河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

八田八郎物語 9 この国は狂ったのか

2014年07月03日 | 八田八郎物語
「父さん、兵庫県は、いや、日本の国は狂ってしまったのでしょうか?」

「いや、八郎、そうじゃないよ
元もと、政治家や社長や科学者や芸術家というのは
狂った存在だからだ、狂った存在だからこそ
あんな仕事をやってられるのだ
世界中が狂っているのだよ
まともな人間が
戦争ができるように憲法の解釈を変えたり
原子爆弾を落としたり
ミサイルを発射したり
無人島の取り合いをしたり
脱法ハーブを売ったり買ったり
不死不老の細胞を作りだしたり
年に100回も城崎温泉につかりに行ったり
そんな事するわけが無いだろう」

「念のために聞いておきますが、父さんは狂ってないですよね」

「あたりまえだ、わしはまともな人間だ
いつだって平常心だ
ほれ、見てみろ
小さい大名行列がSTAP細胞を籠に乗せて運んでいるじゃないか」

何も無い空間の一点を見つめたまま
父、八田二郎は不気味な微笑みを浮かべていた

押入れの中の又三郎おじさんは相変わらず
まだ山手線でぐるぐる回ったままだった

八田八郎物語 8 八田二郎のたくらみ

2014年07月03日 | 八田八郎物語
「いや、父さん、又三郎おじさんをサナギにしたのは、本当はあんただろう
あんたはオモダカ博士を使って『生命の樹』の細胞を作ろうとした
ギアナ高地登を使って『知恵の樹』の歌を作ろうとした
結局どっちも失敗して、山手線無限ループの秘密を見つけた
又三郎おじさんをもサナギに変えたんだ
昨日は西宮の県会議員を遠隔操作で発狂させただろう」

「八郎、突然何を言い出すんだ」

「そして、今度は、僕をエヴァのテストパイロットにするつもりだろう
父さんのたくらみなんて、まるっとお見通しだ
父さんはみんなを幸せにしようとするふりをしてるだけの
自分の都合だけで生きている
ただのアル中おやじだ」

「八郎、真実をしゃべっちゃだめだ
人は本当は真実なんて聞きたく無いんだから」

突然の八郎の激白に頭の中が真っ白になった八田二郎の目の前には
小さい大名行列が歩いていた

大名行列が西から梅雨前線を連れてくるのだと思った

生命樹

2014年07月03日 | 八田八郎物語
生命の樹(カバラではセフィロトの樹と呼ぶ)とはエデンの園に植えられた樹、その実を食べると永遠の命が得られ、それに加えて知恵の樹の実も食べれば神と等しい存在となり、ゼーレの人類補完計画の元にもなっています。