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赤い実の話。お正月には千両を飾るが、現在、庭にはたわわに千両が赤い実を付けている。ただし、野鳥の餌がなくなるこの時期は網をかけないとあっと言う間に鳥たちのバイキングレストランに化してしまい、一夜でほとんどの実を食べられるため、我が家の千両は網の下。
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しかし、三鷹農協では冒頭の写真のごとく、千両が赤い実を付けて色鮮やかに咲いている。
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花の少なくなるこの時期にはなぜか赤い実を付けた木が多くある。まずはナンテン(南天)、先日訪れた芝離宮でも多くが赤い実を付け、葉も赤くなり、中々美しい。
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三鷹農協にもナンテンはいくつも売られていて、小さい木にも赤い実はたくさん付いている。小さいので3000円、大きい木は1万2000円くらいで売られている。
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ナンテンに似ているのがソヨゴ(冬青)、モチノキ科の常緑樹である。
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ナンテンと異なり、赤い実には柄があり、小さなサクランボのように成る。ソヨゴも実がたくさんつき、美しい。
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さらにホーリーというヒイラギ(柊)の一種にも小さな赤い実が葉の間に点在して可愛らしい。小さな木では実もまとまってつくが、近所の大きい木では葉と葉の間に実がなっているように見える。
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花のない寂しく、鳥の餌が少ない時期だけに植物も赤く目立つ実を付けて、鳥に食べさせ、子孫繁栄を狙うためにこの寒い時期には赤い実が多く成るのかもしれない。
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