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山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

季節に合わせて山菜料理

2020年08月08日 | 山菜料理
 今回も瑞瑞しいミズを山の神様から戴いてきました。
 で、どう調理するかは半分決まっていて半分未定というのがいつものパターン。
 ミズを採ってくる度に、絶対外せないのが『おひたし』です。この美味しさには、他の野菜や山菜とは一線を画す格別なものがあります。この爽やかなシャキシャキがあるから採りに行きます。多分、家族もこれが楽しみで待っています。何が何でも『おひたし』は外せません。
 で、残りの一品だ。
 この山菜、料理のバリエーションは極めて広く、やってみると美味しい食べ方がどんどん見つかっていきます。揚げたり炒めたり、汁に散らしたりと、色々試してみたんだけど、試す度に美味しくて、「自分の腕が上がったから」なんて錯覚に陥ってしまうことも多々あります(多少間違えても美味しいんだから「腕」じゃなくて「素材」だと分かります)。
 下ごしらえをしながら考えたんだけど、この時期、特に食べたいと思うのは、ミズの瑞々しさを生かした料理ですよ。
 梅雨が明けた喜びもつかの間。この夏も異様に気温が高い。それなのに外出にマスクが手放せない。そんな熱中症と感染との間を綱渡りする不安を吹き飛ばしてくれるのは、ミズの爽やか料理でしょう!

 ≪ミズトロロ≫

 下ごしらえの部
 ・ミズの葉と皮を根元に向かって剥いてゆく
 ・根元側に土やひげ根が残っているので、10本ぐらいずつしごき洗いして落とす
 (この説明、以前にもやってますけど、大切なので)
 ・根元の部分だけみじん切りにしていき使用分を確保
 ※根元ほどぬめり、とろみが強く出ます(切るのは後でもOK)

今回は根元部分をザルに集約

 ・それぞれを茹でて水にさらす

この美しさ、いつも感動!


 調理の部
 ・根元のみじん切りはフードプロセッサーで、更に砕く(すり潰すには多かったので)

ボールに移して味付け開始

 ・調味料を加えて和える
 (今回はミズ180gに対して、味噌大さじ1強、みりん大さじ1ぐらい、顆粒だし適量に、塩一つまみ)

よく混ぜて出来上がり(冷やしましょう)

 ご飯にのせて戴きます。

 やっぱり旨い!

 爽やか  暑気払い  おかずいらず

 不思議なんですけど、温かいご飯に冷たいミズトロロが合うんです。
 「ご飯の旨み」「ミズトロロの旨み」「温かさ」「冷たさ」「歯ざわり」「舌触り」・・・、色々な美味しさが口の中でハーモニーを奏でます。

 ミズは、いつでもおいしいけれど、季節に合わせた、より美味しい食べ方を考えていくことが、大切なのだろうな。

 山の恵みに感謝!

 (日記の時系列が少々ズレてしまってます。悪しからず)

 To be continued!