まんえん防止措置が終了したが、飲み会と言ってもせいぜい週1回、学生時代からの飲み友達Tくんと差し飲みをした。2年ぶりの飲み会はコロナで2回も延期、ようやくという感じ。
飲み会は四谷三丁目駅から1分の『日がさ雨がさ』、エレベーターで7階に上がり、ドアが開くと入口。左手に小上がりがあり、ここで夜景を見ながら飲み始める。
最初は小ビールで乾杯。お通しは塩揉みの野菜、ホタルイカの沖漬け、スナップエンドウ。季節感が溢れている。特に沖漬けはほろ苦い醤油味がビールによく合う。
日本酒は悩みながら、花陽浴(埼玉県)の薄濁り。ワイングラスでもらうが、立ち上る華やかな香りを受け止めつつ、上品なやや甘さも感じる味を堪能。
ツマミは名物信州サーモンの刺身、脂が乗っていて美味い。同じ魚を使った炙りもあるが、こちらも旨いだろう。
さらにアンチョビポテト、一癖あるが、よくある塩辛いものとは一線を画す旨味。
続いて大なめこの天ぷら、塩で頂くがぬめりはほぼない。信州産なのか、爽やかな香りがした。
酒は豊賀(長野県小布施町)に。酸が立ち、フルーティだが、味わいもしっかり。鶏の唐揚げ甘酢あえはボリューミー、大きめの一切れが周りはサクッと、中はジューシーに揚がり、ネギの浮いた酢がしっかり締めてくれる一品。
生酒の松尾(長野県信濃町)、すっきりとしているが、するっと入り過ぎる。さらに井之頭(長野県伊那市)、純米で一口目は爽やかかなあと思うと意外に辛口でしっかりした味、長野県産米の山恵錦を使っている。
腹も膨れてきたので5種のクリームチーズ盛り合わせをお願いする。ニンニク、塩昆布、酒粕、味噌漬け、アンチョビとそれぞれしっかり特徴のある味、クラッカーに乗せても美味い。同じ発酵食品のためか、チーズ×日本酒もイケる。
さらに根知男山(新潟県)、信州亀齢(長野県信州中野市)を野沢菜を食べながら頂き、お開きに。楽しい宴会となりました。
ご馳走さまでした。本当はトマト鍋が名物だが、2人ではやや量が多い。とにかく美酒佳肴のお店、いつ来てもいい店である。トマト鍋は次回のお楽しみ。
日がさ雨がさ
新宿区四谷3ー9ー11四谷サンコービル7階
0332260267