hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

駒込付近の坂道①

2021-05-11 05:00:00 | 坂道
『東京の坂、日本の坂』その131。今回は駒込駅で降りて周辺の坂を歩いてみた。駒込駅で降りると目の前に中山道(本郷通り)が通っている。左側に山手線を跨ぐ駒込橋、反対側には渡るが、ここに『妙義坂』の案内板がある。



妙義坂は右手に降る中山道の坂ですぐ脇にある妙義神社に名前を取ったものである。少し歩くと左に妙義神社の近道と書いた案内板があり、左に曲がる。



階段を数段降り、ウネウネと曲がる細い道を行くと妙義神社が現れる。歴史は1300年と古いが、社殿は新しく、お参りをする。



由来は日本武尊が東伐のために通過した際に本陣を構えたと言われていて、その後太田道灌が足利成氏との戦いに出る際に戦勝祈願をしたと言われている。



境内にある末社・道灌霊社には太田道灌公が祀られていて、勝負の祈願には御利益があると伝わる。



妙義神社を後に左に曲がると染井通りに突き当たるがこれを左に歩いていく。ソメイヨシノの里ということもあり、桜並木となっている。この坂道が『染井坂』であり、駒込小学校の向かい側の西福寺にはその名前が刻まれている。



左に曲がると右手に染井稲荷神社、左手には染井の里公園という小さな公園が出てくる。この公園はもともと興銀染井寮という家族用の社宅で今は周辺の人に親しまれる公園となっている。



ソメイヨシノはもちろん、ヤマザクラ、エドヒガンザクラなどソメイヨシノの由来となった桜も植えられている。ただ、桜も青葉となった今では同じようにしか見えないが。(以下、次回)




かのや新橋駅構内店(再訪)〜新橋ランチグルメ

2021-05-10 05:00:00 | グルメ
珍しく忙しいため、駅そばでお昼を済ませることにした。事務所から新橋駅経由でビッグサイトに行く場合には新橋駅烏森口に出る。その出口の手前、駅改札口外にある比較的大きな蕎麦屋『かのや』がある。

蕎麦には特に説明はなく、『生そば』とあるが、うどんは『讃岐うどん』とある。つまり、本来はうどんがメインだが、圧倒的に蕎麦を注文する客が多い。

自販機で食券を買うのだが、2時を過ぎていたので軽く『たぬきそば』+『いなり寿司』という組み合わせにしてみる。私の前でちょうど茹でた蕎麦が終わったのでしばし待たされる。普通は生そばでなく、茹でそばのため温めるだけだが、ちゃんと茹でている。ただ、そのために5分以上待たされ、列は店外に延びたが。

蕎麦が茹で上がるとすぐに私のたぬきそばといなり寿司は登場。茹でたて、しかも熱い出汁だから想定外の熱さである。ここの出汁はやや薄めだが、カツオや鯖節の香りが立ち、シンプルな蕎麦にはちょうど良い。



箸休めにいなり寿司を食べるが、こちらは冷えていてちょうどいい。汗を拭きながらたぬきそばの出汁を半分飲んでご馳走さま。ちゃんとした立ち食い蕎麦(と言っても席はある)を味わうことができた。

かのや新橋駅構内店
港区新橋2ー17ー14
0362285220

りんかい線天王洲アイル駅〜品川シーサイド駅散歩②

2021-05-09 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その303。アイル橋を渡り切ると東品川海上公園、桜が多数植えられており、花をつければ壮観だろう。



ポンプ場には屋上公園もあり、また、ブルンナーが描く可愛らしいウサギのミッフィーの姿を描いた花壇がある。運河側は岩場が残されていて、ネットを見るとシーバスのポイントらしく、釣り好きの方には有名とのこと。ただ、公園からの釣りは実は禁止されている。


公園の入口が工事のため、大回りして天王洲通りに出て、右に曲がる。この辺りはコンクリートの廃材を扱う会社も多い。また、団地や病院や介護施設も多いが、埋め立て地らしく、その割には殺風景なところである。




しばらく歩くと左手に橋が出てくるがこれが大井北埠頭橋、立体交差となっていて、京浜運河を渡ることができる。

階段を登り、まずは首都高速羽田線の上を跨ぐ。この日は交通量は少なかった。



続いて東京モノレールの架橋の下を通過、両側に見通しがきくため、特に羽田空港に向かう下りのモノレールの撮影場所としては最高である。

京浜運河の上も通過するが、これが長い。ここからモノレールの線をみると開業後60年近く経っていることもあり、歴史を感じる。



橋から元の天王洲通りに戻り、左に向かうともう品川シーサイド駅は近い。周囲にはイオン、これくらいしかないのである。







割烹 安兵衛〜日本橋ランチグルメ

2021-05-08 05:00:00 | グルメ
4月〜5月は新緑から葉の色も濃くなり、気候も最も過ごしやすい時期だが、再び緊急事態宣言と元の木阿弥。2年連続で連休は家の掃除と散歩くらいしか過ごしようのない毎日となりそうである。ランチに行こうにも店の休業が多い。

その中でCOREDO室町からすぐのビルの1階に『割烹安兵衛』はランチも元気に営業中。老舗割烹で室町から移転、店の建物は新しいが、明治16年の創業とのこと。

日替わりランチは今日は鯖の味噌漬け定食。他にも天ぷら定食、おでん定食、刺身定食などあるが、大体同じ値段。しかし、今日は思い切って『かつ重』(税込1000円)にしてみた。

店の作りは小上がりが1つ、ボックス席が2つ、あとは7〜8人座れるカウンターという構造。店全体では100席あるらしい。私はカウンターの端に座る。まずはおしぼりとお茶が出てくる。1人客も多いが男性2人という組み合わせが多く、不思議に1人が天丼を頼むともう1人も天丼を頼むケースが多い。まあ、中華料理などでは相手方の汁物が早く出てきて、こちらはチャーハンを長く待たされ、相手方のラーメンが冷えることを気にするということがままあるからだろう。

5分ほどして私のカツ重が到着、ほかに味噌汁、漬物、小鉢(切昆布とちくわの煮付け)が付いてくる。まずは味噌汁を一口、吸口が三つ葉、豆腐と麩の味噌汁だがこれが美味い。

お重を開けるといっぱいのカツ、真ん中辺の一切れをがぶり、厚みがちょうどいい。揚げたてではなく、しっとり系だが、米が進んで止まらない味付け。やや甘めではあるが、箸が止まらない。

添えてある小鉢や漬物も箸休めにちょうどよく、特に黄色い沢庵はどうしてこんなにカツ重に合うのかと思ってしまう。最近はカツ丼やカツ重をやや回避していたが、月に一度程度はやはり食べたくなる。

あっという間に腹一杯、ご馳走さまでした。なお、お隣の日替わりも中々うまそう、刺身定食もよさそうである。

割烹安兵衛
中央区日本橋本町2ー3ー2
0332412855



駒場東大前付近を散策①〜水仙粽を買いに行く

2021-05-07 05:00:00 | グルメ
今年も水仙粽を求めて富ヶ谷にある岬屋さんに行く。京王井の頭線駒場東大前駅で下車、西口に向かう。駒場東大前駅は1965年に駒場駅と東大前駅が統合されてできた駅のため、それほど大きくないが、名残として東口と西口が存在する。

駅を降りるとすぐに東大の坂下門はあるのだが、正門以外はコロナ禍のため、閉鎖されていて大回りするしかない。戻るように坂を登り、左手に旧駒場駅ホームがあった踏切を越すと右手に道が分かれる。



通称駒場通りを歩いて行くのがだが、高級住宅地で旧郵政の社宅以外は立派な門構が立ち並ぶ。トーテンポールが立つ家、バラのアーチがある家、1区画が大きい。パス通りに突き当たるとこれを右に曲がる。通り沿いにはベニバナトチノキ(紅花橡の木)が並木として植えられている。



5月はこの木の開花時期であり、ピンク色の大ぶりなぶどうな房をひっくり返したような花がついている。日当たりの良し悪しにもよるが、並んでいると壮観である。



次の道を左、さらに次の道を右に曲がると『岬屋』さんに到着する。京都仕込みの職人さんがいて東京では珍しい、葛を材料にした水仙粽(ほかにも水羊羹が入った羊羹粽もある)を作っている。店頭には『本日は全て売り切れました』の文字、予約だけで完売してしまうのである。もちろん私は予約している。



今年も水仙粽を手に入れることが出来た喜び。家に戻っていただくが何重にも包まれた笹の葉、剥くと半透明な葛餅に似た粽が現れる。甘みも控えめ、口当たりもちょうど良い弾力があり、とにかく美味い。私にとって端午の節句は鯉のぼりでも武者人形でもなく、水仙粽なのだ。



(羊羹粽)
今年もこの味を確かめられたことに感謝。5月9日までは作っているとのことでした。
岬屋
渋谷区富ヶ谷2ー17ー7
0334678468

りんかい線天王洲アイル駅〜品川シーサイド駅を散歩する①

2021-05-05 05:00:00 | 鉄道
『鉄道シリーズ』その302。新しくできた駅にはカタカナが入るものが多い。山手線の新駅『高輪ゲートウェイ』、地下鉄銀座線の新駅は『虎ノ門ヒルズ』。



しかし、りんかい線はカタカナ駅がたくさんある。大崎、大井町の次は品川シーサイド、天王洲アイル、東京テレポートと続く。このうち天王洲アイル駅から品川シーサイド駅にかけて歩いてみることにした。



スタートは国際展示場前駅から。ゆりかもめの東京ビッグサイト前駅から歩くと結構遠い。エスカレーターを降りて花壇の前を通るが、チューリップは葉っぱだけが残る。花はないなあとみていると大きな『花』という漢字のオブジェ。思わず笑ってしまう。



国際展示場駅から2つ目、天王洲アイル駅で下車。ここはまさに天王洲アイルの中心にあり、東京モノレールにも乗り換えることができる。



駅を降りるところには天王洲公園が広がり、野球場が2面もある。うち一面では草野球の練習中であった。




1塁側を歩いていくと水門が見えてくる。天王洲運河にある天王洲水門で運河に作られた水門のため、波も殆どない。



ここから対岸の東品川海上公園まで結ぶ人道橋がアイル橋。美しいフォルムのバスケットハンドル型ニールセン・ローゼ橋で橋長は100mある。橋の真ん中あたりから見ると目黒川の河口を望むことができる。



反対側には東品川橋、天王洲アイルの中心を走る道路であり、通行量は多い。(以下、次回)




怪獣酒場でランチ〜新橋ランチグルメ

2021-05-04 05:00:00 | グルメ
新橋で昼となった。新橋駅前ビル周辺の店はかなり行き尽くしたとは思いつつ歩くと、以前から気になっていた『怪獣酒場』というお店があったことを思い出した。入口が奥まったところにあるため、メニューを見ることもなかったが、スパゲティナポリタン、シーフードカレーなど普通の洋食メニュー。これならと入店した。



入って見ると席は十分に空いている。真ん中には大きなポットスチル、名前に蒸留所と付くだけのことはある。私はポットスチルの周りの席に着いたのだが、周囲を見渡すと壁にはバルタン星人をはじめとする円谷プロの怪獣たち(実はそれ以外の怪獣の名前は知らない。)のステンドグラスやミニチュア。

流れているビデオも怪獣ものばかり。我々の世代にはファンも多いはず。ただ、ここにはウルトラマンもウルトラセブンもいない、あくまでも主役は怪獣なのだ。

ランチメニューはカレー、スパゲティ、オムライス、ミックスフライなど。私はチキン南蛮ランチ(850円)を注文した。

待つこと7、8分。出てきたのはたっぷりとタルタルソースのかかったチキン南蛮の他にライス、スープ、そしてバルタン星人のハサミ型をした陶器に入ったサラダ。



チキン南蛮の味付けはやや酸っぱめ。鶏のムネ肉を使っていてヘルシーではあるが、量はたっぷり、ライスはおかわり可能だから十分なボリュームである。



ウルトラマン世代のわたしには中々興味を惹くシチュエーションだが、後から入ってくるのは若い人、特に女性が多く、おじさんはいない。



かなりの怪獣好きらしく、しきりに写メを撮っていた。怪獣がこんなに若い世代に人気があるとは。ご馳走さまでした。怪獣マニアは是非来てみて下さい。



怪獣酒場 新橋蒸留所
港区新橋2丁目東口地下街1京急ショッピングプラザウイング新橋
0362285355

Laviewに乗りました。

2021-05-03 05:00:00 | 鉄道

『鉄道シリーズ』その301。パレオエクスプレスに乗って秩父にやってきたが、帰りは西武鉄道が誇る新型特急Laview(ラビュー)に乗車することにした。

ラビューは2019年デビューした西武秩父〜池袋(一部は西武球場〜池袋)を結ぶ新型特急車両。コンセプトは“LuxuryなLivingのようや空間、Allowのような速達性、大きな窓から移りゆくView“である。

実物を見ると先頭車は丸い曲面ガラスを使った柔らかいフォルム、外装の塗色は銀一色で車内はレモンイエローに統一されている。



車内は座り心地の良い一列4名掛けのゆったりとしたシートを使い、新幹線の上を行くようなインテリアを実現。

最も驚くのが座った時に膝の高さまで外から見えるほどの窓、このため、自然光で車内は大変明るくなっている。他にもゆったりとしたリクライニング、1人1つのコンセント、広々としたエントランス、常識破りの車両である。


座ると前面に途中停車駅が4ヶ国語で表示され、液晶面も大きい。西武秩父からは横瀨、飯能と停まるが、ここまでは後ろに進む。飯能で逆編成のため、方向を変えて入間市、所沢に停車後、池袋に到着。乗り心地は最高、あまりの心地よさにじっくり乗り心地を楽しむ予定が、ついついうとうととしてしまった。飯能の次は所沢だが、所沢〜池袋の利用者が多いのには驚いた。



所要時間は1時間23分、平均時速は55km/hとあまり早くはない。せっかくの流線型がもったいないが、山岳路線もあるため、やむを得ないかもしれない。因みに京成スカイライナーは成田空港〜上野を平均時速92km/hに比べるとかなり残念ではあるが、カッコいいんだからいいと思います。





福しん 水天宮T-cat店〜日本橋ランチグルメ

2021-05-02 05:00:00 | グルメ
地下鉄半蔵門線水天宮前駅は渋谷駅から進行方向後側に出ると水天宮あたりに出るが、前側に出ると箱崎エアーシティターミナルに直結している。先月のスタンプラリーで立ち寄った際に2階に中華食堂なオープンしたことを発見した。

今回、水天宮前駅に昼前に降りた際にこれを思い出し、行ってみることにした。店は『福しん』、あまり知らないチェーン店なのだが、値段が安い。単品ならラーメン390円、餃子200円、チャーハン460円だから日高屋レベル。これがエアーシティターミナルの2階中央部にあるから有難い。

何を食べるか悩んだが、結局、今月のおすすめである『ピリ辛チャーシュー麺+半チャーハン』(600円+250円)をオーダー。

これが出てくるのも早い。チャーシュー麺から頂くがほんのりラー油の浮いたラーメンには厚切り炙りチャーシューが3枚、ボリュームたっぷり。

チャーシューから食べたがホロっと壊れる柔らかさ、味もかなりいい。麺は自家製麺らしく、手揉み麺とアピール、コシがあってしっかりとしている。スープは辛味が効いたやや甘め、全体としてバランスがよい。

半チャーハンは作り置きだが、作ったばかりのようで熱く、適度にパラッとしている。さすがに旅行客よりこのターミナルで働く人が多く、ボリュームのある料理を大盛にするのが目立つ。



また、フロアの人も多く、リーダーがしっかり目配りをしていて待たされることはない。机の上にはPayPayなどのバーコードもあり、これを見せるだけで会計も終了。便利な食堂であった。ご馳走さま、十分満腹です。



福しん水天宮前T-cat店
中央区日本橋箱崎町42ー1箱崎エアーターミナル2階
0362062088

『つくばい』『ひこばえ』を知っていますか?

2021-05-01 05:00:00 | 日記
『改めて日本語を考える』その29。クイズ番組を見ているとつくづく知っているようで知らないことに気がつく。今回は園芸や植物にまつわる言葉のほんの一部に触れてみたい。




まずは『つくばい』である。よく日本庭園に行くとあるものですが、上の写真のうち、どれが『つくばい』か分かりますか?

正解は①、つくばい(蹲)の字を見るとわかるのだが、訓読みすると『うずくまる』と読む。茶室の庭に設えられている日本庭園の添景物で露地に置かれていて、茶室に入る前に蹲って手を洗う手水鉢のことを言う。

次に②は石灯籠、茶園に置かれているが元は寺社にある灯籠が由来で当初は献灯と言われて宗教的なものであったが、今はもっぱら鑑賞目的で置かれている。

③はししおどし(獅子威)。これは見たことのある人が多いと思うのだが、元々は田畑を荒らす鳥獣を威嚇して追い払うために使われた装置類の総称。このうち、そうず(添水)が水力により自動的に音を発生させる装置で真ん中に支点を作り、上向きに開放した竹筒に水を入れる。水が満杯になると重みで竹筒が頭を下げ、水が溢れてからになるのだが、竹筒が元に戻る際に支持台に設えた石を叩き、音が出る。
ただ、漢字の通り『獅子』つまりライオンを脅すのではなく、本来は『鹿』脅しである。

今度は庭園とは関係なく、植物の話。『ひこばえ(蘖)』は植物のどんな形状か分かりますか?
これは昨年秋に京都醍醐寺にお邪魔した際、台風で大きな被害を受けたお話を聞いた。門の中には杉や松の巨木が林立していたが、2018年9月の台風で2000本位が被害を受け、やむなく切り倒したのである。しかし、そこから2年が経過し、切り倒した切り株から新たな芽吹きがあり、それも成長し始めていた。この芽吹いた状態を『ひこばえ』と言う。



さらに稲刈りをした後、稲刈り後の株に新しく再生した稲が生えてくるが、この稲のことも『ひこばえ(孫生)』という。ただ、正式には『櫓(ひつじ、ひつち)と呼ぶらしい。もともと多年草的な性格を持ち、熱帯などでは繰り返し収穫するのだが、日本ではせいぜい家畜の餌になる程度である。

『つくばい』や『ひこばえ』のように聞いたことはあるが、意味のはっきりわからない言葉は意外に多いものである。