その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

青葉闇(あおばやみ)

2007年05月18日 | Weblog

青葉闇(あおばやみ)

***

その人は 幾千の羨望を浴びながら

どこか苦しそうな 微笑を見せた

光りが強くなるほど 闇は濃くなる

闇の深さは きっと誰にもわからない

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青葉闇(あおばやみ)

夏の木立は青々と茂りますが

葉を茂らせたぶんだけ

木の下は光が通らず

昼でも暗く感じます

この暗さをいいます

「下闇(したやみ)」「木下闇(こしたやみ)」

「木の暮れ」「木暗し」「茂り」なども

同じ意味で使われます

太陽が照りつけるところと

木陰の明暗の差で

一瞬目がくらみ、闇に入ったかと

勘違いする気持ちや

ひんやりとした空気

土の湿りなどへの驚きを表現するのに

最適な言葉で、自然の森のほか

お寺や神社の杜などの

うっそうとした樹木の表現に用いることが多いのも

その情景をよく表しているからでしょう


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