蝸牛(かたつむり)
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冬生まれのきみは
ぬいぐるみのようにかわいい
歩きはじめは
まるで蝸牛のように
手足を出す姿が
角だし槍だし~の姿を
想像させて 大笑いしたっけね
今では~スッカリ超美人に
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スローな歩みを消さないで
蝸牛(かたつむり)の
「かた」は「潟」、陸(おか)を意味します
「つむり」は「つぶり」が変化したもので
巻貝を意味するそうです
「でんでんむし」は
「出よ出よ、むし」が
「ででむし」→「でんでんむし」と
変わったものだそうです
「まいまい」は
「舞え舞え」または「巻き巻き」が
変化したものだそうです
~舞へ舞へ かたつぶり 舞はぬものならば
馬の子や牛の子に蹴させてむ
踏み割らせてむ
まことにうつくしく舞うたらば
花の園まで 遊はせむ~「梁塵秘抄」
梅雨のころ
アジサイに葉の裏にへばりついていた蝸牛
最近あまり見なくなりましたね
古くから親しまれた蝸牛の
ゆっくりした歩みこそ
いまの時代
見直したいことなのかもしれませんよ
これも童謡になって親しまれた歌があるのに
最近は歌われてないような・・・
雨のときはこの歌をよく歌った気がします
ゆったりと雨の日こそすごせたらと思います
でんでんむしそのものを見ないとわからないしね~
身近な生き物をそれとなく観察したり、
共に生活する生き物として知っていた本の少し前まで
最近は・・なんでも間でも駆除してしまい・・
自然体系が壊れて・・殺伐としている現代。
単に歌だけではない・・大きな問題があるね。