goo blog サービス終了のお知らせ 

鎮守の森の学校(京都北山細野の神主)

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

大型檻で一網打尽・そんなに上手くいくか?

2014年09月17日 | 狩猟

ハンター族(猟師)にとっては秋のこの時期が一番楽しい時かも知れません。

11月15日からの狩猟解禁に向けて狩猟許可申請も出し終わり後は11月になって許可書が届くのを待つのみ。

今年も銃猟と罠檻猟を申請しました。保険代や猟友会会費なども含めて何時ものように4万5千円ほどかかりましたが、猟友会から3万円の補助(害獣駆除での)が有るので実際には1万5千円余の負担で済みます。

これくらいで4ヶ月(最近はイノシシとシカに関しては一ヶ月猟期が延びたので)狩猟が楽しめるので他のスポーツに比べても安上がりだと思います。

最近特にハンターが減って銃猟に必要な人数がそろいません、獲物は檻で獲り鉄砲で撃つと言う単純な猟になって来ました。

今年は罠猟も復活させて出来るだけ野外で活動出来るようにしようと先日罠を10セット購入しました。

今使っている五カ所の檻は小さいせいか?シカは入るがイノシシが入ってくれませんので今年はデッカい檻を単管で組んでつくろうと以前の畑(シカに作物を全滅さされた)に単管で5、5メートルX2、5メートルを囲い、入り口が落ちるような仕掛けを作ってイノシシを一網打尽にするという檻の制作を始めました。

 単管の枠に金網を巡らす

この中にこれから植えられる野菜類を植えて金網で囲ておきます。シーズンに入れば入り口が落ちる仕掛けを取り付けて開けます。

落ちる入り口を今日、猟友の武田さんに作ってくれるように頼みました。彼は金属の加工所をやっているので溶接も出来るので役に立ちます。(解体の時には口は出すが手が出ない人ですが、人は使いようですね。内緒ですが)

これが上手くいけば今年から作った家庭菜園にもこの仕掛けを付ければ自宅で狩猟が出来ます。(家庭菜園にもシカが来て防御網の外から枝豆を食われました)

昨日、今日と檻作りをしながら子供の頃を思い出しました。庭で雀を獲る仕掛けを作ったり、桂川で魚(鯉、うなぎ、ナマズ)をとるハエナワを作ったり、もう65年も前の話ですが昨日のように思い出します。

人間て、イクツになっても変わらないものですね。(俺だけ可笑しいのかな?と思いながら)ドキドキしながら準備している自分にもう「先が短いのに何やってんだ!」とも思うのですが。 


また害獣駆除始まる・さっそくシカが檻に入る

2014年08月21日 | 狩猟

今年最後の害獣駆除期間が17日から始まりました。「従事者証」が17日に届いたので18日に4つの檻の入り口を開けてエサをまいてセットしました。

昨日20日の朝に見に行ったら一つの檻に小振りなシカが1頭入っていました。昨日は市内に出る用事がありそのままにしておいて今日午前中に処分しました。

やはり狩猟は冬のモノですね。

我々のように田舎に住んでいると農家や林業家のために最近ではほとんど年中害獣駆除をやらねばなりません。

特に今年は駆除期間が長く、特に夏の期間の狩猟はタマリマセン。暑くて、今日も処理が終わるまで午前中かかりました。もうヘトヘトです。

午後は使い物にならないくらい疲れました。駆除費が出るのですが手続きが面倒なのです。猟師の数が減った北山山中では狩猟を楽しむと言う高尚な趣味の世界に浸る感覚はありません。

鹿やイノシシが農作物や北山杉を食い荒らすのを少しでも防げるのは猟師の役目と思ってやってはいますが世間(特に警察)の猟師(銃砲所有者)を見る目は冷たくて猟師の数も減る一方です。

その内行政は害獣駆除のために薬殺(毒殺の事)を考えるのではないでしょうか?そうなれば他の動物達も巻き添えを食ってしまいます。

正しい狩猟が普及するようになるにはスポーツ感覚のハンテイング、食肉確保のためのハンテングなど、あそびと実用面から普及させなければ日本の狩猟は終わってしまいます。

今年の冬には一緒に狩猟を楽しむ仲間を募ってみたいと思います。(ただ今申請中のNPO法人ごっこ屋本舗・10月には認可が下りる予定)

狩猟が低迷なのは殺生を忌み嫌う仏教の影響や,特に最近あそびに対する感覚が可笑しくなったせいでもあろうかと思います。

このまま行けば害獣駆除費目当ての殺生だけの狩猟になってしまいます。狩猟(ハンテング)=スポーツ=遊び=趣味の部分を大切にして行かねば猟師はますます駆除のための殺し屋になってしまいます。

行政のやる事は害獣を減らす事が主眼で、猟師(狩猟者)を増やして狩猟というスポーツを楽しませると言う事はまったく考えていません。

その内自衛官や警察官など銃器を扱える公務員に害獣駆除の役割が回って来るのは目に見えています。

自衛官や警察官は何も銃器で殺傷したいためになった人達ではないのですが、そんな役割が回って来るのではないか?

今回の駆除期間は8月17日から11月3日までです。11月15日からは狩猟期間になりますから今年はほとんど年中狩猟がやれます。

やはり狩猟と言うスポーツは冬の雪の中、緊張の中でやるモノだと私は思っています。

 

 

 


狩猟免許更新適性検査講習会・日本で狩猟をするのは大変でっせ!

2014年07月23日 | 狩猟

先週は狩猟用の鉄砲所持の更新で住まいから1時間ほどかけて右京警察署まで出かけて2時間近く書類提出とボケ検査をしてもらいました。

所定の書類以外に本籍地の役所で「身分証明書」精神病院での「診断書」を貰わねばなりません。

それに「銃砲所持講習修了書」技能講習を受けて「技能講習修了書」なども前もって受講しておかなければなりません。

そして、近い内に住まいの近所からの警察による聞き合わせがあります。ご近所の評判の悪い奴は苦労するでしょうね。

(日頃から、品行方正、ブチキレルような行動は無く、ご近所に何時も愛想を振りまいている私ですから悪い噂は無いと確信していますが。)

その上で今日の3年に一度の狩猟免許更新の講習会です。正直言って狩猟を楽しむなどと言う気持ちは完全に萎えてしまいます。

それでもなお狩猟をすると言うのは増えすぎた鹿やイノシシの有害鳥獣の駆除に少しでも役に立てればと言う農山村に住む者の義務感からです。

山村では自家菜園でさえ完全な檻の中でなければ作物は全滅させられてしまいます。

だけど、狩猟免許保持者もドンドン高齢化してしまい、一方では「ボケ検査」までやられて鉄砲の返納を警察から迫られて年寄りは肩身の狭い思いをしています。

私どもの集落でも鉄砲を所持しているのは私だけになってしまいました。若い人が免許を取ってくれたら今日にでも返納しますが、当分厳しくなったこの状況では受ける人はいないでしょう。

鉄砲所持も狩猟免許も後3年は所持する事が出来ますが次の更新は無理だ(自分から返納しようと思っています)

鉄砲の所持はけっして危険なモノではありません。江戸時代でも農民(猟師)に狩猟用の鉄砲の所持は許されていました。

年間3万人を越える自殺者や1万人近い交通事故死者があるのに狩猟者による事故死者が二桁にもならないのを規制しまくるヒステリー行政の態度は異常としか思えません。

その上で行政からのお願い

京都府

狩猟や有害鳥獣の捕獲にあなたの力が必要です(狩猟免許取得のご案内)

京都府の畑や田んぼでイノシシやシカなどの被害に困っています

被害金額1億8千万円・昭和50年度~平成25年度狩猟者登録件数

70パーセント以上減少 捕らまえてくれる狩猟者も減るばかり・・・・・・・

そこで、地域の畑や田んぼをまもるために 狩猟免許をとってみませんか(まずは試験にチャレンジ)

 

私から

狩猟免許・銃砲所持免許を慌てて取らないでじっくり考えてから取って下さい。

取ってしまってからでは後悔します。現実に狩猟をしている人、有害獣駆除をしている人に相談してからに。

銃砲店に相談しても鉄砲は売ってくれますが狩猟の面倒は見てくれません。

なんだ、かんだとくそ面倒ですが、男のあそびとしては狩猟は最高だと思っています

渓流釣りの100倍以上の興奮を味わえます。

最高のモノには、最大の苦労が付いて来るモノです。

私が若い頃に目指した登山のように。


害獣駆除初獲物が檻に入る

2014年05月22日 | 狩猟

5月17日から2回目の害獣駆除が始まった。今回は8月10日までのロングランです。

今年はほとんど年中シカとイノシシの狩猟はできるということです。鉄砲による猟は猟師の数が減ってしまってナカナカやれませんからもっぱら檻猟に頼っています。

しかし、檻には思うように入ってくれません。入れてあるエサは害獣駆除の対象である鹿やイノシシは入らずにキジバトなどの鳥がセッセと餌をついばんでくれます。

キジバトなどでは仕掛けが動いてくれませんから、例えしかけが落ちても金網の目が荒いから出て行ってしまいます。

この時期周囲には若草など鹿の餌はいくらでもあるのに、運の悪い奴もいるのです。

朝出かける時に鹿の入っているのを見ましたが、今日は仲間の葬式で出かけるので処分出来ません。

害獣駆除ですから勿論駆除費はでますがこの申請が面倒なのです

判りにくいが、まず、捕った獲物の右側面にペンキで捕獲年月日を記入します

獲物の後ろに捕獲者が「捕獲年月日・捕獲者氏名・場所」を記入した用紙を持って写ります

背景も出来る限り含む。

こんなことは一人では無理です、三脚とカメラとペンキを持って猟は出来ませんから、誰かに写してもらわなければなりません。

害獣駆除は狩猟をする者の義務ではありませんが地元の農家や林業家の困っておられることは知らん振りすることは出来ません。

この届出制度のように狩猟者を無視したような決まりだけを押し付けるお役人達の態度が変わらないことには害獣駆除の成果は上がりません。

その内害獣駆除は警察官の役目になりそうです、それとも自衛官の役目になるかもしれません。鉄砲を扱えると言うだけで。

ハンターは本心は害獣駆除は嫌いなのです。


庭にオスの雉子がユウユウとエサをついばんでオレを無視

2014年03月25日 | 狩猟

午後曇り空になって来たので雨の降る前に庭の枯れ葉を掃除しておこうと竹箒を持って庭に降りたら目の前に大きなトリがエサをついばみながら歩いている。

全く私を無視して5メートルほど先をユウユウと歩いているのはシーズン中一度も鳴き声も聞かなかったオスのキジ(若鶏)でした。

急いでデジカメを持って窓から写そうとしたが栗の大木の陰に入って見えない、妻に知らせたら風呂場の窓から見えると言うので回ったら何処かに行って見えないので思い切って外に出てクリの木のそばに行くとまだユウユウと歩いている。

私が近づいた事は判っているはずなのに急いで逃げようとしない。もし、猟期なら鉄砲を取りに帰っても間に合う。

「もう猟期が終わっているわい!」とでも言いそうなそぶり、腹がたつ。

 

目の前5メートル足らずをエサをついばみながら畑のネットをクグリながら。

キジなどの猟期は11月15日から2月15日なので今は穫れませんがここ2年ほど近くにキジが出て来る事はありませんでした。

まだ若鶏ですから来年が楽しみです。キジも猟期が判っているのか、猟期外なので私の殺気が感じられなかったのか?

それにしても、舐めたキジでした。


狩猟期間が今日で終わり・檻の入り口を閉めて廻る

2014年03月15日 | 狩猟

狩猟期間がこれまでは11月15日から2月15日まででしたが、最近は鹿やイノシシ(特に鹿)が増えて農産物や植林に被害が出ているので猟期が延長になって3月15日までになりました。

今日15日、明日から禁猟になります。私は銃猟と罠檻猟の許可を受けていますので檻のトビラを今日中に閉めなければ明日から違反になりますので朝から近くの5カ所は閉めてしまいましたが1カ所は遠くの大原野にセットしていますので昼から閉めに出かけました。

神吉へ抜ける道は昨秋の台風の被害の補修のために通行止め、バックするのも癪だから以前狩猟で入った古道を越えようと、うろ覚えの道をドンドン奥に入って行きました。ダンダン自信が無くなって心細くなった頃にやっと峠に出て急な坂を下って集落に出る事が出来ました。

これからは通り慣れない道はやめておこうと思います、もう歳だから無理をしないで!と何時も思うのですが、根が横着な性格なものでついつい深入りしてしまい何時も後悔しています。が、スグに忘れて同じ過ちを繰り返しています。つまり、根がバカなのです。

今年の猟期はシーズン始めにシカが7匹檻で穫れたのでその後は何かと急がしいかったのと、歳の所為かあまり猟をやる気が無くなり、檻にエサを入れるのもやめていました。結局、イノシシは猟期寸前の害獣駆除で檻に入った1頭だけでした。

ソロソロ、暖かくなり害獣が田畑を荒らし始める頃になると害獣駆除の許可書が廻って来ます。京都府はケチなせいか?駆除費が他府県に比べて少なく、猟師は有害駆除のやる気を無くしています。

しかし、この春からはシカで14000円出るとの新聞報道がありましたから少しはやる気を出すかもしれません。以前は25000円出ていましたから猟師も害獣駆除に熱心でした。

シーズンオフの害獣駆除で獲った鹿やイノシシも食べたり、猟犬のエサに冷凍しておいて活用していたのですが何処かのサモしいマスゴミが「駆除費をもらっているのに肉を犬のエサにするのは2重取りだ!」などバカな記事を書くもので猟師仲間では「ただ、金をもらって殺して埋めるだけでは、無益な殺生だ」と害獣駆除に消極的になっていました。

マスゴミとは、何でつまらん詮索ばかりするのでしょうね! 正義面だけは一人前にしますが、物事を良く考えてから記事を書いて欲しいものです。(私は新聞というゴミの元を購読しなくなってから20年以上たちますが)

行政もバカですね! 猟期を1ヶ月延ばせば害獣駆除費を出さなくても猟をしてくれるものと思っているのですが、猟師はシーズンが半ばになると猟をしなくなるのを知らないのですね。

冬に食い物が無くなって痩せた鹿や脂身の無くなったイノシシを獲っても美味く無いのです。害獣駆除が始まるまで待って獲れば駆除費が入るのですから無理して雪の中で走り回る事はしません。

どだい、日本の狩猟免許や銃砲所持の面倒さや若者が狩猟を楽しめない環境を整備しない限り今まで以上に害獣がはびこります。

今や林業や農業は檻の中でしか野菜や米が生産出来なくなっています。

その内役人達は頭だけで考えた害獣駆除をやり出すでしょう。想像出来て恐ろしくなります。

 

 

 

 


孫には軽トラの荷台がVIP席・夜には囲炉裏で鹿肉を焼く

2013年12月29日 | 狩猟

今日は一日中大快晴、雪で濡れた檻のエサを交換するのに孫達を軽トラの荷台に乗せて林道を走る。

子供たちにとってはトラックの荷台に載ることは高級車のVIP席に座るより遥かに心地よく楽しいようです。

車を降りて檻までの道もエサを担いだり、ショベルを持ったり、少しでも役に立とうと頑張ってくれました。

言うことを素直に聞き、自分から率先してやる姿を見るのはお爺ちゃんとしたら楽しいものです。

子供とは、根は素直なものなのですね。5カ所の檻を廻りセットをし直したりして手伝ってくれました。

兄妹で軽トラの荷台に囲炉裏で焼肉

夜は先日獲った鹿肉を囲炉裏の炭火で焼いて皆で食って盛り上がりました。

小学校2年生の孫娘が炊き飯をつくってくれたのがまた美味しかった。

日頃は北山山中で妻と2人きりでの生活ですからタマには良いものですね。

ヤハリ人間社会は3世帯同居が正しいのではないかと思います。

戦後教育(社会主義が何でも対立の構造に仕立て上げた)が家族制度の分裂を進めてしまった結果ですが、日本人としての伝統や文化を中断させてしまっています。

文化を継承する最小単位は家族です、その家族を総て分解させて来た戦後のシステムをもう一度、本来の日本に戻して、伝統や文化を大切に継承させて欲しいと思います。

子供の教育は親と家族にしか出来ないのです。学校や先生は知識を教えることしか出来ないと言うことをもう一度認識する必要があります。

教育=知識又は受験合格方法、と錯覚したことが間違いだったのです。

国家が子供を教育した究極の姿が共産主義だったのです。共産主義の国家は世界で総て崩壊してしまっています。

共産主義国家を作れなかった日本のみがまだ共産党や社会主義政党が夢を追っています。もう彼らは眼をさますことは出来ないでしょう。

失敗だった結果が出た共産政権の夢を抱えたまま人生を終わるのです。それにしてもこの時代に生きたこのような人は可哀想ですね。

間違った主義を信じて一生を終わるのですから、もう取り返しがつきませんものね。

 


今回は一つの檻に2匹の鹿が入る

2013年12月19日 | 狩猟

一昨日の夕方檻を見回りに行ったら、6カ所においている内にまだ1回も入っていない檻が一つありました。

その折に2匹の雌鹿が一緒に入っていました。この檻には昨年始めにやはり2匹の鹿が同時に入っていました。

どうしてなのかよくわかりませんがこの檻の仕掛け(獲物が踏んだり引っ掛けたりすれば入り口が落ちるように)が奥の方にあるので2匹が入ってしまうまで落ちないせいかもしれない(この説明では判りにくいと思うが)

これで今期11月15日から1ヶ月ほどが経ちましたが6カ所の檻で7匹とれたことになります。なんと効率の良い事でしょう。

昨日もこのあたりは一日中冷たい雨が降っていたので雨の中で解体するのは気が進まず。

昨夜猟友の武田さんに電話して朝一番に来てくれるように頼んでおきました。(内緒の話!来てくれてもあまり働いてくれませんが、奥さんが手伝ってくれるので助かるので)

ところが今朝は奥さんを置いて一人で来ました。ガッカリですが口に出しては言いませんでした。(本人がこのブログを見てくれれば少しは反省するのに!

絶対シナイナ!

ヤハリ2匹の鹿は私がほとんど一人で解体するはめになってしまいました。今朝も北山時雨は続いていましたが屋根の無い所でやりましたから最後にはパンツにまでシミて来て気持ち悪い。

もう、来期はやめだ! と何時も思うのですがシーズンが来ると忘れてしまいます。

もう明日からこのあたりも雪が積もると思うので当分は檻猟は穫れないでしょうね。

雪の上の足跡を追って銃猟のシーズンになるでしょう。

足腰が大分ヘタッテいるので無理かな?


タヌ公が今年も檻に入る

2013年12月16日 | 狩猟

毎年必ず一番小さな檻にタヌキが入ってしまいます。きっとこのあたりに巣があるのでしょう。昨年までは必ずペアで入っていましたが今年は1匹だけでした。

3日前に入ったのですがタヌキの毛皮が欲しいと言っていた人が居たので連絡しましたが「生きたタヌキはどうも」と言う事で今朝檻を開けてやりました。

いつものの事ですが檻の入り口を開けてもすぐには逃げ出しません。3日も入っていると自分の巣のように思うのでしょうか? 以前に他の人の檻にですが猟犬(鳥撃ちのポインター?)が入っていたので入り口を開けてやったら出て行ったので安心していましたがその後その檻を見に行ったらその猟犬が檻の中に収まっていました。タヌキはしばらくしたら居なくなると思いますが、昨年までは後ろから棒でつついて追い出していました。

冬毛でふっくらしてなんとも可愛い顔をしているのですが農家にとっては厄介者らしいです。だから農家の人には黙ってコッソリ逃がしています。

この檻はタヌキのクサいニオイで当分獲物は入らないでしょう。


先日獲った大鹿が燻製になる

2013年12月15日 | 狩猟

丹波いぶし香房でお願いしていた大鹿の燻製が出来上がって来ました。

この燻製屋さんの日本古来の直火式(いぶし)くんせいの技は日頃我々が馴染んでいる燻製の味とは少し違うような気がしますがこの味になれればこれぞ燻製と思う事でしょう。

出来るだけ多くの人達に食してもらいたいと思っていましたが、大きな真空パックでしたので小分けに出来ず、次回に穫れた鹿は小さな真空パックにお願いしてみようと思っています。 それまで少しお待ちください。

自分でも料理に使えないかと? チャーハンに入れてみました。何時もチャーハンを作る時はハムや市販のベーコンなどを入れていましたが味がもう一つ美味く出ませんでした。

ドライカレーを作るのに鹿肉の燻製を刻んでいれてみました。結構美味しく頂けました。

燻製も良いがやはり生肉で料理する方がおいしいですね。燻製にすればどんな肉も同じような煙クサイ味がしますから。といって燻製が嫌いなわけではありません。噛みしめれば美味しい味がしますし、酒の肴には、特にウイスキーには最高と思います(あまり酒が好きでない私が言うのもへんですが)

燻製は保存出来るので重宝はします。しかし、今は昔と違って家庭にも冷凍庫や冷蔵庫の大きな冷凍室がありますし、送るにしても冷凍宅急便で関東方面なら次の日の午前中についてしまいますから出来るだけ生肉で料理をする方が子供たちも喜んで食ってくれます。

年末年始に娘と孫達が横浜から来る予定ですから上の丸太小屋の囲炉裏で鹿肉バーベキューを存分に楽しみます。(今年の冬は寒くて雪が多そうなので車でここまで来られるかどうかは判りませんが)