河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

Bohemian Rhapsody

2012年12月27日 | ビンボリッチ計画
Bohemian Rhapsody

ロックミュージック史上における革命的かつ革新的な世界的な曲のひとつ。この楽曲以前まで繰り広げられていた「ロックは芸術か芸能か」論争の幕を引くきっかけとなった楽曲でもある。ボーカルと楽器の完璧なまでのシンクロニシティかつ重厚かつボヘミアンでロッキーな展開。この一曲で古典的クラシックとポピュラーミュージックとのミッシングリンクがようやく世界に表出したといっても過言すぎるほど過言ではない。途中の「ガリレオ」のリフレインがなんでガリレオが出てくるねんとか「ママミア」とかなんでそんな歌詞が出てくるねんという疑念さえ払拭してしまう怒涛の曲展開。終盤に向かってのエコロジーかつ魂の癒しに向かうジェットコースターの減速のようなフェード、心の奥底まで知り尽くしていたかのようなフレディマーキュリー高域ボーカルが聴く者のアイデンティティの確信を揺るがす珠玉の名作である。

Band on the Run

2012年12月26日 | ビンボリッチ計画
Band on the Run

ウィングスの世界的にヒットした最高傑作のひとつにあげられるアルバム。1974年のスマッシュヒットタイトル曲「バンドオンザラン」を含む全9曲。アメリカ発売バージョンでは「愛しのヘレン」を含む10曲となっている。冒頭のバンドオンザラン~ブルーバードへのメロディー展開はポールならではのドラマチックなものとなっている。中でも秀逸な一曲といえるのが「ピカソの遺言」ピカソの遺言からインスピレーションを得たポールが書き上げたといわれるメロウなナンバーがアルバム後半のオブセッションかつシリアスでナローシュールなアルバムコンセプトとあいまって、相乗効果的のグルーブの影響を曲全体に与えているところは注目に値する。後にリリースされた「ビーナスアンドマース」と比較され、どちらが最高傑作であるかの評価は音楽評論家の間でもその意見が対立するところであるが、どちらもあまり聴いてないのでよくわからない。「Band on the Run」とは走っている演奏グループという意味であるが、走っていたら演奏もできないので他人が見たらバンドかどうかは判断できないと思う。

12月24日(月)のつぶやき

2012年12月25日 | ビンボリッチ計画

冬休みの宿題

2012年12月25日 | ビンボリッチ計画
「じゃあ、これから、冬休みの宿題を配ります
プリント1枚ですから、みんな、ちゃんと年明けに
提出してください」

『なぜ何もないのではなく、何かがあるのか』
400字以内で答えなさい

「なんだこれは、さっきの僕の質問じゃないか」

八田二郎はふーっとためいきをひとつついた

冬休み前の教室にて

2012年12月24日 | ビンボリッチ計画
「みなさん、明日から冬休みです。今日は今までの授業の中で
何か質問があったら言ってください。」

「はい、宮沢先生、世界はなぜ何もないのではなく、何かがあるのですか?」

「八田君、君はそんな事ばかり考えて人生を棒にふってきたんですか
中学生にもなって、小学校の教科書を全部買ってきたりして
いったい何を調べているんですか」

「僕は、なぜ、世界が存在してるのかが、それだけが知りたいだけなんです」

「八田君、君は馬鹿じゃないのか、世界が存在してるかなんて
誰にもわかりゃしない、みんな、世界がある、というルールの中で
ゲームのように暮らしているだけだ
中学生にもなって、そんな事もわからないのか」

「僕は小学生の時に、マトリクスの映画を見たせいで
わけがわからなくなったんです
この世界はキアヌリーブスとか誰かの夢の中なんじゃないですか」

「マトリクスを見たんなら、よけいわかったはずだよ
夢の中では、夢の外側のことを見ることも考えることもできない
この世界の中に生きてる人間には
その外側の事は考えることは不可能なんだよ
そんな事ばかり考えていると、60歳になっても
現実をまともに生きる事ができなくなるぞ」