諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

土砂降りに耐えてーー!

2020-06-13 11:28:09 | 日記

 

  雲の峰 崩(くず)れ西の端(は) 黒く染む

           鷺群れ白く  風に乱(みだ)るる

                               夢 蔡

  

   沼の中央にある”弁天様”( 小島のこと)は、

   青鷺・白鷺(小、中、大)が、子育ての真っ最中である。

   いま、鷺の夫婦は、食いしん坊の”子鷺”のために、

   2キロほど先で、”蛙・”雑魚”獲りの最中でした。

 

      浅間山から榛名山辺りに立ち上っていた”入道雲”が、

   黒雲となって、崩れ始め、あっという間の出来事ーー!

   横なぐりの強風と激しい雨です。

   狩りの途中の親鷺は、”弁天様”まで帰れません。

   

   巣にいる子鷺たちの事は、運を天に任せるしかありません。

   激しい雨風は、1時間ほど続きました。

 

 

 どうやら雨風は、おさまったようですが、びしょ濡れであります。

 乾くのを待つしかありません。----

 

 お前のところの、母ちゃん・父ちゃんは、まだかねーー

 「見てくれヨ~! 足元の ”小 鷺”の”子鷺”が、頼ってる感じ」ー

 

  「 オーイーー   なんとかしてくれ~

  【子アオサギ】と【子ゴイサギ】の「 助けて~!」の合唱です。

  子アオサギ  「俺が、叫ぶから、お前少し黙っていなー❕」

  子ゴイサギ  「 ってやんで~‼ 親が違うんでェ~#  」

  まこと、 五月蠅いのですが、”生きてる”証拠です。

  

  強い雨風は、一過性であります。

  もう、晴れ間がのぞいてまいりました。

 

  最初に帰ったのは、あまり、遠出をしなった”小鷺”でした。

  それから、他の親たちも、次々帰ってまいりました。

  本日のところ、弁天小島の騒ぎは、一応おさまりました。

  

  鷺の子供達も、後2~3週もすれば、巣立ちです。

  そうして、それなりの試練が、待っております。

    「 頑~張ろう~ 翼を広げ~#」

 

   強き雨に 生きることは 耐ゆること

       葦叢(あしむら)に伏し 過ぐを待ちゐる

                               無 才

 

 

             -----<了>-------

 

  

  

  

 

  

 

 

 

   

 

  

 

 


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