hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

投手心理

2014-06-05 06:34:27 | 日記

久々に野球ネタ。6月3日の阪神vs楽天戦を見て悔しがらなかったり、残念がらない阪神ファンは皆無であろう。少なくとも9回表が始まるまでは。ただ、その裏に色々あったことは試合を見ていないとわからないので追ってみた。

それまでの試合の流れは完全に阪神にあった。7回表に緒方を敬遠して満塁策を取り、投手のメッセンジャーを打席に迎えたが、則本も疲れていたのか四球を出して先制点が阪神に。さらに8回表はヒットの鳥谷を1塁に置き、ゴメスが2ランと効果的に3点を取る。ただ、スポーツ紙には出ていないが、7回は1死満塁で上本が併殺打、8回はHRのあと連打が出て2死1、3塁になったが、鳥谷凡退と2回もチャンスはつぶしているのだが。

ここまでは前置き。9回表は楽天が3人目に昨年育成から上がった宮川がマウンドに。背番号はなんと90番。1死は簡単に取る。そこで阪神は108球・被安打1のメッセンジャーを打席に送る。まず、クローザーの呉は『今日のメッセンジャーなら俺のでばんはないな』と思ったはずである。一方、メッセンジャーの投手心理は『この打席は簡単にアウトになって次の回の投球にそなえよう。』と思っていたはず。しかし、宮川はボールコントロールできず、一回も降らないのにストレートの四球。この時解説者の田淵幸一は『どちらにも痛い四球ですね。こういう時はベンチが離れたところで3回振れと指示しなくては。』と言ったが、これが後で大事になる。この後、上本も四球で1.2塁になるが、大和が内野ゴロで1、3塁に。ついていないのは3塁にメッセンジャーが残されたこと。さらに次の鳥谷は内野ゴロで長い間ランナーとして出さされ、投球練習なしで9回裏のマウンドに登る羽目になる。

そして9回裏の楽天はまず西田のポテンヒットで無死1塁、代打の後藤に3ベースを打たれ、失点。ランナーを3塁に残し、クローザーの呉の登場。この後、ボーカーに犠牲フライを打たれ、1点差になるが、ランナー無しになる。聖沢も簡単にアウトとして2死でランナー無し。その後は内野安打、四球、タイムリー2塁打でサヨナラ負けとなるわけだが、ここで内野安打を打った岡島を抑えられなかったのが、最大の敗因。

ただ、その前に気持ちがいったん切れ、その修復前に登板した呉。不要な四球を選んだばかりにリズムの狂ったメッセンジャー、ベンチは彼らに何もできなかったのか。さらに最後の場面で捕手を新人の梅野を使い続けたベンチワークにも疑問を感じ、この敗戦は何か引きずりそうな予感がする。

また、もし宮川が楽天側のベンチワークでメッセンジャーに四球を出したのならば大したものだが、まああのコントロールではそれはないだろう。
唯一の救いとすると翌日は阪神が藤浪の粘りもあり、9対1で完勝したことかも知れない。ただ、ここで前日のことをすぐ忘れるから阪神はなかなか進歩しないのかも。


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