日経Web版に下記の記事が出ていました
>安倍晋三首相は17日、都内で講演し、農業の競争力を強化し、今後10年間で農業所得を倍増させる方針を明らかにした。農家が生産から加工、販売までを担う6次産業化を支援して農産品の付加価値を高め、10年間で市場規模を現在の1兆円から10兆円に拡大すると表明。2020年までに農林水産品の輸出額を1兆円に倍増する目標を実現するため、国や品目ごとに輸出戦略をつくる考えも示した。
具体策としては放置された農地を都道府県が強制的に借り、集約して農業生産法人などに貸し出す制度を来年度にも導入。耕作放棄地などの農地集約を加速し、大規模な農地の割合を現行の5割から8割に高める。首相は「農業の構造改革を今度こそ確実にやり遂げる」と訴えた。<
この6次産業化がくせ者です。マッタク、民主党が政権を取った時の小沢の戦術といまだに変わらない、農家に補助金で票を買う方式と変わりません。
1次産業もロクに出来ない日本の農家が補助金をもらっても加工から販売まで出来るはずがありません。
江戸時代のように地域での自給自足経済なら何とかなったかもしれませんが現代のグローバル化した経済では日本の農家では補助金を使い果たして終わりです。
昔から「餅は餅屋」と言う言葉がある通り世界に通用するような加工や販売業に参入する事は日本の農家(農協も)は出来ないのは目に見えています。
農作物生産にこんなに良い自然条件のわが国で国民の食料自給率をこんなに低くしたのは無能な日本の農家と無能な農業政策だったのです。
抜本的な農業政策など今の日本の農家を切り捨てなければ根本的な解決どころかますます自給率は下がり、何時始まるか判らない世界的な飢饉に対処する事はできません。
戦前に石油の輸入を止められて大戦に突入した事を忘れたのですか?
次は食糧の輸入も止められる可能性があるのです。
戦後のアメリカの占領地政策はいまだに続き、その仕上げの段階に入って来ています。
神世の時代から日本人の主食だった米飯食から100%近く輸入に頼る小麦に依存する粉食に変えさされてしまいました。
石油資源のまったく無い日本で原子力発電を左翼の市民運動家と称する人達に反対させて、石油依存症にしているのも彼らの戦略なのです。
農業の6次産業化が今の日本の農家に出来るとは農水省も政治家も本気で考えていないでしょう。
もし、本気で考えているのならコイツ等はどうしようもない馬鹿者です。
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