hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

新京成電鉄(2)

2015-02-27 05:00:04 | 日記

鉄道シリーズ その93。新京成電鉄(2)だが、滝不動駅で降りたところから。滝不動駅は高架駅だが人気がない駅で地図や表示も少なく、ただ、不動尊は右側とのみ、階段を降り、線路に沿ってやや広い道を右に曲がる。iPhoneを持っていなければ決して辿り着けないだろう。次の信号を右折して10分くらい左右に立派な農家が並ぶ道を歩くと正面に御滝公園が現れる。


さらに先に行くと公園の裏に寺の入口があった。正しくは御滝不動尊金蔵寺、創建は1423年。寺の由来は『能勝阿闍梨が通りかかった際に今の境内付近が夜も明るくなるほど輝いていると村人がいうので、21日間護摩業をすると夢枕に円仁が立ち、自らが彫った不動明王像がこの地に埋まっていると言った。これを知って掘るとその通り木像が表れ、さらに掘った後から水が湧き出し滝となったという伝説がある。これを機に御滝信仰が起こり、庵を作り像を祀ったが、金蔵を置いたため金蔵寺』という。



本当かどうかは分からないが、立派な本堂があり、鐘楼代わりの山門をくぐると滝が流れている。ただ、下にはバケツで水を受けてはいたが。


お参りをしてまた15分かけて駅に戻るが、その名を付けた場所ならば、せめて駅に地図くらいあればなあと思う。

10分間隔のため少し待って松戸行きに乗る。鎌ヶ谷大仏駅までは3駅、立派な駅で自動販売機が電車のように塗装され、子供は喜ぶだろう。


駅を降りて右方向に3分位歩くと鎌ヶ谷大仏は鎮座している。この大仏は1776年に鎌ヶ谷に住む福田文右ェ門が先祖の霊の冥福を祈るために作った私物の大仏であり、今も福田家が所有して墓地の中にある。高さが1.8m、台座も入れて2.3mと大仏というには些か小さいが、こじんが持つものならばこんなもんかと思う。



しかし、私人が建てた大仏が駅名になるとはさすが新京成と感心。東京の真ん中にあったらがっかり名所になりそうである。


鎌ヶ谷大仏駅から松戸行きに乗るともうあまり楽しそうな駅もなく、23分で松戸に到着。さすがに八柱駅を過ぎると街中になり、乗客もかなり増える。最初と最後は普通の私鉄、あとはローカル私鉄なので準大手私鉄なのかも知れない。最初から最後まで乗っても44分、お散歩にはいいと思う。