『ぶらり橋めぐり』その52。今回の奥多摩湖に来た最大の目的は『浮き橋』を渡ること。色々な橋を渡って来たが、ドラム缶橋とかつて呼ばれた橋にやってきた。
奥多摩湖から青梅街道を10分ほど走り、峰谷橋のたもとの駐車場に車を止め、峰谷橋・馬頭トンネルを歩くと小河内神社のバス停があるが、その横に下る階段がある。確かに対岸まで浮き橋があるのが見える。
正式には『麦山浮橋』、実は奥多摩湖にはもう1つ『留浦浮橋』があるからだ。階段を降りて早速橋を渡るが、確かに樹脂製のフロートをつけた板が繋げられただけの橋でもちろん湖面と同じ高さ。
そのため、ボートに乗っているような錯覚さえする。フロートの中央部は揺れないが、継ぎ目はかなり揺れる。中央部でかがんで湖面を見ると湖面を渡る風か心地よく、中々面白い。対岸まで行くが、このあたりは釣り人も。浮き橋はやはりそろそろと歩くため時間がかかる。
もともと、奥多摩湖が誕生した際に対岸との交通手段として地元民のために作られたもので、最初はドラム缶を繋いだだけの橋であったため、ドラム缶橋と言われていた。今も風が強いと安全面で問題があるため、閉鎖される。少し前のブログとフロートの形が変わっており、浮き橋も進化を遂げているようだ。
たぶん、因幡の白うさぎはこんな風にワニの背中を渡ったのだろうか。浮き橋初体験は楽しかった。