『鉄道シリーズ』その255。駅のスタンプ④、前回は廃止や3セク化された駅のスタンプだったが、今回ももう押すことができないスタンプの話。
(スタンプノートから)
国鉄時代に『スタンプ』は駅にあっただけではない。というのはかつて国鉄航路があり、就航している船にもスタンプが搭載されていた。青函連絡船には十和田丸、摩周丸、羊蹄丸、松前丸、大雪丸、津軽丸、八甲田丸の7隻が就航していて私は都合3往復乗っている。
まずは津軽丸、スタンプには54年8月26日とあるからかれこれ40年前になる。船のスタンプは2種類ある。一つは船のスタンプ、もう一つは船のマークのスタンプで必ずイルカがいる。
帰りの船は十和田丸。54年9月9日である。
次が大雪丸で55年2月24日でこの時は釧路のタンチョウをはじめ、北海道の3白を巡る旅であった。
帰りの船は55年3月2日、前年と同じ十和田丸である。
3回目は行きが摩周丸、57年1月23日である。
帰りの船は八甲田丸、帰りの日付はこのスタンプのみないが、2月中旬だったと思う。
他にも当時は宇高航路(宇野〜高松)、仁堀航路(仁方〜堀江)、大島航路(大畠〜小松、周防大島)、宮島航路(宮島口〜宮島、現存)があったものの、スタンプがあるのは宇高連絡船の讃岐丸、阿波丸、伊予丸、土佐丸の4隻のみであった。このうち私が乗船したのが阿波丸、56年3月頃である。
片道なのは帰りは珍しい仁方〜堀江航路に乗り、呉線で広駅近くにあったユースホステルに泊まったため、宇高連絡船は1つしかない。
また、他にも国鉄パスの営業所にスタンプがあったケースもある。
(えりも岬駅)
(休屋駅)
(桜島港駅)
こちらはスタンプノートにもスタンプの存在すら書いていない。他にも色々あり、また、公式ではなく、駅(営業所)独自のものも含まれているだろう。