃を廃棄しています。
残りは写真の2丁です。
ミロク2700D(短めのスラッグ専用銃です。これから鹿や猪はこれで勝負します)とミロク5000T(トラップ銃です。クレーを楽しみなが射撃の腕を磨きます)

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-11-16 05:39:16
良い銃ですね
ずつと勉強してるのですが

銃ほう店に寄付するとか?できないのでしようか?良い銃は大切に使えば修理しながらずつと使えます!と思うんです。

やりたくてもお金がなくてできない若い人とかが、スキート射撃に挑戦できやすいかと思う。

鹿のつのの剥製が欲しくなりました。
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