河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

最後の晩餐とは

2011年02月12日 | ブッダ・コード
ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の正面向かって左にある
食堂(元食堂?)の建物内にある壁画である
食堂は復元されているのかと思ったら
内部は完全改装されて近代的な展示室になっており
入り口は空調のためか二重扉になっている
1回15分25人限定予約制なので、直接現地に行って、見れるかどうかは不明である
入場料は日本円にすると900円くらいだったか
15分くらい前に行って、予約券を入場券に交換する、
予約番号と名前でも予約名簿と一致すればOKらしい
予約券には20分以上前に来いと書いてあるが、朝一番の予約は8時15分で
実際の開館は8時なのでそれ以上早く着いても
ドアを開けると係員に怒られるから注意してください

二重扉は最初の扉内に25人が全員入らないと次の自動扉が開かないので
一時的にガラスの部屋に25人が閉じ込められ、ここで消毒ガスでも吹きかけられて
殺されるのかと思った、後ろから「早くみんな入って」と係員に言われて
家畜の追いたてのようでもあった、そら15分交代なのでしかたないか

絵自体も復元されているとはいえ、かなりボロボロなので
全部塗り替えて「これがダビンチのオリジナルに近い」と言ってしまっても
誰も気が付かないと思う
当時の本物を現在生きてる人間は誰も見たことないわけだし
壁のかなり高い位置にあるので下から見ると絵のパースが部屋に合ってないので
本来は床がもう少し高かったのかもしれない

キリストの左側のヨハネだったかは
ダビンチコードの本や映画のせいか、よく女性といわれるが
他の絵でも中性的な人物に描かれているので
女性というより中性的な雰囲気の人だったのだろう
かばちゃんとかマロンさんのような人か

反対側の別の絵のほうが同時代の作品でもはるかに鮮やかで色もきれいなのだが
知名度ゼロなのでどこにも紹介されていないし残念な気もする
まあ、絵そのものは、ありがちな宗教画なので、
確かにダビンチのオリジナル性と比べると見劣りがする
ついでに、こっちもダビンチの作品かもしれない、と言っておけば入場者殺到なのだが

飛鳥村の高松塚古墳だったかみたいな存在になってる気もする

ダビンチの絵がなんぼのもんや、という気もするのだが、当時やそれ以前の画家とは
確かに手法やセンスが違うので、その当時の新しもん好きには受けたにちがいない

例えるなら、まともな「ドクター中松」か、平賀源内か
たとえが悪すぎか

(掲載画像はニセモノ)