『切手シリーズ』その84。前回に引き続き1964年10月10日に発行された東京オリンピックの切手図案の今を巡るシリーズの3回目は40円切手は国立代々木競技場第一体育館。1964年のオリンピックでは水泳会場として使われた。丹下健三による設計で2本の主柱により天井を吊り下げる極めて特殊な構造を持っており、内部に柱はなく、観客が集中して競技を観戦できるように工夫されている。
因みに今回のオリンピック終了後には第一、第二体育館とも重要文化財に指定される予定。
2021年のオリンピックでもハンドボール、またパラリンピックではバドミントンと車椅子ラグビーのそれぞれの会場として使われる。
駅舎が新しくなったJR山手線原宿駅から明治神宮入口の前を通り、歩道橋を渡ればすぐのところに入口がある交通至便な地にある。向かい側には代々木公園、渋谷寄りにはNHK放送センターなども隣接している。
この大きな体育館も歩道橋から見ると全景が見ることができる。もう事前準備として観客が開場前に並べるように鉄柵などが作られているが、無観客試合となればこれも無駄となってしまった。