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鎮守の森の学校(京都北山細野の神主)

日々感じる事を想いのままに書き綴っています。神主として品位に欠ける表現が有るのはボケが始まったとお許しください

三連休・じっくり読書をとアマゾンに注文・シカ三頭が檻に入る

2015年01月10日 | 狩猟

朝、葉の落ちた木々の枝に雪がくっついて美しい。(これは樹氷とは言わんだろうが)

京都北山の我が家にはこの三連休冬型の気圧配置が続くと予想されたのでウロウロ出かけないでジックリ読書(コタツに入って)と今朝届いたアマゾンからの5冊、岳人2月号と先日岡本幸治先生から頂いた「我が子に贈る日本神話」をと思っていたが、まさかこの雪で獲物が檻に入ると思っていなかった。

朝一応各オリを見回りに行ったら小振りなオスジカが始めのオリに入っていました。その後先日イノシシに破られたオリ(修復しておきました)にデッカイシカと小振りなシカの2頭が入って暴れタオしていました。

このオリは上がないので出られる可能性があるのでその場で2頭に発砲して倒しておきました。その後先の1頭も倒し、解体の助っ人を呼ばなければと心当たりを電話しましたが連休のためかムリだったり、まだ寝ているのか?繋がらないので一応持ち帰って肚だけでも抜いておこうと軽トラに積み込みました。

小振りな2頭は簡単ですがデッカイ雌鹿は軽トラの荷台に引っ張り上げるのは至難の業で悪戦苦闘、やはり助っ人がいるか?

大中小の3頭が、解体が大変だ!

しかし、執念で積み込む事に成功、自宅前の解体塔の下まで帰って来ていざ、獲物を洗おうと水道のホースを繋ごうとしたらプラスチックの連結部分が寒さのためか?折れてしまい泥だらけの獲物を洗えず。

頭を撃っておきましたので肚を出すのも解体も明日助っ人が来てからにしてホームセンターに接続部品を買いに行きました。

戦意喪失の今日はこれから薬草風呂(ビワの葉の)に入ってゆっくりします。(何時も最近はゆっくりしていますが)

 


ヤッパリ、イノシシに檻を破られる

2014年12月28日 | 狩猟

大型の檻を作ってイノシシ一家を一網打尽にしてやろうと補強したり、底を掘られないように金網を入れたりして来ましたが餌付けの甲斐もなく弱点であった入り口を破られました。

シカの場合は檻に入ったら網に激突するしか能はありませんからぶつかる所を補強しておけば逃げられません。

イノシシの場合は激突にも耐えられねばなりませんが厄介な事に鼻と牙で地面を掘り起こして逃げられますがその対策はしていました。

今回は穴を掘って逃げようとした形跡があり、金網で逃げられないと悟って入り口を突き上げる作戦に変えたようです。

まいたエサも食われていましたので上からクリを蒔いておきました。

入り口にヌカとクリを蒔く。

今回逃げられたのは降りた入り口を鼻で持ち上げて入り口自体を放り出されてしまいました。ストッパーを作っていなかったしトビラ自体も軽かったせいだと思います。

トビラ自体が網状になっていたのが軽くてイノシシの鼻で持ち上げられたのが原因とも考えられるのでトビラの内側にコンパネを張って重くして中が外が見えないようにしてやろうと思います。

ただ悩むのは明日セットして年内に入った場合です。(確率は低いが)10年ほど前に大晦日にイノシシとシカが別々の檻にいっぺんに入ったことがありました。

解体するのに大変な目に遭いました。もうこの年ではムリ出す。

仕留めて肚だけ抜いて解体は3が日が終わってからにと言う事で済ませようと思っています。(入ったらの話ですが)


家から10メートルの家庭菜園にオリをセット・運のない獣が入るか?

2014年12月16日 | 狩猟

今春から作った4坪の家庭菜園を半分単管で仕切ってメッシュで囲いオリにしました。昨日仕掛けをセットして誘導用のエサもまきました。

さすが今朝見た限りではまだ獲物も気が付いていないようです。その内警戒心が薄れてくれば中に入ってくるかも知れません。

夏にはネットの中に口を突っ込んで実り始めた枝豆を食われてしまいました。雪が降り始めたら中の餌に釣られて入るかも知れません。

鹿との根比べです。田舎暮らしの醍醐味です。あわてる事も無いし、日々オリに近づいてくる足跡を見ながらジックリ観察をして行きます。

ところで、昨日、見回りに行ったら最後のオリに雌シカが入っていました、猟友の武田さんに電話したら午後なら行けると言うので待つ事にしました。

ところがすぐに電話がかかって来て「今から家を出る」と、一時間もあったら来れるのでそのつもりで10時頃には着くだろうと待っていましたが来ません。

シビレを切らして11時頃自分だけで処分しようと銃を積んで出ようとしたら、やって来られました。 何時もの事ですが、こんな人って居るのですね。(まじめな私には理解出来ませんが? 誰が真面目や!)

小さなシカでしたが集落の人達の目もありますので一発で仕留めて解体しました。そして2人で平等に分けて今日、娘に初猟の鹿肉を冷凍便で送ってやりました。

ちょうど解禁から一ヶ月目の初猟です。このシカの写真を撮ろうとデジカメを構えたのですがバッテリー切れで写せず。(最近はデジカメも乾電池ではなくて充電出来るバッテリーがついているものしかありませんの不便ですね。

より小型化を狙ってバッテリーのスペースも節約する事になってしまったのです。作る人と使う人の行き違いですね。

アマチュア無線のハンデー機の様に内蔵バッテリーが切れたら乾電池をパックに入れて使えるようにしてくれれば良いのにと思うのは年寄りだけですかね?

オール電化のように停電になったら茶も湧かせない、我々戦前生まれのようにサバイバルの体験が無い人には非常時の対応と言う事は頭の片隅にも出て来ないのでしょうか?

ゆとりの無い、遊び心の無いものばかりがあふれてセカセカした最近の人達を見ると他人に合わすことで精一杯で自分の人生を楽しんでいないように見えますが。

ストレスを溜めまくっているような生き方では、こんなに医療技術が進歩しているのにガンが増えているのはその証拠でしょう。

この裏返しが競争に敗れても奮起出来ない無気力な引きこもり現象でしょう。

あーあ、私自身ストレスでガンになりそう。(ガンにもなれんか?)

寒い一日でしたが明日からは雪も本降りになりそうですね。雪が積もれば獣の足跡も追えますから銃猟が始まるかも知れません。


京都北山美山町の江和の狩猟チームに数年ぶりに参加する。

2014年11月26日 | 狩猟

以前は江和ランドの猟師小屋に出かけて地元の猟師の皆さんの銃猟に参加させてもらっていましたが数年前に奈良に3年ほど単身赴任で離れて以来今日久しぶりに復帰させてもらいました。

10時から始めるという事で9時前に自宅を出て美山町に、途中ユリベーカリーで昼食用のパンとペットボトルの飲み物を買って今日のメンバーと合流、今日の狩猟地美山町知見に向かう。

今日のメンバーは私を入れて7名(内新人2名、後のメンバーは以前からの4人)に後二人いるのは新聞社の取材の人。

女性ハンターという記事を書くための取材で我々男は付録でした。7人中2名が女性です。一人は元からのメンバー、一人は今日が初猟の若い女性。このチームはもともと男も女も関係ないぐらい女性が頑張っていましたから。

初っ端、2頭の鹿が捕れました。残念ながら私の待ちには出ませんでしたが3人の前に出てオス鹿の一頭は最年長者(81歳)が川で仕留めました。もう一頭は上で仕留められました。

もう一頭出たのですが倒せませんでした(撃ったが当たらなかったという事です、誰とは言いませんが今期のためにライフルを新しく2丁買い替えたそうです)

川で仕留めたオス鹿の内蔵を出す2人の女性ハンター。12月の初めに新聞に載るそうです。

午前の部は終わって一旦江和ランドの猟師小屋に戻り昼食をとり午後は江和の裏山でやりました。

今度の私の待ち場は江和の墓地です。墓地や神社、寺などの宗教施設では禁猟になっていますので墓地の見渡せる下から上に向かって狙うのですが気を使います、誰も見ていませんが曲がりなりにも神主の私が江和のご先祖に見られながら鉄砲を持って獲物を狙う図などは他人様には見せられない格好です。

午後はこの犬たちが獲物を追い出してくれる予定でしたが

まだシーズン始まってすぐでトレーニング不足か? やる気が無いのか? 一時間もしないうちに帰って来てしまいました。

これで本日は終わりました。

やはり、チームでやる大型猟は緊張しますし楽しいですね。最近の猟は檻での害獣駆除が主でしたから狩猟に対する熱も下がり始めていましたから10人近くのチームでアマチュア無線で交信しながらの緊張感は大型猟の醍醐味です。今日は鹿しか出ませんでしたが、これが大きなイノシシが出たとなると緊張の度合いは桁違いです。

雪が降る頃になれば頻繁に出猟の機会も増えますので今年は楽しみです。これからの予定も出猟の前日に携帯メールを送ってくれるとの事で楽しみです。

久しぶりの出猟でアマチュア無線のセットも泥縄式で苦労しました。次の出猟までには感を取り戻しておきます。(アマチュア無線は昔に資格は得ているのですがハムとしての楽しみではなくて山岳遭難救助やモーターボートや狩猟での実用だけで使って来ましたので細かいセットは忘れています。原点に戻ってもう一回勉強し直します。)

小雨は時々降っていましたが寒さもそれほどではなくて楽しい一日が過ごせました。


単管で作る檻・シシの激突に耐えられるか?

2014年11月05日 | 狩猟

いよいよ今月15日からの狩猟解禁に向かって大型の檻を単管で作っています。勿論初体験で単なる思いつきで作っているのです。

縦は3メートルと2、5メートルの単管を繋ぎ、横は2、5メートルの柵を作ってメッシュの5ミリの金網で囲いました。

サンプルも無い、単なる私の思いつきで作っているのですが鹿なら何とか持ちこたえられると思うのですが大型のシシが入ったらよほど早く気が付いて仕留めない限り破られそうです。

勿論今の姿でセットするわけではありません。獣が激突する1メートルくらいの所に外側から単管で補強しますし、シシが穴を掘りそうな内側には鉄芯を打ち込んで掘れなくします。各部もシッカリセットします。今の姿は仮に止めているだけですから。これからが肝心です、入ったらトビラが落ちる仕掛けも完成させなければなりません。

試行錯誤しながらイロイロ工夫して捕獲するつもりです。こんなことで何時も半日を過ごしてしまっています。残り少ない人生まだこんなバカなことに費やしても良いものだろうか?と何時も反省はするのですが根が好きなのですね。

中学生の頃に庭に来る雀をザルで獲る工夫を毎日考えていたことが昨日のように思い出しました。この時も苦心して一度はザルで押さえたのですがつかみ損なって逃げられました。

結局その後雀を捕らえて焼き鳥に出来たのは空気銃を手に入れた中学2年生の時でした。あの頃は空気銃所持には免許も所持許可も要らなかった大らかな時代でした。

あれから60年以上経っても人間は進歩しないものですね?(進歩しないのは私だけか?)

解禁まであと10日、完成目指して工夫の日々が続きます。


解体タワーの威力・一人で楽勝

2014年10月23日 | 狩猟

今回も解体を手伝ってもらう人はいなかったのですが昨日のうちに内蔵を出して吊るしておいた鹿を一人で一時間ほどで解体出来ました。

何時ものコンパネの台の上で解体していた時と違い汚れず、力もいらず、なぜもっと早くからこの方法をやらなかったのか?

チエーンホイストの威力は抜群です。試しにロープで引き上げられるか滑車をつけて試してみましたが40キロ足らずの内蔵を出した獲物でさえ無理でした。

雌の鹿でした、この時期脂がのっています。明後日奈良の福祉施設の人達や大阪からも人が来ますのでバーベキューで皆でいただこうと思っています。

猟の話はこれくらいで 今日は大変いそがしい日でした。

今朝は朝野球の日でした、五時半に目覚ましで起きて風呂に入り何時ものように邸内社や神棚、祖霊舎、お地蔵さんに参拝して6時半には出かけました。

岡崎球場で今期2試合残している試合でした。今日はファースト、2番で出ました。

2回裏、ベンチに妻から電話で「腰を打って歩けない」との電話、犬の散歩で引っ張られて転倒したとの事、スグに帰らせてもらいましたが、何しろ岡崎球場から一時間かかるのです。

チームメートからは「焦って事故でも起こしたら大変だから、落ち着いて」と若い人等に言われて出発、出かけてすぐの交差点で目の前で交通事故を目撃、左折するワンボックスカーが横断歩道を渡っている自転車に衝突、自転車は転倒したが大した怪我にはならないだろうと思いました。

ワンボックスカーの運転手も自転車に乗っていた人も結構年寄りでした。

やはり、年を取ったら注意も緩慢になり注意しなければならないと自分に言い聞かせながら、それでも京見峠を通って最短距離を精一杯のスピードで帰り着きました。

妻も痛がってはいますが大丈夫のようなので昨夜から吊るしてある鹿の解体だけしてしまいました。(昼間の太陽が当たると腐るので)

もう一度風呂に入り着替えて昼食にソバを温め、妻が食べられないというので2人前食って御前通り五条の京都病院に向かいました。

午後で一般診療は終わっていましたので救急のところでレントゲンを撮ってもらいましたが骨折はしていないとのことで一安心です。

最近妻の怪我も恒例になってしまい病院の送り迎えも慣れたものです。当分アッシー君と食事の準備は私の役目になりそうです。


害獣駆除 雨の中とりあえず処分する

2014年10月22日 | 狩猟

お昼前にとなりのジイさん(80歳代)から電話で「オリに鹿が入っとるで」と知らせて下さいました。

雨も降っているのでオリに入れたまま、明日処分しようと思っていたら奥の定住されている方からまた電話で犬の散歩で騒ぐのでオリを移動して欲しいとのこと。

このあたり超過疎地で本来は道からはオリが見えなかったのですが最近土地のの所有者がキレイに草刈りをされてオリが丸見えになりました。

このオリは小さくて毎年タヌキ以外は入った試しがないのですが何時ものことですが入って欲しくない時期に入ってしまうマンの悪さ。

明日に処理しますのでとお断りしたのですが、やはり、迷惑だろうと思い仕留めて家の前の解体タワーに吊るして内蔵だけ出しておくことにしました。

解体タワーに吊るす

先日作っておいた単管の解体タワーを初めて使いました。今日は内蔵を出すだけでしたがコンパネの台の上で解体していた時よりはるかに楽です。

吊るしたまま洗えるので汚れることなく解体出来そうです。

害獣駆除は11月3日まで,15日からは猟期に入ります。

鹿は今が一番脂が乗っている時期です。25日には10人ほど我が家に人が来ますので鹿肉バーベキューなどすればと思っています。

横浜の孫たちにも送ってやります。最近買った冷凍庫が一杯になるまで。


獲物の解体に新兵器(私にとっては)を単管で作る

2014年10月07日 | 狩猟

これまで獲った獲物(鹿、イノシシ)は地面で内蔵を出してコンパネの上にのせて解体していました。

大きな獲物になると鹿でも70キロぐらいになるのでコンパネの上に一人で持ち上げるのは大変でした。

狩猟をする人も少なくなり、解体を全部一人でやるには平台の上でやるより獲物をぶら下げてやる方が楽なことは確かです。

先日も大きな鹿を一人で解体して、次の日足腰がガタガタになってしまいました。

今日午後からホームセンター、コメリに軽トラで出かけて 今度大型の檻のフェンスにするためにメッシュの金網を17枚買いにいったついでに単管とジョイントを買って 写真のような解体作業塔(?)を作りました

解体作業塔

3メートルの単管に1、5メートルの単管をジョイントして交差した上部に丸太を渡し、1トンのチエーン・ホイストを取り付けてこれで獲物を吊り上げながら解体するのです、まさか1トンを越えるイノシシなんかはいません、せいぜい100キロぐらいなら簡単に吊ることが出来ます。

これまで使っていたコンパネの解体台は皮についた泥などを洗い流すのに苦労しましたし完全には洗い流せずに泥が肉についてそれを落とすのにも時間をかけていました。

つり下げ式にしたら皮を先に剥いてしまえるので後は各部位をキレイなままに切り離せるます。

この作業塔は家の前の道に置いているので地元の人は何をするものかはワカルと思いますが、まあ、この家の前を通る人は1日十人ぐらいまででこれから冬場になると山仕事の人もあまり通らなくなるので公道も使い放題です。

これが街中では大変でしょうね? 家の前にこんなものに皮をむいた鹿やイノシシがぶら下がっていてジジイが各種のナイフや包丁を何本も側に置いてニタニタと笑いながら解体していたら、即、警察でしょう。

ヤッパリ、山の中に住んで良かったと。しかし、いつまでこんなことが出来るのか?

今日もホームセンターで前の猟友会会長とお会いしましたが、膝が痛くて害獣駆除にも参加してないとのことでした。

太っておられるので減量しなければいけませんね。とは言っておきましたが減量したからとてすぐには膝の痛いのは治るわけでもありませんが好きなことを長く続けるには何事も健康が第一です。

病が出てから医者にかかるのでは遅いのです。医者にかからなくても良いように日頃から心がけておかなければ好きなことを続けることは出来ません。

この歳になると元気で好きなことが出来るのはもう今日だけかもしれないという気持ちで大切に過ごしたい、サプリメントや得体の知れない健康食品やクスリに頼らないで今日を過ごす生活が大切です。

 


大鹿の解体一人で・疲れで背中が痛い

2014年09月23日 | 狩猟

一昨日に撃って、肚を抜いておいた大きなオス鹿を朝の涼しいうちに解体しようと猟友に電話したら11時頃までには行くと電話(どうせ来ても私がほとんどするので)、日が昇ってくれば暑くてやり切れんので朝7時半頃から家の前に解体台を置いて始めました。

昨夜に肚は抜いているのでその分軽くなっているはずですがそれでも重たい、軽トラの荷台に積んでおいたものを解体台に詰み直すのに夢中で引っ張り上げる、そのためか翌日の今日は背中が痛い。

今の時期の鹿はアブラがのって美味しいと言われています。これまでこの時期の鹿は害獣駆除でも食ったことがないので今回の鹿は試食してみようと思っています。10月4日に旧登攀倶楽部のメンバーが14~5人来るので鹿肉パーティーでもしようと思っています。

思った通り凄い脂でまるでイノシシの肉のように皮の内側に脂の固まりがある、しかし、やはりシシの脂とは少し違いますね。

2時間余悪戦苦闘してやっと解体が終わりが近づいたら手伝いがやって来た。そして、作業している所にも太陽が当たり出して熱くなって来ました。

写真は最近使っているナイフ類です。もともと中学時分のボーイスカウトからアウトドアが好きだったのでナイフは色んな種類のものを持っていたのですが特に最近狩猟と獲物の解体に使うのはこのようなものです。

左端のものは元社員の親戚が販売している狩猟刀をプレゼントしてもらったものです。木の鞘に入っていて腰に付けています。柄の部分を友達に少し加工してもらって握りやすくしています。

この狩猟刀は少し長いので車を運転する時にはつっかえますので5年ほど前に銃砲店で短めの狩猟刀(左から2番目)を買いました。これは軽トラを運転して山中を走り回っている時には邪魔にならなくて良いのですが肚を出す時に肋骨を切るのに短くて力がいります。柄の長いものは車に乗ることが少ない猟には具合がよろしい。

右端の牛刀は皮を剥がす時には抜群の使い勝手です、研げば物凄くキレます。獲物の解体にはこれなくてははかどりません。(これも元社員の贈り物です)

右から2番目は内蔵を出す時に肋骨を切り開くのに使います。先の2本の狩猟刀でも使えますがこの形のナイフが使いやすいと思っています。どちらにしても肋骨を切り開くには力がいります。刃が欠けることもあります。(これも元社員のプレゼント)

右から3本目の小さななナイフは骨に付いた美味しそうな肉を微妙に削ぎ取る時に使っています。(銃砲店で買ったものです)

真ん中のありふれた形のナイフは20年ほど前に友人の一人がアウトドアフェアで特価品のコーナーで1000円で買ったと言ってくれたものです。

このナイフが使いやすいのです、肉を骨から離す時や背身を切り取る微妙な時には役に立っています。研げば良くキレます。

左から3番目の出刃包丁のような形をしたガーバー・サカイ製のものです。このナイフはモモ肉などを切り離す時に使っています。(このナイフがこの中で一番古くから持っているものです)

「バカと刃物(ハサミ)は使いよう」と言いますが、バカは良く使えませんが、確かに用途用途で適した刃物があります。

何より刃物を使う上で大切なことは良くキレるようにして使うことです。使った後次に使う時までに刃物を研いで切れ味を良く保っておくことです。

使いっぱなしでそのまま次の解体に使うと必ず後悔します。

昔、カスタムナイフ作りをしている人からサンドペーパーで刃を仕上げることを教えてもらいました。1500番ぐらいの細かいサンドペーパーでプロ並みの磨ぎが出来ます。

狩猟とは単なる殺生で終わるものではないと思っています。狩猟に限りませんが、狩猟の道具の一部のナイフですが奥が深くて楽しいものです。もう先が短いので深く探求することは出来ませんし、柄でもありませんがやることがあるだけでも幸せだと思っています。

長々と下らぬことを書いてしまいました。歳を取るとクドクなるものか? ゴメンナサイ。

 


横浜からシカ退治のために急いで帰る

2014年09月21日 | 狩猟

関東に来て3日目の今日は横浜の娘のマンションの近くの自然公園に朝から一人で散歩に出かけ朝食後も娘と孫達と2度目の散歩をして,11時半に次男が合流し蕎麦屋で昼食をとっている間に京都北山の我が家近くの林業家から電話が入り、北山杉を鹿の害から防ぐネットにデッカい角が付いた鹿が絡まっているので撃ってくれとの電話が入りました。

今は害獣駆除期間中なので要望に応えるにはすぐに帰って日没までに撃たなければと急いで新横浜から新幹線で帰り、妻に電話して3時45分に新幹線八条口に迎えに来てくれるように頼み、5時前に自宅に着き、鉄砲を持って現場に急行し、まだ日のあるうちに仕留めました。

この山の持ち主に手伝ってもらって軽トラに積むが重い、3段の角の70キロぐらいあるのではないか?

日が暮れる中で処分出来ず明日にすることにして軽トラの荷台に置いておくことにしました。

今年四頭目の駆除です。山主さんに手伝ってもらい写真をとって、明日は前歯を抜いて保存する予定。