諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

早春の賦

2019-02-17 14:12:50 | 日記

 

  沼の面 春寒風に 波立てり

     しらさぎ 芦辺に 身をすくめ居り  夢蔡

 

 日差しは、確実に春のもの。しかし、土手沿いの道は、寒風にさらされている。

 こんな時・・

 ~ 春は名のみの風の寒さや。

        谷の鶯 歌は思えど

    時にあらずと 声も立てず。

        時にあらずと 声も立てず。~#

 この旋律が、頭の中を駆け巡ります。この旋律は、大正2年生まれです。

 平成は、もうすぐ終ろうとしています。

 しかし、まだこの旋律を、頭に刷りこんだんだ人たちは、多いでしょう。

 元号が変わるからと言って、格別の新しいものが生まれるはずありません。

 すぐにでも、真新しい「コト・モノ」が生まれると云う雰囲気作りは,

 如何なものでしょう。

 【 温 故 (知新)】であります。

 歴史を正確に記録し、検証して、それに、立脚することです。

    ------< 付録>-----

 【 ツ グ ミ 】

 ツグミを写真にしたのは、もう何年も前のこと。

 ツグミは、公園の芝生のうえか、田圃の畦で見かけたくらい。

 それが、窓前の木の枝に止っていた。ここにも来ていた。

 自然は、簡単には変化しない。【 約 束 】に通り回っている。

 

             -----<了>-----

 


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