京都北山細野の神主

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

日本民族は山の民・海に近く住むのは危険

2014年03月06日 | 日本人が幸せになるには

日本の国は山国です。決して海洋民族ではありません。周囲が海に囲まれているので海洋民族のように錯覚しているだけです。

神話の時代から都は内陸部にありました。津波の恐ろしさを知っていたからです。

けっして海ぎわに都を置く事はしませんでした(少しの例外を除いて)

今日もテレビで地震の時の液状化現象の対処を伝えていました。液状化現象を防ぐには莫大な金額が必要であると言っています。

河口地帯を埋め立てて造成すれば安易に平地が手に入り経済効果はスグに表れます。(金が儲かると言う事だけですが)

経済効果、安上がり、便利さばかりを追求して、1000年に一度の自然災害で取り返しのつかない被害を被ってしまいました。

そのおかげで、日本人の不屈の精神が養われたと言えば格好が良いのですが、現実を見ない、今さえ無事に過ぎれば努力しない怠け者精神でしかありません。

江戸時代に始まった都市への人口集中は江戸の河口部への埋め立てに始まり、大阪の埋め立ても、それに習う各地方の低湿地帯の埋め立てが進みましたが、埋め立てによって陸地が急に高地になった訳ではありません。総てが津波予想点よりも低いままなのです。

繰り返される南海地震や関東大地震が明日にも襲うようなマスコミの報道に感覚が麻痺してしまっているのか? 

自分だけは大丈夫と高をくくっているのか?(オオカミに食われる羊の群れのように)

津波地震対策とは地震や津波を止める方法がない限り、津波が来る所には住まないと言う事が最大の津波対策では無いか?

政治家はさておき、賢い国民が対処する事が大切です、犠牲者は何時も一般庶民ですから。日本国民は隣国の民のような虫けらではないのですから。

神さまからミタマをもらって生まれて来た神の子です。命は粗末にすべきでないのです。

日本国民はずーっと昔から、山の民だったのです。古事記の神話の「海幸彦、山幸彦」でも判るように天皇家も山幸彦から始まっています。

もう一度民族の大移動をして「山に還る」(内陸部に還る)運動を起こさない限り、津波災害に遭うばかりではなく、農業の衰退、人口の減少は防ぎようがありません。

日本再生は「山に還る」を実行することだと思います。

 


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