河童アオミドロの断捨離世界図鑑

河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

佳作人生

2007年12月22日 | blog
ある分野において、圧倒的に才能の有る人と、全く才能の無い人は、早くに自覚できるので後の人生において失敗が少ない。

問題はその中間の中途半端に才能?が有る人々である。学校のコンクールなどで入賞したり、クラスの人気者であったり、コンテストで佳作になったりする。「ひょっとしてワシは才能が有るんと違うやろか」勘違いが始まり、サラリーマンをやめて、ストリートで歌ったり、フリーのデザイナーになってみたりする。そして有る程度収入も得られるので、中途半端に続けてしまう。

収入が有るのは、自分に才能があるからではなく、誰でもその程度の収入は得られるのである。

で、35歳を過ぎ、やっぱり才能の限界を感じる。再就職を考えるが書類選考で年齢で落とされる。一つの分野での経験年数が無いので何かの専門家にもなれない。

中高年になって考える。今のままやと器用貧乏のただのおっさんで終わってしまう。それやったら最初の会社で定年まで勤めたほうがマシやった。
親の財産が有ったり、蓄えがあれば良いが、無ければ、器用貧乏ではなくて、ただのそのまんま貧乏である。

しかし、時は淡々と過ぎていくので考えているうちにあっという間に老人である
もはや、自分が何をしたかったのかもすっかりボケて忘れている。

自分自身にも半分当てはまっている