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青葉闇(あおばやみ)
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その人は 幾千の羨望を浴びながら
どこか苦しそうな 微笑を見せた
光りが強くなるほど 闇は濃くなる
闇の深さは きっと誰にもわからない
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青葉闇(あおばやみ)
夏の木立は青々と茂りますが
葉を茂らせたぶんだけ
木の下は光が通らず
昼でも暗く感じます
この暗さをいいます
「下闇(したやみ)」「木下闇(こしたやみ)」
「木の暮れ」「木暗し」「茂り」なども
同じ意味で使われます
太陽が照りつけるところと
木陰の明暗の差で
一瞬目がくらみ、闇に入ったかと
勘違いする気持ちや
ひんやりとした空気
土の湿りなどへの驚きを表現するのに
最適な言葉で、自然の森のほか
お寺や神社の杜などの
うっそうとした樹木の表現に用いることが多いのも
その情景をよく表しているからでしょう
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