河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

私の詩集:アンモナイトの記憶

2008年05月09日 | blog
巻貝を耳に当てると

遠い潮風の音が聞こえると申します

あれからどの位の時間が経ったのでありましょう

まるで昨日の事のような、それでいて数億年前のような

頭の中の螺旋は無限の回廊へと続いておりまする

深い海のアンモナイトはその記憶のままを

ヒマラヤ山脈へ姿を現すと申します

私は記憶の内側を生きているのか

外側を生きているのか

屋根に座って苔を蹴飛ばしても

答えは見つかりませぬ