hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

東急大井町線

2014-09-12 06:12:58 | 日記

鉄道シリーズ その78。今回は東急大井町線。この線は名前が無くなったり、復活したりと紆余曲折を経て来た線である。

経路は大井町~溝の口の間12.4kmを結んでおり、途中、旗の台で池上線、大岡山で目蒲線、自由が丘で東横線、二子玉川で田園都市線と東急の主な線のうちで接していないのは多摩川線(多摩川~蒲田)、世田谷線(下高井戸~三軒茶屋)くらいなものである。(二子玉川~溝の口は田園都市線と並走)急行も走っておいるが、綺麗に大井町~旗の台~大岡山~自由が丘~二子玉川~溝の口と乗り換え駅のみ停車する。


この線は1927年に大井町~大岡山が開通、開通時から大井町線と呼称していた。1929年には大岡山~自由が丘が開通し、自由が丘~二子玉川間の二子玉川線を統合し、大井町~二子玉川を大井町線として全線開通した。しかし、1963年に溝の口~長津田の着工を機に大井町線を田園都市線に改称、大井町線の名前は一度消滅する。

その後1966年に長津田まで、1968年につくし野まで、1972年にすずかけ台まで、1976年につきみ野まで延伸した。その後、1977年に新玉川線開業後、二子玉川から先を渋谷から新玉川線と直通運転にして田園都市線と変更、大井町~二子玉川は大井町線として14年ぶりに前の名前が復活した。

その後、溝の口まで運転区間を伸ばし現在に至っている。

車両は主に急行用の6000系と各駅停車用の8500、9000系が運用され、特に後者は『大井町線』というステッカーを貼り、他の線と乗客が混同しないように工夫されている。

地味ながら東急各線を縦に結ぶ大切な役割を持った線で、しかも自由が丘や二子玉川といった一流の住宅地を結ぶセレブな線でもある。