山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

「鯖缶」事始め

2020年08月02日 | 山菜料理
 「山菜汁?だったら鯖缶合うわよ。」
「タケノコ?だったら鯖缶合うわよ。」
「フキ?だったら鯖缶合うわよ。」
なんだか、山菜料理の話になる度に鯖缶との相性の良さについて力説して下さるお姉様方がいる。これが、1人2人ではないんですよ。どうもこの辺では、常識になっているようだ。
 今回のミズ。マタギにしては極めて珍しく、高尚な心持ちで戴いてきた山の幸(何てったってショパン付き)だ。なにか、高尚な料理に使わなければいけないのではないか、という思いも少々あったのだが、台所に並べてしまえば普通の山菜。いつもの通り、山の神様からのありがたいいただき物。高尚も低俗も関係ない。大事なのは、みんなが喜んで食べることだ。
 そうですね。この際、やってみましょう。今回のミズで、鯖缶料理を試してみることにした。

  ≪ミズと鯖缶の煮物≫

 下ごしらえの部
 ・茎の上から下に向かって葉と皮を剥いていく
 ・茎の根元を数本ずつ両掌で挟んで、汚れをしごき落とす
 ※ここまで、いつも通り

 ・鍋の直径に合わせて、長さ調節

沸騰した鍋へ

 ・しっかりと茹でます(5分)
 ※この時期は、かなり太くなっているので

 調理の部
 ・寸切り(200g)

いくら太くなっても瑞瑞しい!

 ・合わせる「鯖缶」も、ほぼ同量です(190gでした)

 ・ミズを中華鍋で炒めてから、ほぐした鯖缶を投入。和えます。

 ・酒、醤油、みりん各大さじ2と顆粒出汁を加えて炒め煮

 ・水分がほぼ飛んだら出来上がり

 試食してみると美味しいですね。(鯖缶の塩分があるから、醤油は減らしていいかも)
 知り合いの皆さんがおっしゃるように、鯖缶と山菜の相性がいいのでしょう。
 汁物、煮物、炒め物、どれもOKですか。
 これは、レパートリーが広がりますね。

 ありがとうね、お姉様方。