hokutoのきまぐれ散歩

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仙崎駅と特牛駅〜山口県・無人駅

2018-09-13 05:00:35 | 日記

『鉄道シリーズ』その218。夏の旅行の際にはレンタカーで移動するにもかかわらず、必ず駅を訪れる。駅はいくつも行くが、その中でも選りすぐりの2駅。もちろん、他にも駅には行っていて、今回立ち寄ったのは美祢駅(美祢線)下松駅(山陽本線)門司港駅(鹿児島本線)などである。

最初に紹介するのは山陰本線仙崎駅、この駅は長門市駅から2.2kmの仙崎支線と呼ばれる盲腸線の終点である。

現在は6往復ディーゼルカーが走っているが、うち1本のみが長門市止まり、4本はそのまま美祢線に乗り入れて厚狭駅まで、1本は山陰本線経由で下関駅までとあたかも美祢線の延長のような扱いながら、所属は山陰本線なのである。

仙崎駅は1930年に美祢線の貨物支線として開業、その後、山陰本線全通に伴い1933年に山陰本線支線に編入された。元々は仙崎港で陸揚げされる水産物の運搬が中心であったが、戦後は仙崎港が大陸からの引き揚げ港として活用されたため、引き揚げ者らを各地に送る列車も運行された歴史がある。

現在は一面一線のホームがあるのみのレトロな駅だが、この駅舎は金子みすゞの資料館を併設するために改装したものである。(資料館は記念館開設に伴い、案内所に模様替えされている。)日中訪れると人は全くおらず、閑散としている。

これは12時45分発の下関駅行が出た後は16時27分まで列車が来ないからだが。線路の先は行き止まりになっていて、中央部には金子みすゞのパネルが展示されている。

ただ、観光列車の始発駅でもあったため、無人駅とは思えないほど掃除が行き届いていた。

次に訪れたのは山陰本線の難読駅特牛駅である。難読駅にも及位駅(奥羽本線)、放出駅(学研都市線)、壬生川駅(予讃線)、愛子駅(仙山線)など数多くあるが、この駅もかなりレベルが高い。読み方は『こっとい』、海と山に囲まれた静かな無人駅である。

バス便もあるため、角島への玄関口となってはいるが、人がほとんどおらず、また、秘境駅特有の駅ノートも完備されていた。

開業は1928年と今年で90周年、一面一線だが、今は使われていない貨物ホームの跡が残されている。駅を訪れた際には9時3分の長門市行が来たが、乗る人も降りる人もなく、野次馬の私だけがホームに立っていた。


ちなみに駅名の由来はメス牛の方言『コトイ』から来たという説と日本海の入江『琴江』から来たという説がある。


因みに無人駅ながら今回回った両駅ともスタンプがあったのは嬉しかった。
(ちなみに前出の難読駅はいくつ読めましたか?全て読めればかなりのてっちゃん。答えはのぞき、はなてん、にゅうがわ、あやし、でした。)

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