諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

続・花筏

2020-04-07 11:54:43 | 日記

   

     屋形船 乗(の)らでひとりの 花筏    -夢蔡ー

     三密 避(さ)けて 菜の花の道      -武邨ー

 

 寒気団が下がってきて、ここ関東平野北隅は、気温上がらず。

 最高気温 14℃ 北寄りの風やや強し。

 風波に、散った「桜」が、岸辺に寄せられております。

 花筏となって、うねっております。

 

 江戸期、灌漑用に作られた沼は、周 訳2000歩ほど。

 平成の大改修、護岸工事で岸辺は、コンクリートで固められた。

 アスファルトの遊歩道に沿って、桜の並木が作られました。

 

  しかし、-----<  >-である。

  写真 ① 胴(どう)吹(ぶ)きした桜花。徒長も見える。

 

 あれから、早や30数年は、経ったのであります。

 今までは、それとなしに、散策していた。が・・時々~

 桜の幹が太くなるにつれて、根が、アスファルトを、

 大きく割って張り出していることが、気になっていた。

 そして、根のほうも四方が、コンクリート固めである。

 植物の生育条件としては、良くないことは解っていたが~。

 

 今年に限って、いつも見ないところに、”花”が・・・?

 桜は、なにかの信号を発信しているのかもしれないナ~

 

  写真 ② 太い幹から、直接、花が咲いている。

   いかにも、おかしのである。 さらに・・・・・

  写真 ③ 直接、根の部分から、若芽が、吹いている。

 

  葉が先に出るのは、山桜の定番とされておりますが・・

  【染井吉野】の中に流れる、山桜の「DAN」が、

  動き始めているのかもしれません。

 

 写真 ④ 蕾、花は、春の雑草と同時に成長している。

 

 「 胴吹き、ひこばえは黄信号 」=SNS上の孫引き

 (「木の診断と手管理法」ー『木を見る木を読む木と語る」)

  写真① ②のように、太い幹から直接出たのを「胴吹き」

  ③ ④ のように根からの小枝は、「ひこばえ」と言う。

  

  木は、芽吹かずに眠っている「休眠芽」を持っている。

  それを、幹の中に忍ばせている。

  太い幹や根から直接生えてくる”芽”や”花”は、「緊急事態」で、

  その「休眠芽」が、起こされた結果である。

  上の枝が枯れかかっているのか、それとも病気~

  ならば、代わって、栄養補給をしよう。

  その為に、起こされた【芽】なのである。

  言わば、樹勢の劣化、「危機的状況からの脱出】法なのである。

 

  人間の世界も、折から、「緊急事態特措法」が宣言された。

  各自が細心の注意を・・ 気を付けて行動しよう。

  脱出方法が見つかることを、祈るばかりである。

 

 

       -------<了>--------

  

 

 

  

  

  

  

 

 

  

  

 

  

 

 

 


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