人形町には焼き鳥丼を出す店が多い。というのは焼き鳥屋がランチとして出すことが多いからだが、やはり炭火でもくもくさせながら鶏を焼いて出来立てを供してくれる店が美味いのは当たり前である。
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その中でベスト3を挙げると『おが和』『江戸路』『久助』だろう。1番人気は『おが和』でランチは常に行列、確かに美味い。しかし、それに負けないのが本日お邪魔した『久助』さんである。
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ランチのメニューは『焼き鳥重』(1100円)の一択のみ。しかし、店に入ると『ご飯は普通で二膳ちょうど、中は僅かに多く、大は大盛、小は控えめですが、どうしますか?タレは多めにしますか?』と聞かれて常連は『中、タレ多め』と注文する。私も中タレ多めにした。
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待っているのは1分くらい、それはカウンターの中で燻されながらご主人が切れ目なしに鶏ももを炙っているからでそこからは分業制。ご飯を注ぎ、鶏を乗せ、タレを掛けて、味噌汁、漬物を乗せて出すからである。
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すぐに重箱の蓋を返し、粉山椒(七味唐辛子もある)を掛けて準備万端、実食となる。鶏の下には海苔が敷いてあり、たっぷりとタレがかかっているのが嬉しい。
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焼きたての香ばしい鶏肉を一口、しっとりとしてタレが染みており、もちろん柔らかい。
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味噌汁の具はトロロ昆布、やはり丼とやってくる汁物はアツアツ。しかし、出汁がよく効いていて美味い。
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鶏肉はやはり少し焦げて、カリッとしている鶏皮がら美味い。ご飯が進むが、日本酒でも間違いないあてとなりそう。
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漬物も黄色い沢庵2枚、しば漬けというオーソドックスな組み合わせ。
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おひとり様の客が多く、カウンター席はどんどん混み始める。左隣の2人連れはずっと仕事の話をしていて箸が進まない。早く熱いうちに食べるに限るなどと余計な心配をしているうちに完食。お茶を頂き、早々にお店をでました。ご馳走さまでした。
久助
中央区日本橋人形町2ー21ー11
0336395409