前にもこのブログに書いたが、我が家の斜め向かいには素晴らしいお庭のあるお宅があった。春にはモクレンやボケ、ウメなどが咲き、夏にはジャスミンが咲いていい香りがした。しかし、主である奥様がなくなり、売りに出され、あっと言う間にお庭は重機で更地に。そして約半年、庭だった野原にはエノコログサなどの雑草に混じり色々な花が咲き始める。
その中でひときわ目立つピンクの花、何だろうと調べてみた。クレオメという熱帯アフリカ原産の一年草で日本にやって来たのは明治初期らしい。別名を『フウチョウソウ(風蝶草)』『スイチョウカ(酔蝶花)』とも言うが、なるほどオシベが長く、花びらが風に舞う蝶のように見えるからその名前が付いたようだ。
可憐な花で、また、花の咲き始めは色が濃いピンクまたは紫色に見えるが、徐々に白っぽくなっていく。風に舞っている姿は美しい。
一年草で種を蒔くと日がさせば良く咲くようなので種を取り、来年は我が家で咲かせてみることにしたい。