hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日高本線廃駅を巡る〜夏旅2023⑥

2023-08-18 05:00:00 | 旅行
夏旅2023⑥、襟裳岬を離れて再び海岸沿いの道を走る。帯広駅から来た時に使った帯広広尾道も苫小牧方面向かう際に使う日高道もかつての国鉄広尾線と日高本線に並行して走る。鉄道を廃止してせっせと自動車専用道を作るのは鉄道ファンとしては複雑な気分である。



襟裳岬付近の公共交通機関はJRバス(道南バスと共同運行)日勝線で広尾〜襟裳岬〜様似は3往復、ちなみに広尾〜様似を120分で結ぶ。バス停は白い教会のような造りで山本コータローが歌った『岬めぐり』のバスは今もちゃんと走っている。

また、様似〜浦河〜三石〜静内の鉄道代替バスも5往復あり、様似〜静内を120分で結んでいる。



まずは日高本線旧様似駅を目指す。日高本線は2015年1月に厚賀〜大狩部で路盤が高波により流出、この復旧に多額の資金が必要となるため、2019年に廃止が決まり、2021年4月1日に鵡川〜様似間116kmは廃止された。



様似駅は日高本線の終点であり、今も駅舎はそのまま残され、バス停も前に設けられている。また、駅舎に面したあたりの線路は残されていて再びディーゼルカーがやって来そうであった。



旧浦河駅はまだ取り壊されてはいないが、跨線橋も今にも壊れるかと思われるほど損壊、中心駅だった面影はない。



静内駅は対照的で、綺麗なまま保たれ、バス営業所も併設。駅舎内にはお土産物屋やサクラユタカオーの原寸パネルも置かれ、地元の人に多数会った。ディーゼルカーは来ずとも街の中心である。

ただ、これ以上廃駅を巡るのは相方に難を示され、今夜の宿泊地新冠を目指す。新冠の道の駅『サラブレッドロード新冠』にはレコード館も併設、また、ハイセイコーの銅像や新冠産の名馬のプレートなどが飾られている。



競馬の知識がほぼない私でも知っているキズナ、ナリタブライアン、ビワハヤヒデなども新冠産馬であった。(以下、次回)